葉の形が見事!石炭紀後期の植物、ペコプテリスのネガポジ化石(Pecopteris miltoni) 化石 販売

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葉の形が見事!石炭紀後期の植物、ペコプテリスのネガポジ化石(Pecopteris miltoni)/【ot1495】

葉の形が見事!石炭紀後期の植物、ペコプテリスのネガポジ化石(Pecopteris miltoni)/古生代石炭紀(3億6700万 -- 2億8900万年前)【ot1495】

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葉の形が見事!石炭紀後期の植物、ペコプテリスのネガポジ化石(Pecopteris miltoni)(その1)

甲虫類の背のような模様をした植物、ペコプテリスの葉の化石です。ネガポジそろった良質品です。

葉の形が見事!石炭紀後期の植物、ペコプテリスのネガポジ化石(Pecopteris miltoni)(その2)

ペコプテリスは、古生代石炭紀を代表する植物の一つで、石炭紀後期(ペンシルバニアアン:時代区分)に大繁栄しました。

葉の形が見事!石炭紀後期の植物、ペコプテリスのネガポジ化石(Pecopteris miltoni)(その3)

ペコプテリスはデボン紀に現れた初期のシダ類の一つです。

葉の形が見事!石炭紀後期の植物、ペコプテリスのネガポジ化石(Pecopteris miltoni)(その4)

非常に特徴的な葉の形をしています。ペコプテリスという名称はギリシャ語のpekin(櫛:くし)にpteris(シダ)がくっついて出来ています。クシのようなシダというわけです。たしかにクシに似ていますね。

葉の形が見事!石炭紀後期の植物、ペコプテリスのネガポジ化石(Pecopteris miltoni)(その5)

ペコプテリス属にはなんと250から300くらいの種名が存在しています。地域によって詳細に分類されています。

葉の形が見事!石炭紀後期の植物、ペコプテリスのネガポジ化石(Pecopteris miltoni)(その6)

こちらは米国イリノイ州産のP miltoniになります。イリノイのほかウェストバージニア州などからも採集されます。

葉の形が見事!石炭紀後期の植物、ペコプテリスのネガポジ化石(Pecopteris miltoni)(その7)

石炭紀は最もシダ類が発展した時代です。現在のシダとは異なり、高さ10メートルを超える巨大な木生シダが群生していたと考えられています。ペコプテリスも10メートルを超える巨木でした。

葉の形が見事!石炭紀後期の植物、ペコプテリスのネガポジ化石(Pecopteris miltoni)(その8)

ノジュールゆえに、保存状態は抜群と申し上げて良いでしょう。

葉の形が見事!石炭紀後期の植物、ペコプテリスのネガポジ化石(Pecopteris miltoni)(その9)
葉の形が見事!石炭紀後期の植物、ペコプテリスのネガポジ化石(Pecopteris miltoni)(その10)

典型的なノジュールです。数億年経っても、葉の形がほとんど歪んでいません。

葉の形が見事!石炭紀後期の植物、ペコプテリスのネガポジ化石(Pecopteris miltoni)(その11)
葉の形が見事!石炭紀後期の植物、ペコプテリスのネガポジ化石(Pecopteris miltoni)(その12)
葉の形が見事!石炭紀後期の植物、ペコプテリスのネガポジ化石(Pecopteris miltoni)(その13)
葉の形が見事!石炭紀後期の植物、ペコプテリスのネガポジ化石(Pecopteris miltoni)(その14)

100円玉との比較。ここまで保存状態の良いペコプテリスはとても珍しいです。名前の由来にもなった櫛状の葉の保存状態は見事というほかありません。

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商品スペック

商品ID ot1495
年代 古生代石炭紀(3億6700万 -- 2億8900万年前)
学名 葉の形が見事!石炭紀後期の植物、ペコプテリスのネガポジ化石(Pecopteris miltoni)
産地 Illinois,U.S.A.
サイズ 本体7.5cm 母岩含め全体 8cm×4.6cm×1.7cm
商品解説 葉の形が見事!石炭紀後期の植物、ペコプテリスのネガポジ化石(Pecopteris miltoni)それぞれにスタンドをおつけしてお届けします。

地質年代

弊社で販売している標本の種名の同定について

10分で分かる植物の進化とは?

植物とは、光合成を行い、成長し、維持する栄養を生成する生物のことです。

現在もっとも進化しているとされる植物は被子植物(日本人が大好きな桜など)ですが、もとは、先カンブリア時代に誕生した藻類(そうるい)に遡ります。

その歴史を簡単に振り返ってみましょう。

植物の進化の歴史

植物の歴史は動物の歴史よりもはるかに長くさらに遡ります。

先カンブリア時代(約20億年前)には、すでに水中に藻類(そうるい)が出現していました。

古代より絶えることなく生きている生物種のことを、「生きた化石」などといいます(シーラカンス、ウミユリなど)が、植物は生きた化石の宝庫といえます。恐竜が地球に誕生するはるか前から、絶えることなく、地球上に生息し続けています。

最初の植物、藻類。(先カンブリア時代)

藻類は、水中で生活します。茎、根、葉っぱの区別はありません。体全体で栄養素を吸収して生息しています。先カンブリア時代から出現し、現世まで絶えることなく、生息しています。

藻類

地上で生活を始めたコケ類。(古生代オルドビス紀)

古生代オルドビス紀に入ると、コケ類が出現します。コケ類は、これまでの水中生活(藻類)から、陸上へと生活の場を広げました。とはいっても、湿った場所にしか生息できません。

コケ類

大繁栄を遂げたシダ類。石炭の原料となった。(古生代石炭紀)

古生代石炭紀に入ると、シダ類が大繁栄します。はじめて、根、茎、葉っぱに分化した組織を持ち、栄養分を根から効率的に取り込むために、維管束(いかんそく)を持っていました。効率的に栄養素を取り込めるようになり、水の近くからやや離れても生息できるようになり、大繁栄を遂げました。大量に生息したシダ類は、石炭となり、人類の産業革命のきっかけとなったことは周知の事実です。コラム:シダ類と産業革命も合わせてお読みください。

シダ類

種を持った初めての植物、裸子植物が誕生。(古生代ペルム紀)

恐竜の時代、古生代ペルム紀に入ると、種(たね)をもった植物が誕生します。裸子植物です(藻類、コケ類、シダ類は、胞子によって繁殖します)。硬い表皮で覆われた種が動物や自然環境によって遠方に運搬され、容易に勢力範囲を伸ばすことができるようになりました。

マツ

現在最も進化した植物、被子植物が誕生。(中生代ジュラ紀)

恐竜の時代、中生代ジュラ紀に入ると被子植物が誕生します。被子植物とは、胚珠(はいしゅ)が子房で覆われている植物のことです。子房は最終的に果実へと成長するため、容易に動物等に捕食され、その結果、種子を効率的に遠方に運搬できるようになりました。

桜

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