- 化石セブン【HOME】
- 化石販売
- その他の化石の販売
- 哺乳類
- メリコイドドンの化石販売
- パーフェクト!抜群の保存状態。いち早く寒冷化に対応したメリコイドドンの顎化石(Merycoidodon culbertsoni)。
パーフェクト!抜群の保存状態。いち早く寒冷化に対応したメリコイドドンの顎化石(Merycoidodon culbertsoni)。/【ot1575】
日本全国送料0円 この商品について質問する 探して欲しい商品がある
SOLD OUT 売却済み | スマホ向けサイトのトップページはこちら
こちらは新生代第三紀中期に、北米で繁栄していたメリコイドドンの顎の化石です。※現在は絶滅しています。
御覧ください。パーフェクトと言っても過言ではないほどの保存状態。
この不思議な歯を持つメリコイドドンとはいったいどんな生物だったのでしょうか。現世の生物で例えるならば、犬と羊の中間の見た目を持つ生物でしたが、生物学的にはラクダに近かったようです。
メリコイドドンの最後のドンは歯を意味します。メリコイドとは”反芻ができる”という意味。つまりメリコイドドンとは反芻ができる歯の意味なのですね。
反芻をご存知でしょうか。現世のウシやラクダは反芻を行います。一度胃に収めた植物を再び口内に戻して噛み再び飲み込みます。これを繰り返すことで、植物の硬いセルロースを効率的に分解できます。また複数の胃に棲んでいる微生物を培養することもできました。つまり、反芻とは、少ない植物の栄養を目一杯効率的に利用する方法と言えるのです。
その反芻をできる、と考えられていたメリコイドドンですが・・・
実は反芻をすることはできなかった、というのが現在の通説です。名前とは逆の実態だったというわけですね。
メリコイドドンが繁栄しはじめたのは地球全体が徐々に寒冷化を迎えていた頃です。植物食動物にとってはエサの奪い合いの時代に入っていたとも言えます。メリコイドドンはこの立派な歯で硬い植物を食べることができたため、生存競争を生き残ることができたと考えられています。
この立派な歯をもって、一時代を築いたと言えるでしょう。
しかし、現世のウシやラクダのような反芻が実際にできるグループが現れ始めたため、植物を効率的に栄養として取り入れることができないメリコイドドンは徐々に優位を築けなくなり、最終的に絶滅していしまいます。
その意味でメリコイドドンは、一時代の前の植物食動物ということができるでしょう。
新生代第三紀中期のニ千万年間の長きに渡り、寒冷化にいち早く対応したメリコイドドン。
象徴とも言える顎と歯が完全に保存された見事な標本です。
前歯から奥歯まで完全に保存されています。
顎奥から撮影。
両歯ともに保存されています。
100円玉との比較。下顎と思われます。
商品スペック
商品ID | ot1575 |
---|---|
年代 | 新生代第三紀(6600万--260万年前) |
学名 | パーフェクト!抜群の保存状態。いち早く寒冷化に対応したメリコイドドンの顎化石(Merycoidodon culbertsoni)。 |
産地 | Brule Formation, Nebraska, U.S.A. |
サイズ | 8.7cm×4.2cm×4.1cm |
商品解説 | パーフェクト!抜群の保存状態。いち早く寒冷化に対応したメリコイドドンの顎化石(Merycoidodon culbertsoni)。 |
この商品を購入されたお客様のお声
メリコイドドンの下顎の化石、状態が良くブタの下顎によく似ています。草食のままでは、反芻ができなければ絶滅したこともうなずけます。
愛知県/男性