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こんなに有り難い球体は他にはない!?ミニチュア地球ことストロマトライト/【ot1170】
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縞状鉄鉱層(しまじょうてっこうそう)が印象的なストロマトライトの球体ポリッシュ標本です。
ストロマトライトの模様は、いわば地球のダイナミズムの結晶です。数十億年前、シアノバクテリアと呼ばれる細菌が光合成を行ったことでそれまで酸素の少なかった大気中に大量の酸素を生み出しました。その結果、地球環境は激変し、好気性生物(酸素を取り込んでエネルギーにする生物)が主役に躍り出ることになります。
この層の模様は、そのシアノバクテリアの活動履歴なのです。
シアノバクテリアは日中に光合成を行い、夜になると活動を休止し堆積物を固着させます。その繰り返しが、このような層状の模様を成したのです。
なんだか人の顔のようにも見えますね。
塵も積もれば山となると言いますが、シアノバクテリアの活動履歴は、まさにその通り。1日1日の活動がこの繰り返し模様に刻まれています。
直径およそ3.6cm。真丸に磨き上げられた非常に美しい艶。
100円玉との比較。ストロマトライトは現在の地球の大気環境を作り上げた立役者とも言えるシアノバクテリアの活動履歴そのものです。なんとありがたい球体なのでしょう。
商品スペック
商品ID | ot1170 |
---|---|
年代 | 古生代オルドビス紀(5億500万 -- 4億4600万年前) |
学名 | こんなに有り難い球体は他にはない!?ミニチュア地球ことストロマトライト |
産地 | Peru |
サイズ | 直径3.6cm |
商品解説 | こんなに有り難い球体は他にはない!?ミニチュア地球ことストロマトライト |
ストロマトライトとは?
人類、恐竜、三葉虫、アンモナイト、、、全員が感謝する球体
地球を生物あふれる星に一変させた石、ストロマトライト! この石ころに地球の歴史と生物の発展のはじまりが詰まっています。皆様、地球年表をごらんになったことはありますでしょうか。
現生の地球は大量に酸素が存在するので、ATP合成(生命エネルギーの生成)を積極的に行うことができます。そのおかげで、われわれ人類を含む生物が闊歩(かっぽ)しています。
当たり前の話ですが、酸素がなければ、われわれ生物は存在できません。
地球で初めて光合成し、酸素をくれた。すべての生物が感謝!
30億年前以前の原始地球では、そのような酸素はほとんど存在せず、二酸化炭素で充満していました。それゆえ、複雑で高等な生物は全く存在できませんでした。
と・こ・ろ・が・・・・
藍藻(らんそう)類やシアノバクテリアの出現で、”光合成”が地球中で行われ、二酸化炭素が減少し、酸素が増え始めました。
この、ありがたい、ありがたい藍藻類やシアノバクテリアが光合成を行い死滅し、また出現し・・・の繰り返しで巨大化した化石がストロマトライトなのです。
ストロマトライトは何でできている?
30億年前以上、藍藻類(らんそうるい・シアノバクテリアとも)の死骸と泥粒などによって作られる層状の構造をもつ岩石のこと。
どうやって巨大化する?
ストロマトライトとなる藻類が昼に光合成をし、泥や砂などの堆積物を取り込みながら夜に固化する。これの繰り返しでその高さを増していく。
先カンブリア代のストロマトライトの化石 画像「ストロマトライト」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org
現在のオーストラリア・シャーク湾のストロマトライト 画像「ストロマトライト」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.or