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レア!歯根付きカルカロドントサウルスの歯化石/【di920】
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アフリカのティラノサウルス・レックスの愛称で人気のカルカロドントサウルスの歯根付きの歯化石です。歯根とは、歯茎のなかに埋まっていた部分のことです。写真中央より右半分が歯根になります。
カルカロドントサウルスの歯化石にかぎらず、歯根付きの歯化石は希少です。人間の歯でも同様かもしれませんが、歯が折れる際には、歯根から抜けることは稀です。折れて歯冠(歯茎より上の部分)だけが抜け落ちるのが大半です。歯冠のみの歯化石が多いのはその意味で当然かもしれませんね。まして肉食恐竜の歯は、獲物を捕まえる武器の役割を果たしています。狩りの中で、折れて歯冠部だけ抜け落ちることは少なくなかったことでしょう。
こちらが歯冠です。
歯冠部の大部分はエナメル質に覆われており、光沢を帯びています。
歯全体の長さは、長い方の辺にそって86mmです。平均的なサイズです。
様々な角度から撮影しましたので、じっくりご覧ください。
中生代白亜紀後期のアフリカ大陸では、本標本の主、カルカロドントサウルスと同時に、あのスピノサウルスが同地域に生息していたと考えられています。最近の研究で、スピノサウルスは水辺の周辺を縄張りにしていたことが明らかになりつつあります。同時にカルカロドントサウルスと闘争したと思われる痕が残る化石もあることから、まれに両者が遭遇、衝突することもあったのではないかと思われます。両者の体格から考えると、生死を決める闘争になったのではないでしょうか。
100円玉との比較です。中生代白亜紀後期に、現在のアフリカ大陸に生息していた、強力な獣脚類、カルカロドントサウルスの歯根付きの歯化石です。歯根が残っている歯化石は、非常にレアです。
商品スペック
商品ID | di920 |
---|---|
年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | レア!歯根付きカルカロドントサウルスの歯化石 |
産地 | Morocco |
サイズ | ロングカーブ計測8.6cm |
商品解説 | レア!歯根付きカルカロドントサウルスの歯化石 |
カルカロドントサウルスとは?
ティラノの地位をおびやかす最強説
カルカロドントサウルスは古生物学者ポール・セレノにより、1996年に発見されました。カルカロドントサウルスが発見されるまでは、最強の恐竜は、T-rexで決まりでしたが、カルカロドントサウルスの発見によって、その地位が揺るぎ始めました。
事実、発見された頭部から推測されるには、カルカロドントサウルスはT-rexよりも大きく、全長15m近くまで成長し、体重は7tにも及びました。
画像「カルカロドントサウルス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org
この驚くべきサイズにより、カルカロドントサウルスはアフリカのティラノサウルスの意味で、アフリカンT-rexの別名があります。仮に、カルカロドントサウルスのほうがT-rexより先に発見されていれば、T-rexこそが、アメリカンカルカロドントとでも呼ばれていたのでしょうか。
科学者らの研究によれば、少なくとも時速30kmで走り、アフリカの大地の覇権を完全に手中に収めていたと考えられています。
名前の由来
まさにこの鋭い歯が現生のホオジロザメ(カルカロドン)に酷似していたことから、ホオジロザメのようなトカゲという意味で付けられました。
画像「カルカロドントサウルス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org
歯の特徴
カルカロドントサウルスの歯は特徴的で、断面が平面状かつ、薄めであり、逆に幅が非常に広いため、骨を砕いて捕食すると言うよりは、骨から肉をそぎとっていたとされる。日本刀の切れ味ごとく肉を切り落とし、優雅にハントしていたのかもしれません。
前肢(まえあし)
T-rexは巨大な脚に対して、ひ弱な前肢が有名ですが、カルカロドントサウルスの前肢は、それとは異なり、かなり頑丈であったとされる。前肢を使って、相手の動きを止め、鋭い歯で噛み付き、出血死させていたことでしょう。くわばらくわばら。