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スーパーレア!2011年に記載された超ホットな新種の首長竜(Zarafasaura oceanis)の貴重な乱杭歯/【ot1161】
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非常に希少です。こちらは、2011年に新種の首長竜として記載されたザラファサウラの乱杭歯化石です。ザラファサウラをご説明する前に、首長竜の希少性について少し。ご存知の方も多いと思いますが、首長竜の化石は、同時期に共生していたモササウルスらと比較すると、圧倒的な希少です。このような歯付きの顎化石となりますと、産出量は少なくとも1/10。専門家によっては1/100という人も実際にいるほどです。
こちらの化石には、顎化石に加えて、頚椎が付いています。本来であれば、頚椎はより下部に存在するものですが、堆積時に移動してきたものと考えられます。このような移動はとても自然なことで、産状そのものを保存した場合にはよく見かけられます。この化石がいかにナチュラルであるかお分かりいただけることでしょう。
こちらが顎と歯のセクションを上から撮影したものです。顎の先端に近い位置で、上下のいずれかまでははっきり分かりませんが、あの”乱杭”状態がはっきりとお分かりいただけることでしょう。乱杭歯とは、首長竜の歯の生え方を表現した言葉で、顎を閉じた時に、上下の歯が交互に杭合う状態を指します。CGと一緒にご覧ください。また歯が顎より外に飛び出す構造もご注目頂きたい点です。
歯が外に飛び出しているため、高速で遊泳する魚を引っ掛けるようにして捕食することができたのでしょう。乱杭の構造も、一度捉えた獲物を逃がしにくい構造になっていることは一目で想像できます。
こちら何やら大きな噛み跡のような穴があります。より強力な捕食者(モササウルス以外には考えにくい)に襲われたのか、あるいは死に耐えた後、スカベンジャーに襲われたのか・・・。
拡大。いずれにしても興味深い穴です。
昨今、古生物学会等でも話題に上ることが多いザラファサウラですが、一体どんな生物だったのでしょうか。上述のように2011年に記載されたばかりの非常に新しい新種の首長竜です。エラスモサウルス科に属する一属一種の生物で、種小名はoceanis。ザラファの名前は、アラビア語でジラフ(キリン)を意味するようです。長い長い首がキリンを連想させたのでしょうか。種小名のoceanisはラテン語で、海の娘を意味するそう。ということは、海に棲むキリンといったところになるのか・・・。かなりの確率で本来の意図と違いそうです・・・、きっと違います。
現在採集されている地域はモロッコの白亜紀最後期(マーストリヒチアン)の地層のみ。最期の首長竜と言って良い存在です。
このように外に飛び出した歯がずらりと並んだ顎化石が見つかる、というのは実に希少なことで、実際、マーケット等で見かけることは殆ど無いでしょう。
このような形で展示すると安定します。
下顎だとすれば、ちょうどこんな感じで、魚を突き刺したのでしょう。
100%ナチュラル。まるで石膏ジャケットに入れて取り出したかのような自然な味わい。素晴らしい。
各部アップで撮影していますので、そのナチュラル感をお確かめください。
「小顔」で知られる首長竜とはいえ、そこは、大型の首長竜エラスモサウルス科ザラファサウルスだけのことはあります。18cmの大きさがあります。立派です。
100円玉との比較。繰り返しになりますが、首長竜の顎化石は、あのモササウルスらと比較しても、大変希少で、滅多にマーケットに出回るものではありません。まして乱杭歯のナチュラルな産状が残った標本ならなおさらです。
商品スペック
商品ID | ot1161 |
---|---|
年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | スーパーレア!2011年に記載された超ホットな新種の首長竜(Zarafasaura oceanis)の貴重な乱杭歯 |
産地 | Phosphate Beds, Oued Zem, Morocco |
サイズ | 18cm×11cm×高16.7cm |
商品解説 | スーパーレア!2011年に記載された超ホットな新種の首長竜(Zarafasaura oceanis)の貴重な乱杭歯 |
プレシオサウルスとは?
「ネッシー」の祖先と言われたプレシオサウルス?
プレシオサウルスは三畳紀後期~ジュラ紀前期(約2億1000万~1億8000万年前)に棲息していた首長竜の仲間です。首長竜としては最も初期の生物の一つです。
画像「プレシオサウルス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org
ネッシーの影響か否か、首長竜を恐竜の一種と考えられがちですが、実際には海生は虫類の仲間です。
また、同じ水性は虫類のエラスモサウルスなどと違い、比較的小型で最大で体長5m前後であったと考えられています。エラスモサウルスは10mをゆうに超える巨体の持ち主でした。
画像「プレシオサウルス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org
泳ぎは得意ではなかった
またエラスモサウルスほど首が長くなく、首長竜の想像図で見られる、首を縦横無尽にくねらせて魚を捕食することはもしかすると得意ではなかったかもしれません。潜水が得意ではなったという説があることから、浅海で魚やイカなどを獲物にしたと考えられています。
画像「プレシオサウルス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org
胴体から伸びる巨大な鰭(ひれ)を駆使しても、それほど高速で泳ぐことはできなかったという説もあります。待ち伏せをして首を突き出して捕食をしていたのでしょうか。
現生のプレシオサウルス生き残り説はネッシー以外もたくさんあり、有名なところでは、アメリカのチャンプオーストラリアのホークスベリー・リバー・モンスター、中国のツィリなどがあります。
画像「プレシオサウルス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org