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2億年以上前の地球の代表的な植物グロッソプテリス(Glossopteris)の上質な葉の化石。なにか似ている!?/【ot1476】
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こちらは、古生代ペルム紀に栄えた裸子植物のグロッソプテリスです。当時、世界最大の大陸であったゴンドワナを代表する植物でした。ちなみに、皆さんには、このグロッソプテリスの葉は何に見えますか?
こちらは裏面です。裏面にも多数のグロッソプテリスの葉が化石として残されています。
2億年以上前の植物の葉とは、にわかには信じられないほど、素晴らしい状態で保存されているのです。
さて、私から皆さんへの最初の質問を再掲。「グロッソプテリスの葉はいったい何に見えますか?」この化石の名前、グロッソプテリスの意味は、”舌状の葉”。それを知ると、なんだか舌に見えてくるから不思議です。舌のザラザラとした凹凸もそっくりですね。
このグロッソプテリスは、オーストラリアから採集されたものです。この植物はオーストラリアをはじめ、南アメリカ、アフリカ、インド、そして南極!からも発見されています。この発見により、現在散り散りになっている大陸がもとは一つであったことの証拠の一つとされています。
舌に例えられる模様。
とても優しいパステル調の色合いが美しい。
きれいな化石ですので、インテリアとしても適しています。
母岩が頁岩(泥が固まってできた密度の高い岩)であることからも分かるように、湿った泥の上に多数の葉が落ちて固化することから化石への道が始まったと考えられます。
それにしても状態の良い化石です。グロッソプテリスの典型的な模様が残されています。
アップしてもこの通り。
100円玊との比較。大きな葉の長さは6から7センチほどあります。かなり大きな葉です。
非常に上質なグロッソプテリスの葉の化石であることがご理解いただけたのではないでしょうか。色合いが綺麗で展示する場所を選びません。現在の各大陸が密集していた、2億年以上前の時代に、世界中で生えていたと思われるグロッソプテリスの上質の葉の化石です。”舌”状の模様を間近でお楽しみください。
商品スペック
商品ID | ot1476 |
---|---|
年代 | 古生代ペルム紀(2億8900万 -- 2億5100万年前) |
学名 | 2億年以上前の地球の代表的な植物グロッソプテリス(Glossopteris)の上質な葉の化石。なにか似ている!? |
産地 | Dunedoo, New South Wales, Australia |
サイズ | 母岩含め全体11.2cm×9.4cm×2cm |
商品解説 | 2億年以上前の地球の代表的な植物グロッソプテリス(Glossopteris)の上質な葉の化石。なにか似ている!? |
この商品を購入されたお客様のお声
葉脈が朱赤ではっきりしていて、色も綺麗なグロッソプテリスです。グロッソプテリスは2個目ですが、より状態の良いのを見つけました。化石セブンさんは様々な方向からの写真があり、イメージしやすいです。化石を置くために買った丈夫なチェストにまた一つ加えました。気に入ったを化石を見つける楽しみと、少しずつ集める楽しみが両方味わえますね。注文して時間が経ってから、ラッピング包装をお願いしてしまいましたが綺麗に包装して下さいました。ありがとうこざいました。また可愛いプレゼント化石もありがとうこざいました。
愛媛県/女性
グロッソプテリス(Glossopteris)とは?
「舌のような葉」グロッソプテリスとは?
1912年ドイツの気象学者アルフレッド・ウェゲナーが発表した「大陸移動説」によると、今からおよそ2億5000万年前、地球は北部のローラシアと南部のゴンドワナの2大陸から構成された「パンゲア」というとても大きな大陸でした。「パンゲア」とはギリシャ語で「広い大陸」や「すべて大陸」を意味します。
南部のゴンドワナは、現在の南米、アフリカ、インド、オーストラリア、南極などの諸大陸でつくられていたとされています。このゴンドワナの地域から見つかる植物化石をゴンドワナ植物といいその代表とされる植物が『グロッソプテリス』です。グロッソプテリスは「舌のような葉」という意味です。
裸子植物グロッソプテリス
グロッソプテリスはペルム紀?三畳紀に栄えたシダ状の裸子植物で、湿った土地に生えていました。その名のとおり、舌のような形をした大きな葉が特徴で、葉と向き合うように繁殖器官がついていました。
葉の大きさは最大30㎝で(なかには1mにもなったものもあるそうです。)高さは平均8mでした。グロッソプテリスの化石産地では、産出化石のほとんどがグロッソプテリスのみで、他の植物が混じっていることがないため、単独で林をつくっていたと考えられています。
グロッソプテリスが大陸移動説の証拠のひとつとされるのは、現在は分布しているそれぞれの大陸で、裸子植物のグロッソプテリスの化石が見つかっているためです。胞子を風にとばし増える植物とは違い、グロッソプテリスなどの裸子植物は種によって子孫が増えるため、大陸は続いていたと考えられるのです。海流によって種が運ばれたのではないか、とも考えられたのですが、裸子植物の種は塩分の強い海水に浮かんでいることはできないため、海流で種が運ばれることはないようです。
シダ植物とは?
シダ植物は、維管束をもった種をつくらず胞子で増える植物で、今から約4億2000万年前(シルル紀後期)から知られる最古の陸上植物です。
維管束は、陸上植物が陸上で植物体を支えたり水分や養分を体内に運ぶ役目をしています。シダ植物と種子植物が維管束を持ちます。シダ植物は漢字で「羊歯」や「歯朶」と書きますが、由来は「羊の歯に似ているため」や「歯形のような葉で垂れ下がっているため」など様々です。
現在、世界では約1万種、日本では約700種が生存しています。多くの種類があるシダ植物ですが、大きさも様々で体長も数㎝の小形のものから葉の長さが3m以上に達するものもあって、多くは地下茎から葉を広げる背の低い植物ですが、熱帯や亜熱帯地域ではヤシのように大きく成る木のようなシダもみられます。
また、高温多湿の日陰を好むものが多いのですが、ワラビやミズスキなどのように日当りがよく乾燥した場所を好むシダ植物もいます。世界最古の植物とされるシダ植物ですが今は、空気清浄能力、ホルムアルデヒドの除去などといった室内環境を快適に保つ観葉植物として人気があります。(ホルムアルデヒド=家具や建築材料、壁紙を貼るための接着剤や塗料などの内装材に含まれている科学物質のひとつ)