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古代のカブトガニ。もう少しで20センチ!保存状態良好!ドイツ・ゾルンフォーフェン産ビッグなメソリムルス(Mesolimulus)の全身化石。/【ot1562】
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こちらは化石の世界的な名産地、石灰岩の白い母岩で有名なドイツ・ゾルンフォーフェンで採集された古代のカブトガニ、メソリムルス(Mesolimulus)の全身標本です。
本体直線計測で20センチ弱。メソリムルスのなかでも、非常に大きな個体です。しかも、欠けたところがなく、全身が真っ直ぐに伸びた良質品。
母岩も広くカットされていて、本体が伸びやかな印象を受けます。母岩、横27センチ、縦25センチ。
メソリムルスは古代のカブトガニです。すでに絶滅していますが、現世のカブトガニと密接な関係があると考えられています。産地のゾルンフォーフェンでは、メソリムルスの足跡(這いずり痕)が発見されました。当初、十字の形をした跡だったため鳥あるいは翼竜のものではないかと疑われましたが、徐々に、それがこの節足動物のものであることが解明されました。足跡の研究から、メソリムルスが夜に昆虫などを狙って捕食行動をとっていたと考えられています。
メソリムルスは現世のカブトガニとよく似た外形を持っています。殻の部分には凹凸があり、化石にもそれが残されています。カブトガニの歴史は非常に古く、今からおよそ4億4千万年前(古生代オルドビス紀)に現れました。現世のカブトガニが生きた化石と言われるのはそのためです。
外に広がるフリルも現世のカブトガニ、Tachypleus属と共通の特徴です。そもそもカブトガニはどういった生物かご存知でしょうか。現世属であるTachypleus属は日本国内(瀬戸内地方、九州北部地方)にも棲息していましたが、生息環境の著しい悪化により、現在では生息数が激減しています。自然に棲息するカブトガニを目にする機会にはほとんど恵まれないのが現状です。
カブトガニは分類学的には鋏角類に属します。クモ、サソリなどと同じグループというと意外でしょうか。鋏角とは、口器の周りに位置する2つの鋏(はさみ)状のことで、クモやサソリ、そしてカブトガニも有しています。従いまして、名前に「カニ」が付くものの、カニとは直接の関係はありません。またその見た目から同じ節足動物である三葉虫に近い存在と目されていましたが、現在では否定されています。
こちらはカブトガニの象徴的な部位である尾。
剣の先のような形をした尾。先端まで残されています。現世のカブトガニの尾先には毒性は確認されていません。闘争のための武器の役割よりも、むしろ、反転時に起き上がるための補助、遊泳時の舵取り、などに使われることが一般的のようです。
ちなみに鋏角については軟体部側に付いているため、、化石としては残ることはほとんどありません。
ラージサイズの標本ならではの迫力があります。威風堂々たる標本です。
裏面。ゾルンフォーフェンの石灰岩は美しい。まさに白ジュラ。
この尾(尾剣とも言います)は体幹部と強力につながっており、強い力を発揮できたと考えられます。
この角度での展示も良いですが・・・・
この角度も良い。皆さんはどちらが好みでしょうか。100円玉と比較してください。いかにこの標本が立派であるかおわかりいただけるでしょう。
個人的には微差でこの角度のほうが好みです。ゾルンフォーフェンの数ある化石のなかでも、希少性と人気を兼ね備えた古代の絶滅カブトガニ、メソリムルス。本体20センチ近い、ビッグサイズの標本です。
商品スペック
商品ID | ot1562 |
---|---|
年代 | 中生代ジュラ紀(1億9500万 -- 1億3500万年前) |
学名 | 古代のカブトガニ。もう少しで20センチ!保存状態良好!ドイツ・ゾルンフォーフェン産ビッグなメソリムルス(Mesolimulus)の全身化石。 |
産地 | Solnhofen, Germany |
サイズ | 本体最長部19.7cm 母岩含め全体27.4cm×25.5cm×厚1.4cm |
商品解説 | 古代のカブトガニ。もう少しで20センチ!保存状態良好!ドイツ・ゾルンフォーフェン産ビッグなメソリムルス(Mesolimulus)の全身化石。平置き展示が最も安定します。 |
この商品を購入されたお客様のお声
申し込んで丸2日、速いので驚きました。貴社は、本部が広島市西区とのこと。私は、実家は山口県萩市ですが、中学/高校と6年間、広島で下宿(寮)生活しましたので、当時が懐かしく想い出されました。さて、化石は、カブトガニもアンモナイトも、なかなかの存在感のあるもので、書斎の本棚に飾りました。
千葉県/男性
メソリムルスとは?
生きた化石の代表格 カブトガニの祖先 メソリムルス
オドルヴィス紀(約5億年前)から現在まで生き続けている生きた化石です。おおよそ2億年前から現在の種とほとんど形を変えていません。
カブトガニは甲殻類ではなく、カニよりはクモに近縁です。幼生は三葉虫に似ていると言われ、実際に三葉虫と系統的に近いと思われたこともありましたが、今では否定されています。
中生代の大量絶滅を生き延びた!
ジュラ紀の海といえば、海洋での魚類と、海洋で暮らす爬虫類(魚竜、首長竜など)が最も成長した時代です。イクチオサウルスやエラスモサウルスといった巨大な魚類や爬虫類が跋扈していました。恐竜やアンモナイトは滅びてしまいましたが、カブトガニは生き残りに成功しました。当時の大絶滅を乗り越えるなんて、すばらしい生命力の強い生物なのでしょう。
画像「メソリムルス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org
現在のカブトガニは絶滅危惧種
環境省のレッドデータブックでは、絶滅危惧I類に指定されています。
名前の由来
メソリムルスは、中生代ジュラ紀後期に現在の地中海沿岸に存在した古代カブトガニです。mesoは中間、Limulusはカブトガニを表します。中生代のカブトガニに由来します。
波打ち際でたわむれる現代のカブトガニ
非常に高い希少性
現生のカブトガニとよく似ており、ドイツ・ゾルンフォーフェンで発見される化石として大変希少です。数が出回らないため、コレクターの間で大変人気があります。
太く長く伸びた尾が特徴的で、身を守るために使用したのではないか、と考えられています(この尾が明確にあるかどうかで、化石の価値が上下する一因になっています)。 また、体部の後ろ半分に細かい棘があり、防御のために役立てられたと考えられます。