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味わい深い母岩付き、白亜紀後期の海の王者、モササウルスの上質歯化石/【ot1528】
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こちらは中生代白亜紀に棲息していた海中のモンスター、モササウルスの歯化石です。
母岩に半分埋まった状態です。
美しいエナメル質が保存されています。
独特のカーブ、そして縦に節のように入った線が特徴的です。
モササウルスのなかでも、あきらかにプログナソドンの歯ではないことは明らかですが、はっきりと属を同定することは困難です。モササウルスは絶滅海棲爬虫類のなかでも巨大なグループの一つです。40種類近いの属種を含んでいます。
我々は気軽にモササウルスと呼ぶわけですが、40種類のうち、どれかを特定しているわけではありません。まれにプログナソドンの歯化石のように他と比較して明らかに大きく太くミドルセクションが膨らんでいるものもありますが、多くの属種の歯化石はそれほど違いがあるわけではありません。※明らかに形が異なるグロビデンズの歯化石を除く。
いずれにしても、プラテカルパスのような少サイズのモササウルスであったとしても、魚、アンモナイトなどのろうそく類、カメなどの小型の海棲爬虫類にとっては生命を脅かされる恐るべき存在だったことでしょう。
間違いなく、白亜紀後期の海中における最大の捕食者であったに違いありません。
モササウルスの歯化石は世界中の地層から採集されるものの、皮膚の状態や色に関してはほとんど、化石として残っていないため謎のままでした。ところが2014年にルンド大学のヨハン。リンドグレン博士により、驚くべき事実が明らかにされました。モササウルスの化石化したウロコのメラニン色素を分析することにより、背中側は黒っぽく、腹側は白っぽい色をしていたことが分かったのです。この報告はあの科学雑誌Natureにも掲載されました。現世のクジラやサメなどによく似た配色だったのかもしれませんね。
ご覧の通り保存状態は極めて良好です。
さらにクリーニングを進める楽しみも残されています。母岩は比較的削りやすい岩質です。
100円玉との比較。母岩付きの味わい深い標本です。白亜紀後期の海の王者、モササウルスの上質歯化石です。
商品スペック
商品ID | ot1528 |
---|---|
年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | 味わい深い母岩付き、白亜紀後期の海の王者、モササウルスの上質歯化石 |
産地 | Morocco |
サイズ | 本体ロングカーブ計測4.6cm / 母岩含め全体11.6cm×7.9cm×4.8cm |
商品解説 | 味わい深い母岩付き、白亜紀後期の海の王者、モササウルスの上質歯化石 |
モササウルスとは?
なんでも食っていたモササウルス
モササウルス (Mosasaurus )は、白亜紀後期に生息していた肉食の海棲爬虫類。現在のオオトカゲ類に近い仲間だと考えられている。力強い尾と4本の櫂のような肢を持っていました。顎は蛇のように可動し、魚、亀、軟体動物、及び貝類を食料としていたと思われています。
画像「モササウルス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org
顔面はワニそっくり
トカゲといっても、足はヒレであるので地上に上がることはなかった。顔はワニそっくり。体長は最大で12~3mであり、その後の時代を生きたメガロドンとほぼ同様のサイズである。今のオオトカゲやワニなどとは比べ物にならないほど大きい。12~3mと言うと大型バスよりもずっと大きい。
モササウルスの名前の由来
白亜紀後期、初めて発見されたオランダのモウサ川にちなんでいます。
パリの国立博物館 画像「モササウルス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org
モササウルスが活躍した白亜紀後期とは
恐竜の時代である”中生代”は、三畳紀、ジュラ紀、白亜紀の3つに分類されるが、その中で、最も新しい時代である。恐竜が最も反映をしていた時代でもある。
モササウルスが覇を唱えていた時代は白亜紀後期であり、恐竜が絶滅する寸前まで世界中の海で大暴れしていました。
1780年オランダ マーストリヒトで発見されたモササウルスが人々を驚かせている様子。
画像「モササウルス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org
モササウルスの化石・歯
比較的多く歯の化石が出回っているが、偽造品(母岩に歯を埋め込んだものが多い)も出回っているため注意が必要です。また、出土・保存状態によって品質はさまざまです。表面がエナメル質を保ち、かつルート(根元)が太いモササウルスの歯化石は意外に数が少なく価値が高いと言われています。