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レア!ほぼ末端まで歯根が保存された、希少なカルカロドントサウルスの歯化石/【di917】
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非常にレアな歯根が残ったカルカロドントサウルスの歯化石です。ロングカーブ計測で10cmを超えます。
歯茎から露出している部分を歯冠、埋没している部分を歯根と言いますが、大半の恐竜の歯化石は歯根が欠損しています。残っていてもわずかです。本標本は歯根の末端までほぼ完全な形まで保存されています。非常にレアです。
歯根にも膨らんでいる部分と凹んでいる部分があることが分かります。こちらの面は膨らんでいます。
カルカロドントサウルスは白亜紀のアフリカ大陸の食物連鎖の頂点に君臨していた恐竜の一種です。巨大な体躯とずば抜けて大きい頭骨から、アフリカのティラノサウルスと呼ばれることがありますが、歯化石を比較すると、大きな違いがあります。ティラノサウルス科の恐竜は比較的太いフォルムをしているのに対して、カルクの歯化石は広く薄いナイフ状の形状をしています。本標本も、カルクの歯化石の特徴を備えており、ステーキナイフのような形状をしていることが一目瞭然ではないでしょうか。この違いはハンティング方法の違いとも言われており、カルカロドントサウルスは、獲物を切り裂き、出血死を狙う方法だったと推察されています。
歯根の末端は徐々に細くなっていきます。この部分まで歯根が保存されているからこそ、分かることですね。
歯根は歯を支える役割であれば、比較的シンプルな形状をしていると考えがちですが、実際にはかなり複雑な凹凸があることが分かります。こちらの面は、リムが丸みを帯び、中央がくぼんでいることがわかります。
いかがだったでしょうか。非常に希少なカルカロドントサウルスの歯根付きの歯化石です。マニア垂涎の希少な標本です。
商品スペック
商品ID | di917 |
---|---|
年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | レア!ほぼ末端まで歯根が保存された、希少なカルカロドントサウルスの歯化石 |
産地 | Morocco |
サイズ | ロングカーブ計測10.6cm |
商品解説 | レア!ほぼ末端まで歯根が保存された、希少なカルカロドントサウルスの歯化石 |
カルカロドントサウルスとは?
ティラノの地位をおびやかす最強説
カルカロドントサウルスは古生物学者ポール・セレノにより、1996年に発見されました。カルカロドントサウルスが発見されるまでは、最強の恐竜は、T-rexで決まりでしたが、カルカロドントサウルスの発見によって、その地位が揺るぎ始めました。
事実、発見された頭部から推測されるには、カルカロドントサウルスはT-rexよりも大きく、全長15m近くまで成長し、体重は7tにも及びました。
画像「カルカロドントサウルス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org
この驚くべきサイズにより、カルカロドントサウルスはアフリカのティラノサウルスの意味で、アフリカンT-rexの別名があります。仮に、カルカロドントサウルスのほうがT-rexより先に発見されていれば、T-rexこそが、アメリカンカルカロドントとでも呼ばれていたのでしょうか。
科学者らの研究によれば、少なくとも時速30kmで走り、アフリカの大地の覇権を完全に手中に収めていたと考えられています。
名前の由来
まさにこの鋭い歯が現生のホオジロザメ(カルカロドン)に酷似していたことから、ホオジロザメのようなトカゲという意味で付けられました。
画像「カルカロドントサウルス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org
歯の特徴
カルカロドントサウルスの歯は特徴的で、断面が平面状かつ、薄めであり、逆に幅が非常に広いため、骨を砕いて捕食すると言うよりは、骨から肉をそぎとっていたとされる。日本刀の切れ味ごとく肉を切り落とし、優雅にハントしていたのかもしれません。
前肢(まえあし)
T-rexは巨大な脚に対して、ひ弱な前肢が有名ですが、カルカロドントサウルスの前肢は、それとは異なり、かなり頑丈であったとされる。前肢を使って、相手の動きを止め、鋭い歯で噛み付き、出血死させていたことでしょう。くわばらくわばら。