木生シダならではのある特徴を備えた美しい珪化木（ケイカボク） 化石 販売

切り株型の珪化木です。斜めにカットしてあるので、断面を正面からも見ることができます。展示に特化した標本です。

外縁部に非常に美しい朱が出ます。中央は優しいベージュ色。エグみのないバランスの取れた色合いはどのシチュエーションにもぴったりのインテリアになります。

ちょうどよいサイズ。展示する場所を選びません。

皆さん、この珪化木の断面を見て、ある特徴があることがわかりますか？

よ～く、御覧ください。

わかりましたか？そうです、この断面には年輪がありません。

なぜ年輪がないのか？本標本は木生シダと言われる植物だからです。木生シダはその名の通り、木のように発達するシダ類で、見た目は木そのものです。しかし、本質はシダですから、当然年輪はありません。

樹皮はごつごつとして木そのものですが、年輪はありません。

樹皮の味わいが素晴らしい。

古生代には、これら木生シダが大繁栄し、現在の石炭の素となりました。木生シダを含む植物の進化についてはコラム、地球最古の木とは？「https://www.kaseki7.com/z_column/archaeopteris.html」で触れていますので、ぜひご覧ください。

この落ち着いた佇まい。渋い！

木生シダの表皮は、根が発達して固化したものと考えられています。

見た目は木ですが、実際には、石です。このギャップをお楽しみ下さい。

珪化木は世界中様々な産地で発見されますが、コレクションとして楽しめるものはごくわずかです。色合い、大きさなどで、バランスが取れているものだけが、こうしてコレクティブアイテムとして流通します。

１００円玉との比較。外縁部の美しい朱と年輪のない木生シダならではのモノトーンに近いベージュをご堪能下さい。