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これぞモンスター!これが足の指の骨だと信じられますか?ランベオサウルスの中足骨の化石/【di963】
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ランベオサウルスの中足骨の化石をご紹介します。
ランベオサウルスは、鳥盤類のなかで最大級の体躯を誇る恐竜の一つと言って良いでしょう。成体になると、体長は15メートルに達したと考えられています。頭部には特徴的なトサカを持っていました。このトサカのなかは空洞で、大きな音を鳴らせたとか、匂いを拡散した、とか様々な説がありますが、その機能ははっきりと分かっていません。今回の中足骨は、上の画像の赤い部分になります。
にわかには信じられないかと思いますが、この巨大な化石は、足の指を構成する一つの骨だということです。繰り返しますが、指全体ではありません。指を構成する、複数の骨の一つなのです。
指の骨の大きさは、人間であれば、わずか数センチでしょう。ところが、ランベオサウルスの場合は、ご覧の通り、長さ40cmを超えます。確かに体長15メートルの巨体を支えるには、このくらいの大きさがあっても不思議ではありませんが・・・。
このランベオサウルス、これだけの巨体でありながら、かなりの韋駄天であったと考えられています。現世のゾウも時速40キロで疾走できるそうですから、ランベオサウルスが鈍重であったと決めつけることはできません。あの巨体で疾走するならば、凄まじい体重が足の指にかかったでしょうから、このくらい太くても不思議ではありません。
各部の保存状態も上々で、骨の細かな組織も残されています。
骨端の凹凸も確認できます。
端部の隆起。
左右40cm,重量にして6kgを超える、スーパーヘビー級の標本です。これが足の指を構成する複数の骨の一つというのだから、驚きです。
ランベオサウルスは、単独では行動せず群生していたのではないかと考えられています。足跡化石が複数体のものであったことや、ランベオサウルスの骨化石が一箇所で何本も発見されたことが根拠になっています。
仲間同士で協力しながら、生き抜いていたのでしょうか。
この骨端の盛り上がり。他の指と接する箇所で、丸くなっています。
こちらは他の指を受け入れるソケット状になっています。
写真右側が先端側、左側が奥側です。
写真左側が先端側、右側が奥側です。
こうしてみると、たしかに指の骨の形をしていることが分かりますね。肉食恐竜の爪の化石などと同様のフォルムをしていることが分かります。
写真左下に100円玉があることに注目して下さい。何度も繰り返しますが、この化石は足指を構成する複数の骨の一つなのです。ランベオサウルスがどれほど大きかったのか、そのモンスターぶりを示す動かぬ証拠とも言えるでしょう。
商品スペック
商品ID | di963 |
---|---|
年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | これぞモンスター!これが足の指の骨だと信じられますか?ランベオサウルスの中足骨の化石 |
産地 | 北米 |
サイズ | 40.6cm×16.2×14.8cm 6285g |
商品解説 | これぞモンスター!これが足の指の骨だと信じられますか?ランベオサウルスの中足骨の化石 |
ランベオサウルスとは?
ランベオサウルスとは?
ランベオサウルス(Lambeosaurus )は中生代白亜紀後期の北アメリカ大陸に生息した、大型の鳥脚類恐竜。
イラスト・川崎悟史
ランベオサウルスの名前の由来
1923年、Dr. William Parks によりカナダ、アルバータ州で発見され、カナダにおける初期の古生物学者兼化石ハンター ローレンス・ラム (Lawrence Lambe) にちなみランベオサウルス(ラムのトカゲ)と命名された。化石はアルバータ他バハ・カリフォルニア半島と モンタナ州でも発見されている。
白亜紀後期最大の鳥脚類
体長10 - 15mで鳥脚類としては最大級。
皮膚の印象化石からは、腹を除く一定の箇所に多角形の突起をもつ、薄い皮膚であったことがわかっている。足跡化石からは群れを作り四足歩行で移動していたことがわかっている。速度はかなり速かった。
画像「ランベオサウルス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.or
画像「ランベオサウルス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.or