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3本の指跡がクッキリと残された、恐竜(獣脚類)グラレーターの足跡化石(Grallator track)/【di976】
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こちらは小型の獣脚類グラレーターの足跡の化石です。化石と言えば、骨や歯をイメージするかもしれませんが、こういった生物の痕跡が化石になったものも化石の一つです。生きた痕(あと)という意味で生痕(せいこん)化石と言います。
3本の指が上方に広がっているのがお分かりでしょうか?獣脚類の足は一般に4本の指を持っています。1本は足のサイドについているため、地面に直接触れることはありません。したがって、このような3本指の足跡になる、というわけです。
足跡の部分だけ、こんもりと膨らんでいるのがお分かりでしょうか?「足跡ならば、凹んでいるはずでは?」と思った貴方は鋭い。なぜこのような膨らむのでしょうか?それは、足跡の上に土砂等が覆いかぶさり、長い間堆積したのち、露頭で発見された時、かぶさった土砂側(上からフタをした側)が化石として現れたものだからです。詳しくはコラム「恐竜のフットプリント化石のネガポジの謎。なぜ膨らんでいる足跡化石があるのか?」を御覧ください。
横から見ても、その膨らみが解ります。
そしてこちらが裏面です。前述の生成のメカニズムを考えて頂けると、なぜこちら側にコケっぽいものがついているのかお分かりいただけることでしょう。フタをした土砂が堆積し岩石となったものが露頭に現れていたからですね。そしてこの露頭をハンマー等で割ると、あの化石が裏側から現れたというわけです。
もちろん、化石によっては凹んだ側のフットプリントの化石も存在しますが、比較的膨らんだ側のほうが多いように思います。上から堆積した土砂のほうが堆積した結果、頑丈なのほうが、フットプリントになりやすいのかもしれません。
いずれに致しましても、はっきりと3本指が残っています。指の先が少し細くなり、鋭くなっているのがお分かりでしょうか?
こちらも、左側が少し細くなっていますね。
こちらも、そのような傾向が見受けられます。
中央の指に至っては、はっきりと先細っていますね。これは、指先の爪の食い込みによるものでしょう。
100円玉との比較。獣脚類ならではの鋭い爪痕を残したフットプリントです。
商品スペック
商品ID | di976 |
---|---|
年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | 3本の指跡がクッキリと残された、恐竜(獣脚類)グラレーターの足跡化石(Grallator track) |
産地 | Judith River Formation, Northern Montana, U.S.A. |
サイズ | 16cm(本体最長部) / 母岩 18.5㎝×18cm×厚3.9cm |
商品解説 | 3本の指跡がクッキリと残された、恐竜(獣脚類)グラレーターの足跡化石(Grallator track) |
小型恐竜グラレーター(Grallator)とは?
小型恐竜グラレーター(Grallator)とは?
グラレーターという恐竜は、小から中サイズの2足歩行する肉食の竜盤目獣脚類のことをさしています。彼らの足跡は三畳紀後期から白亜紀前期に見つかっています。彼らの種はアメリカ、カナダ、オーストラリア、ヨーロッパ、中国などで発見されていますが、最も有名なのは、北アメリカの東海岸のものです。足跡はこれまでみつかっていますが、定義づけられるほどの骨格化石が十分みつかっていないことから、さらなる解明が待たれる期待の恐竜です。グラデーターの特徴は3本指であるということで、大きさは約5~15㎝のものが主流です。
グラレーターはどんな形をしている?
これまでのところ、体格は90cm~2m未満と推定されています。
研究者によると、グラレーターは米国の東部に生息していた恐竜の中では最古で、「俊足なトカゲ」が名前の由来の、ポドケサウルスとよく似ていると考えられています。ポドケサウルスの体の構造はコエロフィシスのそれとよく似ているといわれています。コエロフィシスの体はほっそりとしていて、後肢と尻尾、そして首が長かったので、グラデーターもそれに近いシルエットと推察されます。
グラレーターは、コエロフィシス属に属すとされています。
グラレーターは足の速い恐竜
グラレーターは、見つかっている足跡の歩幅から計算して、およそ時速32㎞/時で走ったといわれいます。
ストライドからして、コネチカット渓谷に住む小型恐竜の中で最も速く移動する恐竜だったのではないかと考えられています。
名前の由来
グラレーターの名前は、アメリカの有名な地質学者エドワードヒッチコック(Edward Hitchcock)によって名づけられました。グラレーターという名前の"Grallae″の部分は、鳥類のなかでも渉禽類(しょうきんるい)というグループに分類される、コウノトリやサギといった足のながい鳥のグループの古代の名前に関連しています。