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希少標本!恐竜を超える体躯、交合力を誇った史上最大級のワニ、サルコスクス(Sarchosucus imperator)の顎付き歯化石/【ot1207】
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史上最大のワニ、サルコスクスをご存知ででしょうか?もしご存知でない方はこのページの下にある解説を先に御覧ください。まさに”百聞は一見にしかず”を地で行くモンスターです。
こちらは、そのサルコスクスの顎骨(がっこつ、あごの骨)の化石です。しかも、顎骨のソケットにはオリジナルの歯が保存されています。全形を見ていただくために、横から撮影しましたが、この標本の真の魅力をお伝えするには不十分。次の写真へGO!
御覧ください。この生々しさ、そして厚み。ここで衝撃的な事実を一つ。サルコスクスの上顎の両側には35の歯があり、下顎にはそれぞれの側に31の歯があります。そして、この顎骨には4本。ということは、単純計算で、およそ8倍程度の長さのある顎骨の一部だと考えられます。本品はおよそ15cm強、単純に8をかけると、なんと120cm!歯のあるセクションだけで120cmですから、頭部全体であれば、もっと巨大ということ。そんな巨大な顎を持った生物が存在するのか!?と疑いたくなりますが、サルコスクスの成体は最大で11-12メートル、体重8トンまで成長したと考えられています。
サルコスクスの歯化石は1本でも希少。このくらいの分厚い成体の歯化石ともなれば、高値で取引されます。
本標本はそれが4本も顎骨のソケットに収まった状態。いかに希少なものであるか容易にご想像いただけることでしょう。
顎骨の表面を御覧ください。独特のシワ模様があります。また、ソケットの側部は盛り上がり段差があります。本物の化石でしか知り得ない特徴をじっくり観察できます。
顎骨の保存状態にご注目。ほとんど修正らしい修正なし。状態としては最高クラスと言って良いでしょう。
様々な角度から撮影しています。じっくりお確かめください。特に顎骨のナチュラルさにご注目ください。
顎の伸長方向に対して入った筋の数々。
歯が収まるソケット。
サルコスクスは成体に成長するまでにおよそ50-60年程かかったという研究結果があります。とても長生きだったようですね。これほどの歯に成長するまで、相当な時間を要したことでしょう。
ソケットに収まった歯。この化石はソケットと歯の関係がよく分かります。
この顎骨が上顎であったのか下顎であったのか、そこまでははっきり分かりませんが、少なくとも下顎の先端に近いセクションではなかったと断言できます。下顎の先端のセクションは、左右の顎が一つに収束します。加えて、直線に近いフォルムになります。この標本は明らかに左右いずれかですし、ややカーブを描いているため、どちらかというと奥に近いセクションのものでしょう。
現世のクロコダイルは獲物を噛んだあと、デスロールを行い、とどめを刺します。デスロールとは、ドライバーでネジを回すように、自身の体を回転させ獲物を引き裂く動きのこと。ある研究では、サルコスクスは、その規格外の巨体や強固すぎる装甲板のため、デスロールをすることができなかったのではないか、と結論づけています。ティラノサウルス・レックスを遥かに凌ぐ交合力(かむ力)を有していたとも言われていますので、そのようなハンティングスタイルを取る必要がなかったのかもしれません。水辺に水分補給に現れる、比較的動きの緩慢な大型の恐竜を襲うのに、デスロールは不要だったということでしょうか。
このナチュラルさ。
サルコスクス属は2種存在します。こちらは北アフリカ産のため、種小名はImperator。ラテン語で「皇帝」を意味します。
最強の生物リストに必ず上がってくる、「皇帝」の顎骨付きの歯化石です。非常に状態の良いナチュラルな標本です。
商品スペック
商品ID | ot1207 |
---|---|
年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | 希少標本!恐竜を超える体躯、交合力を誇った史上最大級のワニ、サルコスクス(Sarchosucus imperator)の顎付き歯化石 |
産地 | Morocco |
サイズ | 幅15.5cm×奥行5.5cm×高6.2cm 440g |
商品解説 | 希少標本!恐竜を超える体躯、交合力を誇った史上最大級のワニ、サルコスクス(Sarchosucus imperator)の顎付き歯化石 |
サルコスクスとは?
恐竜だけが支配者じゃなかった!サイズが違いすぎる!!
古代のワニは現代のワニの10倍デンジャラス!!
巨大ワニ、サルコスクス
サルコスクスは、白亜紀前期、アフリカに生息していた巨大なワニです。 体長は何と11mあり、現在知られている中では最大のワニです。
現生のワニの2倍以上のサイズがあると考えられていますが、重さに関しては6倍以上もあるとされます。重さは約8トンもあったようです。
サルコスクスは寿命が50~60歳と長生きで、年をとれば取るほど体のサイズが大きくなっていったようです。
これは陸の王者「ティラノサウルス」と同様の成長形態です。
名前は「肉のワニ」の意味。1964年にアフリカのニジェールで頭蓋骨の一部を発掘、2000年になってようやく1.8mもの頭蓋骨が発見され、その他全身の約半分が発見された(体重はアフリカ象の2倍近い10トン)。
サルコスクスの体の形
現在のワニは産まれてから10年で急速に成長します。この成長度合いから推測すると、サルコスクスも同様な成長曲線を描いたのではないでしょうか。
頭骨だけで1.7m~1.8mほどもあったといわれます。頭の部分だけで成人男性くらいもあります。このサイズは、ティラノサウルスの頭骨よりも大きいか、もしくは同等のサイズです。
サルコスクスの上あごは下あごを完全に覆い尽くしていました。これは恐竜と同じ構造をもっていることが伺えます。そして顎の形は、現在のワニと同じように、鼻先が非常に長く伸びたシェイプをしていました。
サルコスクスの歯
サルコスクスの歯は獲物に噛み付いて離さない頑強なタイプの歯です。
なぜかというと、現生のワニと同じく、いわゆるデスロール(相手に噛み付いたあと、体全体を回転して一撃で仕留めるワニ独特の戦略方法)をして、獲物を捕らえいたからです。彼らは沼地に潜んで待ち伏せし、近づいた獲物に噛み付いて絶命させるという手法で狩りをしていたようです。
サルコスクスの強さ
サルコスクスの噛む力は8トンもあったといわれています。これは、ティラノサウルスよりも2倍~3倍の噛む力に相当します。サルコスクスの背中に走る堅い装甲うろこは、強固なので、体を防御し保持するために使われていました。
ただ、あまりにも堅いために、体の柔軟性を奪われてしまうというマイナスの側面もあったと推察されています。
左からサルコスクス、ディノスクス、一番右が現在のミシシッピ川に生息するワニ
画像「サルコスクス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org