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実に様々な色を呈するマダガスカル産の珪化木。全体がシリカ化!/【ot1318】
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マダガスカル産の観賞用珪化木をご紹介します。珪化木は、古生代石炭紀や三畳紀の樹木がシリカ化したものであり、それ自体、珍しいものではありません。ただし、化石コレクションとして、(個人的に)欲しい、手元に置きたい、と思うものはわずかです。今回の品はその一つ。様々な色が出て、実に美しい標本です。
この標本の良いところは、色彩豊かなところですが、特にクリーム色が美しい。もちろん酸化鉄が混入し、赤、茶、黄を呈する箇所は文句の付けようがない美しさではあるのですが、写真右下あたりのなめらかなクリーム色の味わいも見逃せません。
中央下あたり、少しピンクからオレンジが入っています。おそらくマンガンかなにかが含まれているのでしょう。
個人的にはこのクリーム色の味わいにぞっこんです。
およそ9cm弱の手頃なサイズの標本です。展示する場所を選びません。
サイドには樹皮が見えます。木のように見えますが、実物はカチコチに固化した石です。
年輪がない三畳紀の標本ですので、おそらく、アラウカリアもしくはモンキーパズルの木と推察されます。いずれも現世まで生き残っている種です(現世では相当少ない)。生きた化石と呼べる存在です。
こちらは裏面です。裏面は磨き仕上げがされていません。
表面は鏡面のように丁寧に磨き上げられています。感触はツルツル。
ところで、珪化木という名前の意味をご存知でしょうか?珪化とは、石英化の意味で、シリカ化と言ったりもします。つまり、樹木の有機物の部分が、珪酸塩鉱物(ケイ素を主成分とする鉱物)に置換されたものを珪化木というのです。一方で、炭素に置換されたものを石炭と言います。
多くの樹木は石炭になったのですが、一部のものは、このようにシリカ化し、美しい珪化木になったというわけです。この標本はそのほとんどが珪酸塩鉱物に置換されており、ザ・珪化木といった感じ。というのも、中には、半分石炭で、半分は珪化木といったハイブリッドなものも存在するからです。
まさに、貴石となった樹木の化石です。中央上の黒い部分はおそらくカーボン(炭素)によるブラックです。つまりそれ以外のほとんどが珪酸塩鉱物に置換されていると言えます。素晴しいですね。
スタンド置きで安定します。
マダガスカル産の珪化木は地層にもよりますが、多くは2億5千万年前の三畳紀のものです。
こちら、外縁部にピンクが見えますね。おそらく酸化鉄とマンガンが混在していると思われます。
クリームにオレンジが混じった色。
一部わずかに緑っぽい色もあり、これはコバルトの仕業でしょう。
100円玉との比較。様々な色が渾然一体となった見事な珪化木です。書斎など常に見えるところにおいて、お楽しみいただきたい、そんな標本です。
商品スペック
商品ID | ot1318 |
---|---|
年代 | 中生代三畳紀(2億5100万 -- 1億9500万年前) |
学名 | 実に様々な色を呈するマダガスカル産の珪化木。全体がシリカ化! |
産地 | Madagascar |
サイズ | 8.9cm×7.5cm×厚1.1cm |
商品解説 | 実に様々な色を呈するマダガスカル産の珪化木。全体がシリカ化! |
珪化木とは?
珪化木(けいかぼく)は観賞用化石として大人気!
珪化木ができるには、樹木が朽ち果てる前に何らかの原因で土砂等に埋もれ、長い年月をかけて圧力を受ける必要があります。地中にある間に珪酸(ケイサン)を含んだ地下水が木の細胞にしみわたり圧力を受け続けるとシリカという物質に変化しカチコチに固まり化石になります。
世界各国で産出され、観賞用に高値で取引されています。
アリゾナ州、化石の森国立公園 画像「珪化木」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org
アリゾナ州、化石の森国立公園 画像「珪化木」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.or