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これまでで最大の個体!仕入れ困難な人気標本を思い切ってこの価格で。古生代のウミサソリ、ユーリプテルス・レミペス(Eurypterus remipes)のパーフェクト標本/【ot1567】
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こちらはいつも仕入れに苦労する古代のウミサソリ、ユーロプテルス属の標本です。ユーロプテルスはコレクターの間で人気が高く、お客様から頻繁に在庫確認のご連絡をいただきます。ディーラーであっても、上質な標本を入手するのに苦労する標本です。今回、カーブ計測で19センチという大変立派な個体を入手することができました。これまで取り扱った中で最大の個体です。しかも、ほぼ全体が残った上等品です。
目のソケットが残されており、またユーリプテルスの名前の元になった大きな腕(パドル)を確認することができます。
現在ではウミサソリは絶滅して存在しません。4億年以上も前の古生代シルル紀に実在していたウミサソリの本物化石です。
目のソケットが頭部の中央に寄っていることから、地中に潜って上方を伺っていたのかも知れません。
欠損のない体節。12個すべて残されています。
ユーリプテルスをはじめてウミサソリの特徴はこの長い尾。
先端は急激に絞れており、節もなくなります。この尾先に毒が仕込まれていたのかは現在のところ不明とされています。
尾部の関節がかなり柔軟に曲がることが伺えます。
この尾先の大きさを御覧ください。成体の立派な標本です。尾先が横にカーブしていますが、遊泳する際には、縦方向に使いくねらせることで推進力を得ていたという研究もあります。方向舵としての役割もあったのかもしれません。
厚みは3センチ弱。強度の心配は不要です。
カーブ計測で19センチの標本。いかがでしょう、この大きさ。なかなか手に入らないサイズです。
ニューヨーク州の化石として認定されるほど人気がある化石です。カナダの一部の地域とニューヨーク州以外では手に入らない標本です。
このダイナミックな動きを感じさせるポーズも魅力的です。
100円玉との比較。こうして縦にして飾るのが最も迫力があります。繰り返しますが、これまで取り扱った中で最大の個体です。
商品スペック
商品ID | ot1567 |
---|---|
年代 | 古生代シルル紀(4億4600万 -- 4億1000万年前) |
学名 | これまでで最大の個体!仕入れ困難な人気標本を思い切ってこの価格で。古生代のウミサソリ、ユーリプテルス・レミペス(Eurypterus remipes)のパーフェクト標本 |
産地 | New York, U.S.A. |
サイズ | 本体カーブ計測19cm / 母岩含め全体20.6cm×12.6cm×厚2.9cm |
商品解説 | これまでで最大の個体!仕入れ困難な人気標本を思い切ってこの価格で。古生代のウミサソリ、ユーリプテルス・レミペス(Eurypterus remipes)のパーフェクト標本。厚みがあり、平置き展示で最も安定します。 |
ウミサソリとは?
こんな怪物が海にいたら、海水浴できません!
史上最大の節足動物、古生代からこんにちは、海のスコーピオンキング ”ウミサソリ”
ウミサソリとは、古生代初期の、カンブリア紀5億年前に登場し、デボン紀3億6千万年前の大量絶滅まで生き延びた、海の怪物です(ペルム紀まで生きたと言う説もあり)。もちろん現生には生きていません。
画像「ウミサソリ」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.or
しかし、このウミサソリという名前から分かるように、見た目は現生のサソリにそっくりなのです。海と陸の違いはありますが。
そして、もっと大きな違いは、そのサイズ。
実は、地球史上最大の節足動物
現生のサソリはせいぜい10-20cm程度のものですが、ウミサソリは、なんとっ!最大で2.5mにもなった、というから、腰を抜かしてへたり込んじゃいます。2.5mといえば、ライオンと同じサイズですっ。ライオンならまだかわいいですが、見た目はサソリそのまんまですから、まさに恐怖を体現するような怪物です。
当時の海は怪物だらけだった
ウミサソリが存在していたオルドビス紀やデボン紀といえば、まわりは化物だらけの、パラレルワールドですから、このくらいのアンリアルな姿をしていて、やっと時代とマッチしていたといっても言い過ぎではありません。
たとえば、ご存知、三葉虫。1万種類以上のバラエティがあり、かつ、奇奇怪怪なその姿は現生ではありえません。アンリアルです。
たとえば、ダンクルオステウス
最大で10mにもなる、とんでもない化物魚です。この魚の凄みは、中世の甲冑のような装甲板で覆われたボディです。思いっきりバットで殴られてもビクともしないような強力な防御能力を持ちながら、同時に、一説によればティラノサウルスよりも強いとされる噛み力を持つ、という怪物ぶりです。史上最強の魚の一つと言われています。アンリアルです。
画像「ダンクルオステウス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.or
このようなモンスター達に囲まれていたのですから、ウミサソリのアブノーマルさも納得というものです。
5大絶滅の1つ「デボン紀の絶滅」でウミサソリも絶滅?
ちなみにデボン紀後期の水中生物の大量絶滅で、このようなモンスターたちは地球から一掃されてしまいますが、ウミサソリを現実に目にしていると、地球の懐の深さを手に取るように感じさせてくれます。
画像「ウミサソリ」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.or
ウミサソリは、浅海に存在し、一部は陸に上がっていた、と言う説もあります。現生のサソリのように尾に毒を有していたのかは不明ですが、近くに寄ってきた魚などを鋭い手や尾などを駆使して、捕食していたのでしょう。2.5mともなると、どのような相手が捕食対象となったのでしょうか。浅海ともなれば、同時代に存在した三葉虫も捕食対象となっていたのかもしれませんね。
ウミサソリの子孫は?
ウミサソリの系統については、諸説あります。見た目から現生のサソリの祖先であったと言う説やカブトガニの祖先となった、と言う説があり、どちらも確定しているわけではありません。ウミサソリは300種類ほど確認されており、最も有名でよく知られているのが、ユーリプテルスです。
ユーリプテルス(広い翼)は現在のヨーロッパや北米の浅海に生息し、オスとメスが存在し、平均で20cm以下、最大で1mを超える大物がいました。広く横に伸びた翼のような手が特徴で、尾の先端のとがり具合といい、まさにウミのサソリそのままの形をしています。
スペインバルセロナの博物館 画像「ウミサソリ」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org