極めて保存状態良好!かの有名なドイツ・ゾルンフォーフェン産のクモヒトデ(Sinosura sp.)のマルチプレート化石 化石 販売

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極めて保存状態良好!かの有名なドイツ・ゾルンフォーフェン産のクモヒトデ(Sinosura sp.)のマルチプレート化石/【ot1500】

極めて保存状態良好!かの有名なドイツ・ゾルンフォーフェン産のクモヒトデ(Sinosura sp.)のマルチプレート化石/中生代ジュラ紀(1億9500万 -- 1億3500万年前)【ot1500】

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極めて保存状態良好!かの有名なドイツ・ゾルンフォーフェン産のクモヒトデ(Sinosura sp.)のマルチプレート化石(その1)

こちらはかの有名なドイツ・ゾルンフォーフェン産のクモヒトデの化石です。ソルンフォーフェンは非常に良質のジュラ紀後期の化石の産地として知られています。

極めて保存状態良好!かの有名なドイツ・ゾルンフォーフェン産のクモヒトデ(Sinosura sp.)のマルチプレート化石(その2)

白く美しい石灰岩が特徴です。始祖鳥が発見された地域として世界的に知られています。化石の産地としての側面がクローズアップされがちですが、この石灰岩はその美しさから建材として広く利用されています。実はその過程で化石が採集されるようになったという経緯があります。

極めて保存状態良好!かの有名なドイツ・ゾルンフォーフェン産のクモヒトデ(Sinosura sp.)のマルチプレート化石(その3)

さて、このクモヒトデ、ひと目見て、その保存状態に驚かれる人が多いでしょう。5本のムチのような腕が見事に保存されています。

極めて保存状態良好!かの有名なドイツ・ゾルンフォーフェン産のクモヒトデ(Sinosura sp.)のマルチプレート化石(その4)

長い腕には節があることまで分かります。保存状態に優れない標本ではここまで明確に節を確認することはできません。

極めて保存状態良好!かの有名なドイツ・ゾルンフォーフェン産のクモヒトデ(Sinosura sp.)のマルチプレート化石(その5)

クモヒトデの骨格は方解石によって構成されています。他の棘皮動物と同様に基本的に五角形の構造をしており、中央に盤が存在し、そこから5本の腕が伸びています。クモヒトデの仲間は現世の深海にも棲息していますが、このベーシックな構造は全く変化(進化)していません。

極めて保存状態良好!かの有名なドイツ・ゾルンフォーフェン産のクモヒトデ(Sinosura sp.)のマルチプレート化石(その6)

この標本には二体のクモヒトデが同居しています。特に右側は欠損のない完璧な個体です。いずれも盤と腕の境界線が明確で、腕には節を確認することができます。

極めて保存状態良好!かの有名なドイツ・ゾルンフォーフェン産のクモヒトデ(Sinosura sp.)のマルチプレート化石(その7)

裏面。いくつか化石の痕跡が確認できますが、はっきりとはしていません。

極めて保存状態良好!かの有名なドイツ・ゾルンフォーフェン産のクモヒトデ(Sinosura sp.)のマルチプレート化石(その8)

厚みはおよそ1,5cmほどあり、しっかりしています。

極めて保存状態良好!かの有名なドイツ・ゾルンフォーフェン産のクモヒトデ(Sinosura sp.)のマルチプレート化石(その9)

クモヒトデの腕は方解石からなる骨が連なって構成されています。この腕を使って、海底や岩場を這い移動できたと考えられています(現世のクモヒトデと同じならば)。現世のクモヒトデがそうであるように、腕を失うとトカゲのしっぽのように再生できたかもしれません。

極めて保存状態良好!かの有名なドイツ・ゾルンフォーフェン産のクモヒトデ(Sinosura sp.)のマルチプレート化石(その10)

この腕を使い小動物を捉え捕食していたのでしょう。

極めて保存状態良好!かの有名なドイツ・ゾルンフォーフェン産のクモヒトデ(Sinosura sp.)のマルチプレート化石(その11)

本属Sinosuraは数あるクモヒトデの属のなかでは比較的珍しい部類ではありますがゾルンフォーフェン石灰岩から時々採集されます。

極めて保存状態良好!かの有名なドイツ・ゾルンフォーフェン産のクモヒトデ(Sinosura sp.)のマルチプレート化石(その12)

長い伸びた腕が非常に印象的な標本です。

極めて保存状態良好!かの有名なドイツ・ゾルンフォーフェン産のクモヒトデ(Sinosura sp.)のマルチプレート化石(その13)

100円玉との比較。2体のクモヒトデ(Sinosura sp.)のマルチプレートです。ディティールが保存された、極めて保存状態の良い標本です。

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商品スペック

商品ID ot1500
年代 中生代ジュラ紀(1億9500万 -- 1億3500万年前)
学名 極めて保存状態良好!かの有名なドイツ・ゾルンフォーフェン産のクモヒトデ(Sinosura sp.)のマルチプレート化石
産地 Solnhofen, Germany
サイズ 本体最大直線距離4cm 母岩含め全体 10.1cm×7.8cm×厚1.5cm
商品解説 極めて保存状態良好!かの有名なドイツ・ゾルンフォーフェン産のクモヒトデ(Sinosura sp.)のマルチプレート化石

地質年代

弊社で販売している標本の種名の同定について

この商品を購入されたお客様のお声

悠久の時を経てはるばる私の元にやってきたことに感謝しております。

商品が無事に届きました。丁寧な梱包をワクワクして開けると、そこには期待以上の商品がプレゼントと共にありました。数年前からクモヒトデを手に入れようとしていたのですが、なかなか良いのに出会わず、、、出会ったとしても怪しいものや標本データのないものばかりで諦めようとした時に、こちらに出会いました。届いて眺めていると生きている姿が想像できます。悠久の時を経てはるばる私の元にやってきたことに感謝しております。

千葉県/男性

棘皮動物(きょくひどうぶつ)とは?

ウミツボミ

海蕾(ウミツボミ)は古生代のシルル紀からペルム紀にかけて海の中で繁栄した棘皮動物です。本体は「ほう」とよばれる細かな石炭板が集まって形成されていて、この「ほう」の形が植物の蕾に似ている事から『海蕾』の名がつきました。

大きさは2㎝前後で真上からみると五角形をしていて中心に星形の口があり、棘皮動物の基本である5方向への放射構造がはっきりとみてとれます。「ほう」の外側上方からムチのような指枝を伸ばし海中の微少な有機物を餌として集め、ウミユリのように岩などにくっついて海底で生活していました。

ウニ

ウニはウニ網に属する棘皮動物で、海底基盤の上にすみ主に藻類を食べて生きています。一般的に球形の殻の上に多数の棘が生えていて、下側中央(海底に面した側)に口と歯、反対の上側中央に肛門があります。目や耳、舌はありません。殻の中は体液の詰まった広い空間となっていてその中に消化管と生殖巣が入っています。この生殖巣が食用となります。ウニの寿命は7年~15年といわれていますが、100年以上も生きるウニが存在します。

ウニの棘

ウニの棘は単なる骨ではなく皮膚の一部で、皮膚が棘状になっているため「棘皮動物」とよばれています。棘は太さや数もさまざまで、太い棘を少し持っているウニもいれば、小さな棘をたくさん持つウニもいて、ウニ1個が持つ棘の種類は一種類ではありません。そんな棘は、身を守る防御のためだけでなく運動器官と視覚器官としての役割も果たしてくれます。まず防御ですが、尖った棘先で相手を撃退します。尖っていない棘でも敵からみれば邪魔でありまた大きな獲物にみえ捕獲をあきらめさせることができます。

そして棘は、体当たりされても殻がわれないように衝撃材としての役目も持っています。次に運動器官として、棘の根元は殻に固定されておらず、関節と筋肉の動きにより歩行を可能にしています。また、棘の間には表面から伸びた「管足」とよばれる透明の糸のようなものが多数あり、この管足も歩行の働きをしています。棘は歩くための他に、体を固定するために使用したり餌となる海藻をひっかける道具としても使用されます。最後に視覚としての役割。これはアメリカ・ディク大学のソンク・ヨンセン氏らによるウニの視覚的能力調査で発見されました。それによると、棘に覆われた体全体が眼のような働きをしていると確認されたのです。何と棘にあたる光を感知するというのです。光の強度を比較することで周囲の状況を知るもので、この視覚的能力はオウムガイやカブトガニなど眼をもつ海生の無脊椎動物に近いことがわかりました。

アリストテレスの提灯

ウニの咀嚼(咀嚼:口の中で食べ物をよくかみ砕き味わうこと)器官である5つの歯と、それを支え動かす骨や筋肉の塊を『アリストテレスの提灯』といいます。

ウニ

古代ギリシャのアリストテレスが、ウニの口がランタン状になっていて「提灯に似ている」と動物誌に記載したことから、このようによばれるようになりました。ただしこの提灯、日本の丸い形のものではなく、ギリシャ製の下が尖った形のものをさします。このアリストテレスの提灯はウニの殻と同じように五放射の構造を持ちます。一番下に鋭い歯があり細長い歯の骨はひとつひとつがV字形の顎骨という大きな骨の中を通って反対側まで伸びています。

これが五つ組合わさって提灯を形作っています。一つの顎骨の上に二つの上生骨が組み合わさってアーチ状になり、顎骨同士をつなぐように中間骨があります。その上に立ち上がった二叉骨が位置します。この様な精巧かつ複雑な内部構造をもつアリストテレスの提灯を進化させることで、ウニは棘皮動物としてのみならず海底面の物質を食べる底生動物として成功したのです。

ウニの敵

2010年3月根室市の歯舞漁協が納沙布岬沿岸に移植放流していたエゾバフンウニ約3トンがラッコに食べられるという被害がおきました。ウニは棘と殻で身を守っているのでそれほど敵は多くないのですが、強力な歯をもつオオカミウオやハリセンボンなどの魚、ウニに消化液をかけて溶かして食べるヒトデなどの敵がいます。その中で強敵なのがラッコなのです。

そう、ラッコはウニが大好物なのです。ラッコといえばお腹で貝を割る姿がおもに描かれますが、ラッコの食性は動物色で、魚類、甲類、甲殻類、ウニなどを捕食としています。よって、ラッコが長く生息する海域ではウニが食い尽くされてしまいます。しかし、ウニが増えると昆布などの海藻が食い尽くされる弊害がありラッコが生息することでそれを防ぐ効果はあります。

この様に、捕食行動を通じて生態系に影響を与えることが多いキーストン種をキーストン捕食者と呼びます。この場合ラッコがそれにあたります。ラッコの個体数の増大と拡大により、ロシアではカムチャツカ半島でウニ漁業に大きな脅威を与え、またカナダ西南部のバンクーバー島の北部でオオキタムラサキウニ漁業の存続が危機にさらされています。ラッコはカナダでは絶滅危惧種(SARA)法で保護されていましたが、強い繁殖力で増加したため、2007年4月カナダ野生動物絶滅危惧種の現況委員会によってSARA法での位置づけが「絶滅危惧種」から「特別危惧種」に格下げとなりました。

ウニの成長

ウニは多くの海産無脊椎動物【刺胞動物(クラゲ、サンゴなど)軟体動物(イカ、タコなど)棘皮動物(ヒトデ、ウニなど)節足動物(エビ、カニなど)多数】と同様、親とはまったく異なる形の幼生期をすごします。まず、胞胚で孵化しプランクトン生活をしながら成長します。やがてプルテウス幼生とよばれるものなります。プルテウス幼生までは多くの種類で、受生後2日から3日で発生し海を漂いながら成長を続けます。

その後、海底に一時的に固着して、変態(成体原基をつくってソレに置き換わること)してウニの姿となります。プルテウス幼生は私たち人間と同じ、体に前後・左右・背と腹の区別がある「左右相称」です。棘皮動物の祖先は左右相称型の動物だったとされていて、五放射相称をつくるしくみは左右相称をつくるしくみを改造して生まれたと考えられています。

「五放射相称」とは棘皮動物の特徴の一つで、棘皮動物の成体の体の構造は基本ユニットを5つ放射状に並べた形をしています。一般的にウニはプルテウス幼生を経てから成体になりますが、発生の過程でプルテウス幼生にならずに成体になる種類もいます。前者を間接発生型、後者を直接発生型といいますがこのように、棘皮動物の成長は画一的なものでなく非常に多様となっています。

ウニの形態

ウニは形から大きく二つの仲間に分けられています。ひとつは丸い形の「正形類」(例:ムラサキウニ、バフンウニなど)、もうひとつは平らでハート形の「不正形類」(例:タコノマクラ、ブンブクなど)です。「正形類」は五放射相称(棘皮動物の特徴のひとつ。5回回転軸をもつ体制です。)で口が下にあり、肛門が殻の真上あります。生息場所は岩場が中心で『アリストテレスの提灯』とよばれるランタンで、海底の海藻などを餌として生活しています。

「不正形類」は「正形類」から進化の過程でわかれたものとされていて、大きな違いのひとつに肛門が殻の真上ではなく体の下後方にあります。これは泥や砂に潜る生活を送るうえで変化したものです。もうひとつの違いは、ランタンです。ランタンがあるモノもいるようですが、あっても正形類のように自由自在に動かすことは出来ません。

その為、餌は口のまわりの棘や管足を使って小さな粒子状のものをとって食べます。この不正形類の棘は一般的により短く、間隔もより狭くなっています。また管足の一部は穴掘りに使われ、一部は呼吸に使われています。管足が呼吸に使われているのは正形類でも同じですが、砂などに潜った生活をする不正形類は、酸素が手に入りにくい状況にあるのでより効率よく酸素を取り入れるための形の工夫がされています。その形を簡単に説明すると、正形類が円柱のような形をしていて、不正形類は平らな形をしていて酸素のガス交換の面積を大きくとっています。

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