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古代の最強クロコダイル、サルコスクス(Sarcosuchus sp.)の歯化石/【ot1205】
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古代に実在した巨大ワニ、サルコスクスの歯化石です。
ほぼ真円。ワニの仲間の歯化石は概ねこの形。獲物を突き刺しホールドするハンティングスタイルに適した形と言えるでしょう。
鋭くなくてもいい・・・、太くあれ、的な。
サルコスクスの歯化石の特徴は、部位にもよりますが、わずかにカーブしているという点。
この歯化石は、サイズからジュベイナル(幼体)あるいはサブアダルト(亜成体)の歯化石と推察されます。サルコスクスの歯化石は、その巨体の割には縦の長さはあまりありません。その代わり太く厚く成長します。この歯化石は、これから大人への成長していく段階の個体の歯化石でしょう。
サルコスクスの歯化石を堪能するには、後ろから見なきゃ、ということで、何度もこの確度から撮影してしまいました。
100円玉との比較。渋いブラウンにもご注目下さい、ニジェール産のマットブラックとは一味違う、シックブラウンです。
商品スペック
商品ID | ot1205 |
---|---|
年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | 古代の最強クロコダイル、サルコスクス(Sarcosuchus sp.)の歯化石 |
産地 | Kem Kem basin, Morocco |
サイズ | ロングカーブ計測3.2cm |
商品解説 | 古代の最強クロコダイル、サルコスクス(Sarcosuchus sp.)の歯化石 |
サルコスクスとは?
恐竜だけが支配者じゃなかった!サイズが違いすぎる!!
古代のワニは現代のワニの10倍デンジャラス!!
巨大ワニ、サルコスクス
サルコスクスは、白亜紀前期、アフリカに生息していた巨大なワニです。 体長は何と11mあり、現在知られている中では最大のワニです。
現生のワニの2倍以上のサイズがあると考えられていますが、重さに関しては6倍以上もあるとされます。重さは約8トンもあったようです。
サルコスクスは寿命が50~60歳と長生きで、年をとれば取るほど体のサイズが大きくなっていったようです。
これは陸の王者「ティラノサウルス」と同様の成長形態です。
名前は「肉のワニ」の意味。1964年にアフリカのニジェールで頭蓋骨の一部を発掘、2000年になってようやく1.8mもの頭蓋骨が発見され、その他全身の約半分が発見された(体重はアフリカ象の2倍近い10トン)。
サルコスクスの体の形
現在のワニは産まれてから10年で急速に成長します。この成長度合いから推測すると、サルコスクスも同様な成長曲線を描いたのではないでしょうか。
頭骨だけで1.7m~1.8mほどもあったといわれます。頭の部分だけで成人男性くらいもあります。このサイズは、ティラノサウルスの頭骨よりも大きいか、もしくは同等のサイズです。
サルコスクスの上あごは下あごを完全に覆い尽くしていました。これは恐竜と同じ構造をもっていることが伺えます。そして顎の形は、現在のワニと同じように、鼻先が非常に長く伸びたシェイプをしていました。
サルコスクスの歯
サルコスクスの歯は獲物に噛み付いて離さない頑強なタイプの歯です。
なぜかというと、現生のワニと同じく、いわゆるデスロール(相手に噛み付いたあと、体全体を回転して一撃で仕留めるワニ独特の戦略方法)をして、獲物を捕らえいたからです。彼らは沼地に潜んで待ち伏せし、近づいた獲物に噛み付いて絶命させるという手法で狩りをしていたようです。
サルコスクスの強さ
サルコスクスの噛む力は8トンもあったといわれています。これは、ティラノサウルスよりも2倍~3倍の噛む力に相当します。サルコスクスの背中に走る堅い装甲うろこは、強固なので、体を防御し保持するために使われていました。
ただ、あまりにも堅いために、体の柔軟性を奪われてしまうというマイナスの側面もあったと推察されています。
左からサルコスクス、ディノスクス、一番右が現在のミシシッピ川に生息するワニ
画像「サルコスクス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org