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溝模様が保存された、肉食恐竜スピノサウルスの歯化石/【di922】
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有名肉食恐竜、スピノサウルス派化石が登場しました。3センチと決して大きなサイズではありませんが、表面の溝も残っており状態の良い標本です。
こちらが言わずと知れたスピノサウルスのフォルムです。背中の帆のような部分が特徴的で、この部分が「棘トカゲ」という名前の由来になっています。恐竜図鑑などでは真っ先に登場するタイプの目立つ恐竜ですよね。地質時代では、中生代白亜紀前期に北アフリカ大陸で繁栄を遂げた、テタヌラ類(ピンと張った硬い尾をもつ恐竜)の仲間として分類されます
スピノサウルスの歯は、細長いアゴに夥しい数が並んでおり、ご覧のように突き刺して獲物をとらえるタイプの円錐形の歯の形をしています。
手の平との比較。そんなに大きな歯ではないのですが、先端に集結していく伸びやかなラインがきれいな歯化石です。小振りながら上質、といったタイプの標本。
アップでどうぞ。
こちらが歯の元側の断面。中は堆積物がカルサイト化しています。
ご覧のケースにお入れしてお届けします。肉食恐竜スピノサウルスの歯化石のご紹介でした。
商品スペック
商品ID | di922 |
---|---|
年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | 溝模様が保存された、肉食恐竜スピノサウルスの歯化石 |
産地 | Morocco |
サイズ | ロングカーブ計測3cm |
商品解説 |
この商品を購入されたお客様のお声
スピノサウルスの歯化石を購入させていただきました。あの巨体からすれば控えめでかわいらしいサイズの歯になりますが、それでも正真正銘、恐竜の化石です。私自身、初の化石購入でもありますので、とにかくうれしくてたまりません!またいつか別の標本も手に入れたいと思っていますが、今回の化石への想い入れは、この先もずっと変わらないことでしょう。大切にさせていただきます。
長野県/男性
スピノサウルスとは?
スピノサウルスの歯の特徴
例えるなら、「かっちかちの石のたけのこ」です。見た目はたけのこみたいでやわらかそうですが、手にするとずっしり重くて冷たいです。こんな尖った石のような歯が古代の水辺で毎日のように魚に突き刺さりまくっていたとは・・・。魚も即死どころのさわぎではなく、一瞬でこの石のたけのこが何本もささり原型をとどめていなかったことでしょう。
スピノサウルスの名前の由来
トゲのあるトカゲの意味。1915年にエジプトで発見。ジュラシックパーク3でティラノサウルスとの一戦以来人気が爆発。
スピノサウルスのサイズ
実は肉食恐竜最大の17m(ティラノサウルスは13m)。体重は4トン。
スピノサウルスの特徴
ワニのような細長い鼻面で、背中には1.8メートルにもなる大きな帆をもつ。この帆は脊椎骨から一本一本直接延長したもので、それらを皮膚がつないでいる(うちわのような構造)。雄同士の威嚇、体温調整の役目があったとされる。
スピノサウルスの食性
口元はワニのような形状をしていることから、魚食性だったと考えられてる。歯の化石はセレーションがなく表面に溝があり魚などを串刺ししやすい構造になっている。
ちなみにかつてはセレーションがないことから肉食でもスカベンジャー(死肉食者)とされていたが、最近になって顎の先端部分が見つかり、ワニのような口をしていたことが分かった。
画像「スピノサウルス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org
スピノサウルスの化石は多くが第2次大戦で失われてしまったので、まだまだ全身の復元は進んでいない。
スピノサウルスのかぎ爪
肉食恐竜らしい獰猛なカギ爪は「つかんだ獲物は逃がさない」といわんばかりの湾曲具合。当店でも取り扱っています。
左からスピノサウルス、ギガノトサウルス、カルカロドントサウルス、ティラノサウルス、マプサウルス
画像「スピノサウルス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org