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生きた化石!モロッコ産ノコギリエイ(Onchopristis)の歯化石/【ot1468】
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こちらは頭部から長く突き出たノコギリ状の吻部がユニークなノコギリエイの歯の化石です。ノコギリエイは現世にも棲息しています。
こちらは根本の部分。ノコギリエイほどユニークなフォルムをした生物もそうはいないでしょう。その姿はこのページの下のほうに、現世のノコギリエイの写真を掲載していますので、御覧ください。
このノコギリの歯は、実は一般的な生物の歯とは異なります。というのは、こちらは鱗(うろこ)が巨大化したものなのです。とはいえ、歯のように使われるため、歯といっても問題はないでしょう。
この”歯”が並んだ吻部は、予想通りの使い方、つまり、振り回して獲物を気絶させたり、突き刺す用途のほか、泥に突き刺して甲殻類などを吻部に存在するセンサーを使って探し当てるなど、実に便利なツールとして機能します。
ノコギリエイはかなり巨大化することが知られています。現世の個体でも大きい種では5メートルを超えるものも存在します。
根本。やや楕円形。
先は少しフックがかかるような構造をしています。この歯が多数生えた吻部を振り回されたら、たまったものではありません。
ノコギリエイは水中の底を好んで移動しています。主に夜行性で、なかなか人の目に掛かるに触れることはないようです。この古代種(Onchopristis)もきっと同様の生態だったのではないでしょうか。
ノコギリエイは古代からそれほど姿を変えていない、生きた化石を体現する生物です。こちらはその象徴である吻部の”歯”の化石です。
商品スペック
商品ID | ot1468 |
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年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | 生きた化石!モロッコ産ノコギリエイ(Onchopristis)の歯化石 |
産地 | Kem Kem basin, Morocco |
サイズ | 3.8cm×2cm×厚1.1cm |
商品解説 | 生きた化石!モロッコ産ノコギリエイ(Onchopristis)の歯化石 |
ノコギリエイとは?
英名は、sawfish。
最大の特徴は、頭部から長く突き出たノコギリ状の吻である。Pristis はラテン語で、「ノコギリエイ」を意味する。外見上よく似ているが、ノコギリザメ(ノコギリザメ目ノコギリザメ科)とは別種。
頭部から突き出た、ノコギリ状の吻部が最大の特徴。この吻部を振り回して、獲物を切り裂き、あるいは引っ掛けて捕食する。中生代に現れ現世まで絶えることなく生息している。