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丁寧な光沢仕上げが施されたケナガマンモス(Woolly Mammoth)の臼歯の歯化石。/【ot1284】
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こちらはケナガマンモスの臼歯の歯化石です。表面のなめらかな仕上げが素晴らしく美しい光沢を放ちます。この加工により洗濯板に例えられる臼歯の断面を存分楽しむことができます。
写真縦幅およそ15cm弱。
ケナガマンモスは現世のアフリカゾウとほぼ同じ大きさで、肩の高さまで3m前後、体重は6トンにも達しました。新生児でさえ、体重が90キロと推定されています。
ウーリーマンモスは二名法では、Mammuthus primigeniusと記載されます。ウーリーマンモスというのは呼称です。文字通り、Woolly(毛むくじゃら)なマンモスでした。先史時代に訪れた最後の氷河期の寒冷環境に適応するため、全身に毛を生やしていたのです。
また全身が毛皮で覆われていました。現世のアフリカゾウとの外見上の違いは、毛だけではありません。ウーリーマンモスの耳と尾はかなり小さく、これは、凍傷にならないための進化の結果と考えられています。
一体のマンモスは、4つの臼歯を持っていました(上下2つずつ)。一生のうち6回程度生え変わったと言われています。
薄い茶色で、見事な光沢を放ちます。コレクションとして仕上げられた逸品です。
何しろ見栄えがよい。
ウーリーマンモスは、ユーラシア大陸の北部と北米の巨大な草原地帯に棲息していたため、低草やキク科の植物を主食とし、60歳前後まで生きたと考えられています。長寿の生物だったのですね。マンモスにとって歯は何よりも大事でした。成体になれば1日200kg近い草を食べる必要がありました。1日のうち20時間にわたって、食べ続ける必要があったのです。
マンモスといえば、人類と共存していたことで知られています。ただ、共栄とはいかなかったようです。当時の人類はマンモスを打ち倒し、骨や牙を使って、道具や住居の材料にしていました。その結果、およそ1万年前には地球上から姿を消したのです(マンモス絶滅の原因は人類に起因しない説もあり)。しかしながら、ユーラシア大陸と隔離されたセントポール島とランゲル島では、なんと、およそ5千年前までその生存が確認されているのです。5千年前というと、エジプト文明が起こる直前であり、ついこないだ、とまでは言いませんが、地球史のスケールでは、ごく最近といっても過言ではありません。
ウーリーマンモスは一個体が4つの臼歯(上顎に2つ、下顎2つ)を持っていました。これらを擦り合わせることで植物を咀嚼していました。写真の白いの部分がエナメル質の隆起部で、一つの臼歯に最大26個存在していたことが分かっています。
この歯化石の主も、きっとこの歯を使い、たくさんの植物を咀嚼してきたのでしょう。
エナメル質の流域部と基質が明確に残されています。保存状態については、最良の品の一つと言っても良いでしょう。
成体のウーリーマンモスはその巨体により、人間以外に天敵は存在しませんでしたが、子どもや弱った成体のマンモスはオオカミやケーブ(洞窟)ハイエナ、サーベルタイガーなどに襲われ命を落とすこともあったでしょう。彼らは現世のゾウと同様に社会性が高く、家族単位あるいは、更に大きなグループで行動し、子どもや弱った仲間を守っていたものの・・・。
エナメル質と基質を横からも観察することができます。
100円玉との比較。もとよりコレクション品として仕上げられた、最良の保存状態を持つ標本です。表面の美しい光沢は必見です。
商品スペック
商品ID | ot1284 |
---|---|
年代 | 新生代第四紀(260万年前 -- 現在) |
学名 | 丁寧な光沢仕上げが施されたケナガマンモス(Woolly Mammoth)の臼歯の歯化石。 |
産地 | Russia |
サイズ | 14.5cm×5.5cm×1.1cm 148g |
商品解説 | 丁寧な光沢仕上げが施されたケナガマンモス(Woolly Mammoth)の臼歯の歯化石。 |
マンモスとは?
人類 VS マンモス
先史時代の人類とマンモスとの関わりを示す様々な遺跡が見つかっている。ヨーロッパの洞窟では、旧石器時代に描かれたとされるマンモスの洞窟壁画が残されている。古代人は集団でマンモスの狩を行っていたと考えられているが、あの巨大なキバでの攻撃には相当てこずったであろう。
マンモスは長鼻目ゾウ科マンモス属に属する大型の哺乳類の総称である。現生のゾウの類縁にあたるが、直接の祖先ではない。
画像「マンモス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org
時代と生息地域
約400万年前から1万年前頃(絶滅時期は諸説ある)まで。日本、シベリア以外のユーラシア大陸はもとより、アフリカ大陸・アメリカ大陸にも広く生息していた。特に南北アメリカ大陸に生息していたコロンビアマンモスは、大型・短毛で且つ最後まで生存していたマンモスとして有名である。現在は全種が絶滅している。
マンモスの巨大な牙
全長3.2mに達することもある巨大な牙が特徴である。これは現生の象からは考えられないほど巨大である。
画像「マンモス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org
最も古いマンモス
最古のマンモスは、約500万~400万年前、北アフリカにおいて生まれたと考えられている。これはちょうど人類が祖先が発生したのと同じ時代。
マンモスの絶滅
更新世末期にあたる約4万~数千年前に、多くの大型哺乳類と共にマンモスは絶滅した。原因は未確定であるが、氷河期末期の気候変動に伴う植生の変化を原因とする説がある。その他の仮説としては、ヒトの狩猟の対象になったことを原因とするものがある。また、アメリカ大陸のコロンビアマンモスの化石の検証から、伝染病説が最近の有力な仮説として提唱されている。
ユタ州先史博物館 画像「マンモス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org
今でも生きている?
最後のマンモスは、紀元前1700年頃に、東シベリアの沖合にある北極海(チュクチ海)上のウランゲリ島で狩猟されたという説が提起されている。また、1600年前後に、シベリアで山賊退治の騎士達が毛の生えた大きな象の目撃情報があるが、定かではない。まだまだロマンのつきない伝説の哺乳類であることは間違いなさそうだ。
パリ国立博物館 画像「マンモス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org