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チャンスプライス!モロッコ産絶滅ウミユリ、サイフォクリナス・エレガンス(Scyphocrinus elegans)の化石/【ot1559】
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こちらは古生代シルル紀のウミユリの化石、サイフォクリナス・エレガンスです。ウミユリとは、5億年以上前に海中に現れ、現世まで生命をつないでいる生物で、その種類は絶滅古代種を含めると大変な数になります。地上にいる我々、人間は直接目に触れる機会が少ない生物ですが、深海ではウミユリを含むクリノゾアは確固たる地位を築き上げています。繰り返し訪れた地球規模の大絶滅に乗り越え、なおも現世の海中に存在する、生きた化石として知られています。
とはいえ、このサイフォクリナスは古生代デボン紀を最後に地球上から姿を消しました。いわゆる絶滅古代種です。サイフォクリナス・エレガンスの特徴は、なんといっても大きなクラウンから伸びる長い触手です。エレガンスという種小名があらわすように実に優雅な外形をしています。
こちらはクラウン。ウミユリは茎、クラウン、触手からなる動物です。名前からすると、海に生えているユリ科の植物を連想しがちですが違います。れっきとした棘皮動物です。触手を使い、海中のプランクトンを捕食し、クラウンに引き込んで消化します。
こちらがクラウン。
そして、こちらが茎。この茎を岩盤等の安定物に固着させ、クラウンと触手を海中に漂わせていたと考えられます。
茎、クラウン、触手が素晴らしい状態で保存されています。
少なく見積もっても3体から4体の個別の個体を確認できます。
こちらは横になった個体あり。
こちらが茎。ウミユリは種類によっては触手を起用に動かすことで、海底を這い回ることができます。現世のウミユリが”歩く”姿を捉えた貴重な映像をみることができます。ご覧になりたい方は「Crawling Crinoid」で検索してください。
クラウンはこのような硬い組織で守られています。クラウンの上部は触手に囲まれていますが、奥に口があり、そこからプランクトンなどを取り込んむことで食餌をしていました。U字の腸管を通じて、口の横にある肛門から排泄する構造になっています。
エレガンスの種小名にふさわしい芸術的な逸品です。
こちらは裏面です。ウミユリの断片が散見されます。
100円玉との比較。スタンド置きでもっとも見栄えがします。
商品スペック
商品ID | ot1559 |
---|---|
年代 | 古生代シルル紀(4億4600万 -- 4億1000万年前) |
学名 | チャンスプライス!モロッコ産絶滅ウミユリ、サイフォクリナス・エレガンス(Scyphocrinus elegans)の化石 |
産地 | Morocco |
サイズ | 本体最長部21cm(直線距離) / 母岩含め全体 20.8cm×18.7cm×厚3.5cm |
商品解説 | チャンスプライス!モロッコ産絶滅ウミユリ、サイフォクリナス・エレガンス(Scyphocrinus elegans)の化石 |
この商品を購入されたお客様のお声
念願のサイフォクリナス入手できました。高額でなかなか手を出せなかったのですが、今回は即決でした。母岩の色も気に入ってます。手にとってマジマジ見ると繊細でエレガント!と同時に脆さも良く分かります。遥かな時を超えて、良く私の元に届いてくれたものです。ありがとうございます。
熊本県/男性
ウミユリとは?
ウミユリ(海百合)は植物ではありません!
「ユリ」の名前がついているために植物だと思われがちですが、実際はヒトデやウニと同じ棘皮(きょひ)動物の仲間です。各国の海(深海)に棲み、体長は35~50cm。
棘皮動物とはechinoderm というギリシャ語由来のラテン語を直訳したもので、 echinoderm とは echinos (ハリネズミ)のような derma (皮)を持つものという意味です。
さまざまなユミユリ 画像「ウミユリ」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org
ウミユリ(海百合)は生きた化石
ウミユリ(海百合)は、オウムガイ、シーラカンス、ラブカ、カブトガニ、アロワナなどと同様に生きている化石として大変有名です。
現生のウミユリ 画像「ウミユリ」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org
ウミユリ(海百合)の特徴のその腕
ウミユリは根や茎のように見える支持体と、花弁のような腕を持っています。長く伸びたその腕で海中のプランクトンなどを捕らえ、餌としています。
ウミユリ(海百合)の化石は希少で価値が高い
ウミユリの化石が多く見つかるのは、約2億5000万年前の地層である。5億年以上前の地層から出土した例もあるという。ウミユリの体は脆弱であり、全体に骨格が小さな節に分かれているので、それらがばらばらになり、全形をとどめないことが多い。ばらばらの節だけが堆積した石灰岩も見られる。