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最期の角竜こと、巨大恐竜トリケラトプスの歯化石(Triceratops horridus)/【di966】
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恐竜と言えば、ティラノサウルスとトリケラトプス。この化石はトリケラトプスの歯化石です。
こちら、上部が平らになっていることがお分かりでしょうか?トリケラトプスの歯化石の特徴の一つです。草食動物であるトリケラトプスは、植物を咀嚼する際に、歯を上下から硬い植物を挟み、擦り切るように使っていました。そのため、歯冠の上部は徐々に平らになっていきます。
我々哺乳類と違い、草食恐竜はデンタルバッテリー構造を備えていたことです。歯茎の奥から次々と歯が現れます。磨耗した歯は抜け落ち、新しい歯と入れ替わるのです。
こちらは裏面。
波打つような構造があるのが分かるでしょうか?これもトリケラトプスの歯の構造の特徴の一つです。歯を上下からすり合わせるだけでなく、左右にもすり合わせる際に、より植物をキリやすくするための構造です。
歯冠の保存状態はご覧の通り、とても良好で、エナメル質による光沢が見られます。上部の平たい面は決して折れて欠損したくのではなく、なめらかになっていることがお分かりいただけるでしょうか。これが上述した上下すり合わせによる摩耗です。
下部のエナメル質が残っていない箇所は歯根と言って、歯茎の中に埋まっていた部分です。この歯の下から、新しい歯が次々に生まれてきました(デンタルバッテリー構造)。
より植物をカットしやすくする、波打構造。
トリケラトプスの歯の特徴をよく備えています。
100円玉とほぼ同サイズ。直線計測で2.5cmです。アベレージサイズかやや大きい。
商品スペック
商品ID | di966 |
---|---|
年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | 最期の角竜こと、巨大恐竜トリケラトプスの歯化石(Triceratops horridus) |
産地 | アメリカ・ヘルクリーク累層 |
サイズ | 直線計測2.5cm |
商品解説 | 最期の角竜こと、巨大恐竜トリケラトプスの歯化石(Triceratops horridus) |
トリケラトプスとは?
名前の由来
「3本の角を持つ顔」という意味。3本の角は鼻先の短い一本と、目の上の大きな2本を指す
画像「トリケラトプス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org
サイズ
体長約9m、体重約5から8トン。成体はアフリカ象の2倍程度です。四肢で歩く
画像「トリケラトプス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org
今や恐竜の定義として重要なポジション
皆さん「恐竜の定義」をお答え下さい・・・。と言われてすぐに答えることができますでしょうか。現在の学術的な恐竜の定義は、「鳥とトリケラトプスの直近の共通祖先と、すべての子孫」となっています。詳しくはコチラ。
生態
角竜は、恐竜の中でも最後に進化したグループでほとんどが北米。トリケラトプスは、恐竜絶滅前の白亜紀後期(6700-6500万年前)に生きていました。カナダで大量の化石が見つかったこと(おそらく急流の川を渡ろうとして全員溺れ死んだ)で群れをなしていたとされています。
ティラノサウルスからびくびく逃げ惑っていたのか!?
ティラノサウルスなどの巨大肉食獣が現れたら草食恐竜は逃げ惑うばかりですが、トリケラトプスはその巨大な角・強靭な足腰・大きなエリカザリで勇敢に立ち向かっていたのかもしれません。我が子が狙われたときなどは命をかけて獰猛な突進攻撃をしかけ、見事にティラノサウルスの下腹を串刺しにしていたかもしれません。
画像「トリケラトプス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org
クチバシ
トリケラトプスの口ばしは堅い植物を毎日食べるため磨り減っていきますが、爪のように成長を続けます。
歯
上下のアゴにびっしり一列に生えています。肉食ほどの鋭さはありませんが、肉よりもはるかに堅い中生代の植物をバリバリ食べるために、異常に堅くて太いです。上下の歯ではさみのようにすり切ってむさぼっていました。
画像「トリケラトプス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org
以下は現代のトリケラトプス!?です
まずはジャクソンカメレオン。トリケラにあこがれて進化したのか、3本の角の位置がそっくりです。
続いてサイ
トリケラトプスも雄同士で縄張りや雌の争いが激しかったようで、エリカザリに角が突き刺さったあとがある化石も見つかっています。