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幅広、大型肉食恐竜の歯に触れるチャンスです。スピノサウルス(Spinosaurus)歯化石/【di828】
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幅広、しっかりと重みの感じられる、スピノサウルスの歯化石をご紹介します。
スピノサウルスは今からおよそ9800万年前~9500万年前、中生代亜紀にモロッコなどの北アフリカ大陸に生息していました。大きいもので全長17メートルと推測される、最大級肉食恐竜です。
ここだけ見るとまるでワニ!?そうなんです。スピノサウルスの頭部はワニのように細長く、顎に収められた歯化石は、円錐形でワニの歯の形に類似しています。
円錐形のこの形は、同じ肉食恐竜であるティラノサウルスとは、全く異なりますね。獲物をつき刺して仕留める形の歯です。
本標本、先端部分なのですが、ロングカーブ計測で6センチ弱あります。ご覧の通りごつい歯で、いわゆる細長いタイプではありません。この歯の持ち主が、巨大なサイズであることが容易に想像できます。根元まで残っていたならば、相当周長が長かったことでしょう。
裏側部分。中が一部見えます。
巨大歯の片鱗をうかがわせる幅広い歯冠(しかん)です。
ルート部は芯の部分がむき出しに。荒々しく野太い歯が、凶暴さを匂わせます。
最も先の部分は、いわゆる摩耗が少なく、きれいな鋭角のフォルムです。「大型肉食恐竜の歯ってどんなものなの?」そんなギモンがある方は、この化石を実際手にとり、目で見て触ってください。きっとその疑問に答えてくれることでしょう。
商品スペック
商品ID | di828 |
---|---|
年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | 幅広、大型肉食恐竜の歯に触れるチャンスです。スピノサウルス(Spinosaurus)歯化石 |
産地 | Morocco |
サイズ | ロングカーブ計測5.9cm |
商品解説 | 幅広、大型肉食恐竜の歯に触れるチャンスです。スピノサウルス(Spinosaurus)歯化石 |
この商品を購入されたお客様のお声
先日スピノサウルスの歯化石2点届きました。迅速に対応して頂きありがとうございました。またの機会がありましたらよろしくお願いします。
高知県/男性
スピノサウルスとは?
スピノサウルスの歯の特徴
例えるなら、「かっちかちの石のたけのこ」です。見た目はたけのこみたいでやわらかそうですが、手にするとずっしり重くて冷たいです。こんな尖った石のような歯が古代の水辺で毎日のように魚に突き刺さりまくっていたとは・・・。魚も即死どころのさわぎではなく、一瞬でこの石のたけのこが何本もささり原型をとどめていなかったことでしょう。
スピノサウルスの名前の由来
トゲのあるトカゲの意味。1915年にエジプトで発見。ジュラシックパーク3でティラノサウルスとの一戦以来人気が爆発。
スピノサウルスのサイズ
実は肉食恐竜最大の17m(ティラノサウルスは13m)。体重は4トン。
スピノサウルスの特徴
ワニのような細長い鼻面で、背中には1.8メートルにもなる大きな帆をもつ。この帆は脊椎骨から一本一本直接延長したもので、それらを皮膚がつないでいる(うちわのような構造)。雄同士の威嚇、体温調整の役目があったとされる。
スピノサウルスの食性
口元はワニのような形状をしていることから、魚食性だったと考えられてる。歯の化石はセレーションがなく表面に溝があり魚などを串刺ししやすい構造になっている。
ちなみにかつてはセレーションがないことから肉食でもスカベンジャー(死肉食者)とされていたが、最近になって顎の先端部分が見つかり、ワニのような口をしていたことが分かった。
画像「スピノサウルス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org
スピノサウルスの化石は多くが第2次大戦で失われてしまったので、まだまだ全身の復元は進んでいない。
スピノサウルスのかぎ爪
肉食恐竜らしい獰猛なカギ爪は「つかんだ獲物は逃がさない」といわんばかりの湾曲具合。当店でも取り扱っています。
左からスピノサウルス、ギガノトサウルス、カルカロドントサウルス、ティラノサウルス、マプサウルス
画像「スピノサウルス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org