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この古代魚はいったいどんな環境で遊泳していたのか?ブラジル・セアラ州産の古代魚/【ot1447】
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ブラジル・セアラ州産の魚化石、ラコレピスをご紹介します。2枚一組のノジュールです。こちらは膨らんだポジティブサイド。
一方でこちらは凹んだネガティブサイドです。ノジュールとなるのは、魚が死骸となったのちアンモニアが発生し、海水に含まれる炭酸カルシウムと反応し、死骸のまわりに集積するためです。
2つはぴったりと合わさります。
ラコレピスはサンタナフォーメーションに固有の絶滅古代魚で、同層を代表する魚化石の一つです。
サンタナフォーメーションは白亜紀のセノマニアン(おおよそ1億年前)に浅い海であったと考えられていますが、いまだ謎が多い化石産地でもあります。世界で最も保存状態の良い魚化石を産する地域の一つですが、現在では国外に化石は輸出されていません。数十年前に国外(ブラジル外)に輸出されたオールドコレクションを除いて手に入れる術はありません。その希少性がサンタナフォーメーション産の魚化石の価値を確固たるものにしています。
こちらは尾部。ラコレピスは直線的なフォルムをしています。どちらかというと海水性の魚に多いタイプの魚体ですが、ラコレピスの棲息していた水域については分かっていません。
エラが残されています。
この立派な魚鱗を有した魚が棲んでいた環境については未だ専門家の間で議論が続いています。その中でも、汽水域(海水と淡水が入り混じった水域)であったと考えている人が多数なのは、完全な海水であったとする確たる証拠が見つかっていないからです。
1億年前の海水域では、頭足類を代表するアンモナイトが多数棲息していました。ところがサンタナフォーメーションからはそれらが見つかっていません。アンモナイトのほか、モササウルスのような大型の海生爬虫類も採集されていないことから、少なくとも完全な海水域であったと主張するのは今の所、無理がありそうです。
繊維が残る見事なヒレ。
折り重なるウロコはもちろんナチュラルです。
一方で、ワニやカメなどが見つかっていることから、マングローブが生えた高温の密林であったと考えるのが妥当とする見方もあります。
この絶滅古代魚がいったいどんな環境で棲息していたか、本物の化石を手に想像してみませんか。
商品スペック
商品ID | ot1447 |
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年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | この古代魚はいったいどんな環境で遊泳していたのか?ブラジル・セアラ州産の古代魚 |
産地 | Ceara, Brazil |
サイズ | 本体直線距離23cm 母岩含め全体24.3cm×7.6cm×厚7cm 1860g |
商品解説 | この古代魚はいったいどんな環境で遊泳していたのか?ブラジル・セアラ州産の古代魚 |
魚化石とは?
恐竜が地球に誕生するはるか昔から、魚類は地球の海を泳いでいました。 古生代前期にはダンクルオステウス等に代表される板皮類(はんぴるい)類が台頭し、中生代に入ると、現世の魚類と同じ形をした硬骨魚類(こうかくぎょるい)が 現れます。
ダンクルオステウス
ブラジル産の魚化石。現世に生息する硬骨魚類(こうかくぎょるい)と同じ仲間。