氷河期の北地を闊歩していた絶滅種ステップバイソンの頭部と巨大角2本の完品化石。 化石 販売

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氷河期の北地を闊歩していた絶滅種ステップバイソンの頭部と巨大角2本の完品化石。/【ot1210】

氷河期の北地を闊歩していた絶滅種ステップバイソンの頭部と巨大角2本の完品化石。/新生代(6600万年前 -- 現在)【ot1210】

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氷河期の北地を闊歩していた絶滅種ステップバイソンの頭部と巨大角2本の完品化石。(その1)

更新世のうち、現世に近いおよそ2,3万年前に地球の北地を闊歩していたステップバイソンの頭部および左右の角の化石標本です。現世にもバイソンは棲息していますが、ステップバイソンは絶滅しています。

氷河期の北地を闊歩していた絶滅種ステップバイソンの頭部と巨大角2本の完品化石。(その2)

現世のヨーロッパバイソンとの決定的な違いは、角の大きさです。現世のヨーロッパバイソンの角は、成体でもおよそ30-40cm前後。一方で、古代のステップバイソンは写真の通り、なんと60cmオーバー。もう片方も50cmを超える大きさです。頭部と合わせれば、左右で1メートルを優に超える長さがあります。実物は写真をはるかに凌ぐ迫力があります。

氷河期の北地を闊歩していた絶滅種ステップバイソンの頭部と巨大角2本の完品化石。(その3)

こちらは脳を収めていた頭蓋骨の化石です。頭をぶつけ合い激しく争うバイソンの頭部だけあり、骨の分厚さは相当なもの。意外にも骨は中空で、軽量化されています。巨大な角付きの頭部を操るのに軽いに越したことはありません。

氷河期の北地を闊歩していた絶滅種ステップバイソンの頭部と巨大角2本の完品化石。(その4)

実はこの角の内部も空洞があります。強度を保ちながら軽くできていたのでしょう。とはいえ、角2本と頭部を合わせると、8000g以上の重さがあります。

氷河期の北地を闊歩していた絶滅種ステップバイソンの頭部と巨大角2本の完品化石。(その5)

直近の氷河期の生物の化石の扱いは、時代が新しいゆえの問題があります。まだ化石化しても間もないため、不安定で、崩れやすいのです。これはステップバイソンに限ったことではありません。同時期に棲息していたマンモスやケサイなどの絶滅生物の化石についても同様のことがいえます。そのため、弊社では、専用の石化液を使い、化石内部の微細な空隙を埋め、安定化を図っています。写真の状態で、十分に安定させています。

氷河期の北地を闊歩していた絶滅種ステップバイソンの頭部と巨大角2本の完品化石。(その6)

写真では分離させていますが、実際には、それぞれほぼぴったり合わさります。当然ながら一個体の標本です。それにしても頭部の大きさに対して、この角の大きさは異様な比率です。

氷河期の北地を闊歩していた絶滅種ステップバイソンの頭部と巨大角2本の完品化石。(その7)

ところで、バイソンとバッファローの違いをご存知でしょうか?現世で、バイソンが棲息しているのはアメリカとヨーロッパのみです。それぞれアメリカバイソン、ヨーロッパバイソンと言います。本標本のステップバイソンはヨーロッパバイソンの流れを汲むものと考えられていますが、絶滅種のため直接のつながりはありません。一方で、バッファローとは、東南アジア地域に生息するスイギュウを指します。両者が取り違えられるのは、アメリカでは野牛のことをバッファローと呼ぶ場合があるためです。アメリカにはスイギュウは棲息していないため、本来、バッファローと呼ぶのはおかしいのですが、呼称ですので仕方ありません。ニューヨーク州にはバッファローという都市がありますし、アメリカでは、バッファローという名称がいたるところで使われています。

氷河期の北地を闊歩していた絶滅種ステップバイソンの頭部と巨大角2本の完品化石。(その8)

話をバイソンに戻しましょう。現世のバイソンは体長350cm、体重1トンを超える巨獣です。

氷河期の北地を闊歩していた絶滅種ステップバイソンの頭部と巨大角2本の完品化石。(その9)

バイソンは草食動物ゆえ、おとなしい印象を持つかもしれませんが、非常に気性が激しいことで知られており、一度怒らせると手が付けられません。このページの下に、バイソンに関するウンチクを掲載しています。Youtubeより映像を引用していますので、その激しく戦う様を御覧ください。

氷河期の北地を闊歩していた絶滅種ステップバイソンの頭部と巨大角2本の完品化石。(その10)

こんな角でド突き合うのですから、負けても勝っても、無事ではいられないでしょう。

氷河期の北地を闊歩していた絶滅種ステップバイソンの頭部と巨大角2本の完品化石。(その11)

化石の保存状態は抜群です。欠損している箇所はほぼ無いと断言して良いでしょう。表面の状態も上々ですし、弊社で表面に保護剤を丁寧に塗布していますので、状態は安定しています。

氷河期の北地を闊歩していた絶滅種ステップバイソンの頭部と巨大角2本の完品化石。(その12)

角にはご覧のように深い凹凸があります。

氷河期の北地を闊歩していた絶滅種ステップバイソンの頭部と巨大角2本の完品化石。(その13)

先端にかけて鋭くカーブしています。角の本来の方向は写真とは上下が逆で、上に突き上がっています。

氷河期の北地を闊歩していた絶滅種ステップバイソンの頭部と巨大角2本の完品化石。(その14)

保存状態をじっくりご覧ください。

氷河期の北地を闊歩していた絶滅種ステップバイソンの頭部と巨大角2本の完品化石。(その15)
氷河期の北地を闊歩していた絶滅種ステップバイソンの頭部と巨大角2本の完品化石。(その16)
氷河期の北地を闊歩していた絶滅種ステップバイソンの頭部と巨大角2本の完品化石。(その17)

直線計測でも50cmを優に超える大きさ。

氷河期の北地を闊歩していた絶滅種ステップバイソンの頭部と巨大角2本の完品化石。(その18)

左右の角をジョイントする頭蓋骨の化石。

氷河期の北地を闊歩していた絶滅種ステップバイソンの頭部と巨大角2本の完品化石。(その19)

現世のバイソンの角とは比較にならないステップバイソンの角の化石です。すでに絶滅したとはいえ、一度実物をこの目で見てみたかったですね。

氷河期の北地を闊歩していた絶滅種ステップバイソンの頭部と巨大角2本の完品化石。(その20)

100円玉との比較。どこに100円玉があるかお分かりでしょうか?写真の右下にあります。写真の状態で左右1メートルを大きく超える長さがあります。絶滅種ステップバイソンの成体の角2本と頭部の完品化石です。

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商品スペック

商品ID ot1210
年代 新生代(6600万年前 -- 現在)
学名 氷河期の北地を闊歩していた絶滅種ステップバイソンの頭部と巨大角2本の完品化石。
産地 Russia
サイズ 角部分(カーブ計測)63.5cm 52.5cm / 真ん中部分(直線距離)幅30.2cm×奥行18cm×高19.5cm /3点展示(約)幅120cm×20cm×20cm 8125g
商品解説 氷河期の北地を闊歩していた絶滅種ステップバイソンの頭部と巨大角2本の完品化石。更新世のうち、現世に近いおよそ2,3万年前に地球の北地を闊歩していたステップバイソンの頭部および左右の角の化石標本です。

弊社で販売している標本の種名の同定について

この商品を購入されたお客様のお声

私のコレクションの中で、最も巨大で、大英博物館並みです。最高です!

ステップバイソンの頭部と左右の角が届きました。私のコレクションの中で、最も巨大で、大英博物館並みです。最高です!ありがとうございました!

宮城県/男性

ステップバイソンとは?

数万年前の氷河期のヨーロッパに実在した巨獣。

成体は体長350cm,体重は1トンを超えた。

バイソンは現世の北米とヨーロッパにも棲息しているが、ステップバイソンの子孫ではない。いずれも絶滅の危機に瀕しており、いずれも人工的に飼育されている個体のみになってしまっている。

バイソンはバッファローとは違う生物

一方、よくバイソンと間違われるバッファローは、東南アジアに棲息しているスイギュウのことであり、バイソンとは異なる生物である。ただ、アメリカでは野牛のことをバッファローと呼ぶ習慣があるため、アメリカバイソンをバッファローと呼ぶことがあるので、注意が必要。

バイソンは草食動物のためおとなしいイメージがあるかもしれないが、一度怒らすと手がつけられない存在として知られている。

映像でみるバイソン、ジャコウウシ


1トンを超えるバイソンが暴れると、人力ではとても抑えきれませんね。

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