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極めて希少、初期のウナギとエビが同居したプレート化石。白亜紀初期、レバノン産。/【ot1563】
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最初に申し上げます。これはとても希少な逸品です。左側が白亜紀前期に棲息した初期のウナギ、エンチュライオン(Enchelion)の化石です。そして右側のエビが、カルポペネオス(Carpopenaeus)です。
レバノン産のエビのカルポペネオスのほうは比較的、採集されやすい化石ですが、左側のウナギのエンチュライオンは極めて希少で、マーケットに出回る数量も非常に少ない、まさにレア品というべき標本です。
エンチュライオン(Enchelion sp.)は中生代白亜紀前期に棲息していた、初期のウナギです。白亜紀中期に入ると、徐々に数を減らし絶滅しました。
一方、こちらのカルポペネオス(Carpopenaeus)はレバノンの化石産地として名高いHjoula近くの海洋鉱床(きめの細かい石灰岩質)からよく採集される生物の一つです。
こちらはエンチュライオンの頭部です。産地Hjoulaでは、古くは18世紀から化石の研究が進められてきました。その研究から、当時生物が棲息していた環境は、浅海の温暖な海であると分かってきました。
残るべき骨は全て残った、というほど状態の良い標本です。
ウナギの小骨まで保存されているのがお分かりいただけることでしょう。
極めて上質な化石です。レバノンでは海洋性生物の化石が多く採集されますが、その中でも、ウナギの化石は非常に希少です。ほとんど目にする機会がないのは偶然ではありません。
エンチュライオンの食性については定かではありませんが、おそらく、小型の虫や甲殻類、プランクトンなどを捕食していたと考えられます。同じ地層から、虫やエビなどの甲殻類が発見されています。
実際、この化石標本からも立派なエビや小さな虫の痕跡と思しき化石を見ることができます。同じ母岩に、エンチュライオン、エビが存在している標本は、それぞれ1点ずつコレクションするより、はるかに価値の高いものです。
現世のウナギのほとんどは動物食性の活発な捕食者であることから、初期のウナギも同様の性向を有していたのではないかと考えられます。
100円玉との比較。非常に希少な初期のウナギ、エンチュライオンの極めて上質な化石です。同時期に生きていたエビ、カルポペネオス(Carpopenaeus)が同居するマルチプレート標本です。繰り返しになりますが、同じ母岩に、エンチュライオン、エビが存在している標本は、それぞれ1点ずつコレクションするより、はるかに価値の高いものです。
商品スペック
商品ID | ot1563 |
---|---|
年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | 極めて希少、初期のウナギとエビが同居したプレート化石。白亜紀初期、レバノン産。 |
産地 | Hjoula, Lebanon |
サイズ | 本体カーブ計測 エビ9.7cm ウナギ12.8cm 母岩サイズ15cm×10cm×厚0.7cm |
商品解説 | 極めて希少、初期のウナギとエビが同居したプレート化石。白亜紀初期、レバノン産。 |
この商品を購入されたお客様のお声
私自身、ウナギが大好物です。鰻屋なら名古屋の"うな富士"、東京の"尾花"がお気に入り。本標本の出品が土用の丑の日に近かったこともあり、しかもまだ今年は食べていないという心の飢えも相まって、気がつけば無意識のうちに購入ボタンを押していました。エビ化石もかねてから欲しいと願っていましたので、ウナギと同居しているのなら、これはぜひ手に入れねばと急いで手続きを済ませた次第です。この標本は絶滅した初期のウナギ化石ということもあり、現代のウナギが絶滅危惧種に指定されていることを考えますと、色々と感じ入るものがあります。一方で、このままでは鰻屋が先に息切れしてしまい、日本の食文化が廃れてしまうかもしれないとの懸念もあります。これほどまでに鰻が高価になれば、遅かれ早かれ日本人の嗜好からは遠ざかるために、自ずと保護的な色が増してくるのでは…とも思えます。鯨やイルカの漁もそうですが、上手な道が拓けることを願ってやみません。私にとって化石とは、現代や世相を映す鏡であり、多くの示唆をもたらしてくれる存在であるように思えてなりません。
福岡県/男性
エビ(海老・蝦)とは?
エビは、節足動物門・甲殻亜門・エビ目 Decapoda に属する動物のうち、ヤドカリ下目とカニ下目を除いた分類群の総称。
大型のエビを海老と書き、小型のエビを蝦と書く、という説があるが、決まったルールはない。