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ナチュラルな6センチ級標本。棘トカゲ、肉食恐竜スピノサウルスの歯化石(Spinosaurus)/【di937】
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白亜紀前期から中期(およそ1億年前前後)の北アフリカ大陸で繁栄した、スピノサウルスの歯化石をご紹介します。プレゼントにも喜ばれる肉食恐竜歯です。
スピノサウルスは学名の由来が『棘トカゲ』ともいわれるように、背中に棘のような骨をもった巨大恐竜です。まるで船の帆のような奇妙な背中の形は、一度みたら忘れられない恐竜として印象付けられます。
スピノサウルスは20世紀初頭、ドイツの貴族エルンスト・シュトローマーによって発見され、その後ドイツ国内の博物館に展示されていたのですが、1944年戦時下において空爆により焼失してしまいます。貴重な化石が灰と化した際はどんなにショックだった事でしょうか。
スピノサウルスの骨格化石はその後なかなか見つからず、謎の多い恐竜として知られていましたが、近年発見された化石により、さらなる研究がなされているようです。
歯化石は他の肉食恐竜にくらべ比較的多く発掘されるスピノサウルス。円錐状の歯の形から、魚食性の恐竜であったと考えられています。
ナチュラルな歯の表面が見られる歯化石です。どちらかというとがっしり太めのタイプです。
ルート部(歯の奥に埋まっていた部分)も見られます。
ロングカーブ計測で6.3センチ。手の平で鑑賞するのにちょうど良いサイズ感ですね。
荒々しい断面。カルサイト化しています。
100円玉と比べると、存在感のあるサイズであることが分かります。肉食恐竜の歯化石でナチュラルな標本をお探しの方に。
商品スペック
商品ID | di937 |
---|---|
年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | ナチュラルな6センチ級標本。棘トカゲ、肉食恐竜スピノサウルスの歯化石(Spinosaurus) |
産地 | Morocco |
サイズ | ロングカーブ計測6.3cm |
商品解説 | ナチュラルな6センチ級標本。棘トカゲ、肉食恐竜スピノサウルスの歯化石(Spinosaurus) 展示ケースと一緒にお届けします。 |
この商品を購入されたお客様のお声
子供のクリスマスプレゼント用に購入しました。アンモナイトや三葉虫の化石は所有していましたが、恐竜の化石を触るのは初めてだったので、とても喜んでいました。機会があればまた購入させていただきます
神奈川県/男性
スピノサウルスとは?
スピノサウルスの歯の特徴
例えるなら、「かっちかちの石のたけのこ」です。見た目はたけのこみたいでやわらかそうですが、手にするとずっしり重くて冷たいです。こんな尖った石のような歯が古代の水辺で毎日のように魚に突き刺さりまくっていたとは・・・。魚も即死どころのさわぎではなく、一瞬でこの石のたけのこが何本もささり原型をとどめていなかったことでしょう。
スピノサウルスの名前の由来
トゲのあるトカゲの意味。1915年にエジプトで発見。ジュラシックパーク3でティラノサウルスとの一戦以来人気が爆発。
スピノサウルスのサイズ
実は肉食恐竜最大の17m(ティラノサウルスは13m)。体重は4トン。
スピノサウルスの特徴
ワニのような細長い鼻面で、背中には1.8メートルにもなる大きな帆をもつ。この帆は脊椎骨から一本一本直接延長したもので、それらを皮膚がつないでいる(うちわのような構造)。雄同士の威嚇、体温調整の役目があったとされる。
スピノサウルスの食性
口元はワニのような形状をしていることから、魚食性だったと考えられてる。歯の化石はセレーションがなく表面に溝があり魚などを串刺ししやすい構造になっている。
ちなみにかつてはセレーションがないことから肉食でもスカベンジャー(死肉食者)とされていたが、最近になって顎の先端部分が見つかり、ワニのような口をしていたことが分かった。
画像「スピノサウルス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org
スピノサウルスの化石は多くが第2次大戦で失われてしまったので、まだまだ全身の復元は進んでいない。
スピノサウルスのかぎ爪
肉食恐竜らしい獰猛なカギ爪は「つかんだ獲物は逃がさない」といわんばかりの湾曲具合。当店でも取り扱っています。
左からスピノサウルス、ギガノトサウルス、カルカロドントサウルス、ティラノサウルス、マプサウルス
画像「スピノサウルス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org