- 化石セブン【HOME】
- 化石販売
- その他の化石の販売
- 節足動物
- ウミサソリの化石販売
- 極上品。体長(カーブ計測)16センチ超え!古生代のウミサソリ、ユーリプテルス・レミペス(Eurypterus remipes)のパーフェクト標本
極上品。体長(カーブ計測)16センチ超え!古生代のウミサソリ、ユーリプテルス・レミペス(Eurypterus remipes)のパーフェクト標本/【ot1548】
日本全国送料0円 この商品について質問する 探して欲しい商品がある
SOLD OUT 売却済み | スマホ向けサイトのトップページはこちら
こちらは古生代シルル紀の海に棲息していた絶滅節足動物、ユーリプテルスのパーフェクト標本です。ユーリプテルス属は、一般に海サソリと呼ばれている生物の一グループです。
こちらの標本は過去に弊社で取り扱ったユーリプテルスのなかでも最高のもの。化石として残りうる、ほぼすべての器官が残されており、しかも、非常に良形。極めて美しいコレクションです。
しかも体長(カーブ計測)で16センチを超える大物。ユーリプテルス属の特徴は大きなパドル。このパドルを使って海中を泳いでいました。
そして最も注目していただきたいのがこの頭部。一対の目が見事に保存され、鋏角や付属肢も残された、ほぼ完璧な標本と言って良いでしょう。
大きなパドル。胸部からパドルを結ぶ関節も素晴らしい保存状態です。
12個の体節に分かれている腹部のアーリーセクション。体節も境目も明瞭で見事としか言いようがありません。
反対側のパドルも完璧。Eurypterus remipesという属種名は、広い翼の意。この大きなパドルはユーリプテルス属の象徴とも言えます。
尾部にかけて絞れていくミドルセクション。完璧。
そして、針状になっている尾。ウミサソリの名から毒針であったことを連想させますが、その点ははっきりしていません。
体全体に対して、針状の尾部のがいかに大きいか分かります。
3センチ以上の厚みがあります。しっかりしています。
いかがでしょう。極上品です。
100円玉との比較。極上のユーリプテルス・レミペス。このクラスのコレクションは滅多に入手できません。ベストクオリティをお求めの方に強くおすすめします。
商品スペック
商品ID | ot1548 |
---|---|
年代 | 古生代シルル紀(4億4600万 -- 4億1000万年前) |
学名 | 極上品。体長(カーブ計測)16センチ超え!古生代のウミサソリ、ユーリプテルス・レミペス(Eurypterus remipes)のパーフェクト標本 |
産地 | New York, U.S.A. |
サイズ | 本体カーブ計測16.2cm / 母岩含め全体26cm×16.2cm×厚3.4cm |
商品解説 | 極上品。体長(カーブ計測)16センチ超え!古生代にのウミサソリ、ユーリプテルス・レミペス(Eurypterus remipes)のパーフェクト標本 |
ウミサソリとは?
こんな怪物が海にいたら、海水浴できません!
史上最大の節足動物、古生代からこんにちは、海のスコーピオンキング ”ウミサソリ”
ウミサソリとは、古生代初期の、カンブリア紀5億年前に登場し、デボン紀3億6千万年前の大量絶滅まで生き延びた、海の怪物です(ペルム紀まで生きたと言う説もあり)。もちろん現生には生きていません。
画像「ウミサソリ」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.or
しかし、このウミサソリという名前から分かるように、見た目は現生のサソリにそっくりなのです。海と陸の違いはありますが。
そして、もっと大きな違いは、そのサイズ。
実は、地球史上最大の節足動物
現生のサソリはせいぜい10-20cm程度のものですが、ウミサソリは、なんとっ!最大で2.5mにもなった、というから、腰を抜かしてへたり込んじゃいます。2.5mといえば、ライオンと同じサイズですっ。ライオンならまだかわいいですが、見た目はサソリそのまんまですから、まさに恐怖を体現するような怪物です。
当時の海は怪物だらけだった
ウミサソリが存在していたオルドビス紀やデボン紀といえば、まわりは化物だらけの、パラレルワールドですから、このくらいのアンリアルな姿をしていて、やっと時代とマッチしていたといっても言い過ぎではありません。
たとえば、ご存知、三葉虫。1万種類以上のバラエティがあり、かつ、奇奇怪怪なその姿は現生ではありえません。アンリアルです。
たとえば、ダンクルオステウス
最大で10mにもなる、とんでもない化物魚です。この魚の凄みは、中世の甲冑のような装甲板で覆われたボディです。思いっきりバットで殴られてもビクともしないような強力な防御能力を持ちながら、同時に、一説によればティラノサウルスよりも強いとされる噛み力を持つ、という怪物ぶりです。史上最強の魚の一つと言われています。アンリアルです。
画像「ダンクルオステウス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.or
このようなモンスター達に囲まれていたのですから、ウミサソリのアブノーマルさも納得というものです。
5大絶滅の1つ「デボン紀の絶滅」でウミサソリも絶滅?
ちなみにデボン紀後期の水中生物の大量絶滅で、このようなモンスターたちは地球から一掃されてしまいますが、ウミサソリを現実に目にしていると、地球の懐の深さを手に取るように感じさせてくれます。
画像「ウミサソリ」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.or
ウミサソリは、浅海に存在し、一部は陸に上がっていた、と言う説もあります。現生のサソリのように尾に毒を有していたのかは不明ですが、近くに寄ってきた魚などを鋭い手や尾などを駆使して、捕食していたのでしょう。2.5mともなると、どのような相手が捕食対象となったのでしょうか。浅海ともなれば、同時代に存在した三葉虫も捕食対象となっていたのかもしれませんね。
ウミサソリの子孫は?
ウミサソリの系統については、諸説あります。見た目から現生のサソリの祖先であったと言う説やカブトガニの祖先となった、と言う説があり、どちらも確定しているわけではありません。ウミサソリは300種類ほど確認されており、最も有名でよく知られているのが、ユーリプテルスです。
ユーリプテルス(広い翼)は現在のヨーロッパや北米の浅海に生息し、オスとメスが存在し、平均で20cm以下、最大で1mを超える大物がいました。広く横に伸びた翼のような手が特徴で、尾の先端のとがり具合といい、まさにウミのサソリそのままの形をしています。
スペインバルセロナの博物館 画像「ウミサソリ」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org