- 化石セブン【HOME】
- 化石販売
- その他の化石の販売
- その他
- ストロマトライトの化石販売
- 地球に大量の酸素をもたらした元となったストロマトライトの化石(Stromatolite)
地球に大量の酸素をもたらした元となったストロマトライトの化石(Stromatolite)/【ot104】
日本全国送料0円 この商品について質問する 探して欲しい商品がある
SOLD OUT 売却済み | スマホ向けサイトのトップページはこちら
ストロマトライトの化石が登場です!
この美しい縞模様は、生物が作り上げたオールナチュラルな芸術品です。
地球に酸素がなかった頃、シアノバクテリアという微生物が光合成により酸素を産生します。このシアノバクテリアが生きている過程でストロマトライトという石をつくるのです。ストロマトライトがあれば、そこにシアノバクテリアが存在したということになります。そして酸素がそこにあったという証明にもなるというわけです。
さて、シアノバクテリアは、藍色のような緑色のような細長~い細菌なのですが、初めて光合成を行なった生物として大変有名です。現在、大気中には21%の酸素があり、わたしたちが息ができるのも、これが元となったといって過言ではありません。シアノバクテリア様様です!
なぜ、シアノバクテリアはストロマトライトという不思議な石を形成するのでしょうか?それは、シアノバクテリアが持っているベトベト液によります。シアノバクテリアは、ベトベトとした液を持っていて、これを出すことによって海の中で砂などの物質をくっつけるという働きをもっています。
さて、一日経つと、ベトベトした液は砂を取り込んだまま、再びカラダをにょきっと出して、シアノバクテリアは活動を始めるのです。何だかおもしろい生き物です。ベトベトした液に包まれた砂と、シアノバクテリアが何層にも重なって・・・このような縞模様が出来上がるわけです。
表面に見えるこういった縞模様は、いわばシアノバクテリアが作った模様なのです。
この照り、まん丸な可愛らしい形をご覧ください。大きさは丁度手のひらに収まるサイズ。卓球の玉にするには大きすぎ、砲丸投げする玉には小さい、そんな大きさです。といっても、決して投げないでくださいね。。。
このストロマトライト化石が存在したということは、シアノバクテリアがそこにいたということと等しい関係にあります。要は、酸素を生み出す機能が存在したということで、地球の歴史をみても、とても価値のあるものだといえます。ストロマトライトで、最古のものは27億年前のものがありますから、少なくとも現在わかっている範囲で、27億年前に地球上に酸素が発生したとされています。そんなロマン溢れる化石がストロマトライトなのです。
こんな素敵な化石を机の隅や、コーナーの一角に置いてみてください。そこに目をやると、20億年間の歴史を感じられるわけです。時間は、我々皆平等に与えられているですが、20億年という時間を感じられるモノはそうそうありません。せかせかしているとき、忙しいときにこの標本を見てください。暮らしに「ゆとり」を思い起こすきっかけになるような、そんな標本なんです。
この丸い形がまたいいですね。「丸」は完全で、欠けたところのないことを意味しています。
ボヘミア、チェコ産のストロマトライト化石でした。
商品スペック
商品ID | ot104 |
---|---|
年代 | 古生代カンブリア紀(5億4200万 -- 5億500万年前) |
学名 | 地球に大量の酸素をもたらした元となったストロマトライトの化石(Stromatolite) |
産地 | Bohemia, Czech |
サイズ | 直径4.5cm |
商品解説 | およそ5億年前のチェコ・ボヘミア産ストロマトライト化石の登場です。 ストロマトライトは、先カンブリア時代の約20億年前ごろに初めて生物が光合成を行なったシアノバクテリアという生物が作った生痕化石です。 生痕化石とは、生物そのものの化石ではなく、生物が確かにそこで活動していたとわかる痕が岩石などに表れている化石のことです。 ストロマトライトは、酸素がまだなかった当時の地球に、光合成をして酸素を作り出したシアノバクテリアが残した証しである稀少な化石です。 ストロマトライトが見つかるということは、そこに酸素を生み出す細菌、シアノバクテリアが存在したということになります。 標本に見えるしま模様は、シアノバクテリアが作り出したものです。 私たちが吸っている酸素を作り出した元になる化石が、このストロマトライトです。 |
この商品を購入されたお客様のお声
ストロマトライトは、以前から欲しかった化石でありがとうございました。見ただけでは何の化石か分かりませんが一人ロマンを感じながら眺めています。
滋賀県/男性
ストロマトライトとは?
人類、恐竜、三葉虫、アンモナイト、、、全員が感謝する球体
地球を生物あふれる星に一変させた石、ストロマトライト! この石ころに地球の歴史と生物の発展のはじまりが詰まっています。皆様、地球年表をごらんになったことはありますでしょうか。
現生の地球は大量に酸素が存在するので、ATP合成(生命エネルギーの生成)を積極的に行うことができます。そのおかげで、われわれ人類を含む生物が闊歩(かっぽ)しています。
当たり前の話ですが、酸素がなければ、われわれ生物は存在できません。
地球で初めて光合成し、酸素をくれた。すべての生物が感謝!
30億年前以前の原始地球では、そのような酸素はほとんど存在せず、二酸化炭素で充満していました。それゆえ、複雑で高等な生物は全く存在できませんでした。
と・こ・ろ・が・・・・
藍藻(らんそう)類やシアノバクテリアの出現で、”光合成”が地球中で行われ、二酸化炭素が減少し、酸素が増え始めました。
この、ありがたい、ありがたい藍藻類やシアノバクテリアが光合成を行い死滅し、また出現し・・・の繰り返しで巨大化した化石がストロマトライトなのです。
ストロマトライトは何でできている?
30億年前以上、藍藻類(らんそうるい・シアノバクテリアとも)の死骸と泥粒などによって作られる層状の構造をもつ岩石のこと。
どうやって巨大化する?
ストロマトライトとなる藻類が昼に光合成をし、泥や砂などの堆積物を取り込みながら夜に固化する。これの繰り返しでその高さを増していく。
先カンブリア代のストロマトライトの化石 画像「ストロマトライト」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org
現在のオーストラリア・シャーク湾のストロマトライト 画像「ストロマトライト」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.or