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スピノサウルスの太い歯化石(Spinosaurus)/【di772】
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スピノサウルスの太い歯化石をご紹介します。
スピノサウルスは最大の肉食恐竜としていまやティラノサウルスにも匹敵するほどの知名度を誇っていますね。スピノサウルスの化石はいまからちょうど100年前の1915年、ドイツの古生物学者エルンスト・シュトローマーにより発見されたのですが、1944年のミュンヘン空襲の際に戦禍に遭い破壊されると、よい化石標本が発掘されないために近年になるまであまり研究報告の少ない恐竜でした。
スピノサウルスの名前が世に広まったのは、2001年に公開されたスピルバーグ監督の『ジュラシック・パークⅢ』をなくしては語れません。大型獣脚類のスピノサウルスがT-レックスと格闘するシーンがあり、化け物のような巨体と特徴的な体に世界中が驚いたのです。Ⅲで主役となったスピノサウルス、2015年は14年ぶりにジュラシック・パークⅣの映画が公開されます。今回は、どんな恐竜が登場するのでしょうか。
さて話を戻して、スピノサウルス化石は北アフリカ大陸で発見されますので、北米に生息していたティラノサウルスと実際闘うことはなかったと考えられます。生きていた時代も異なります。が、ここは映画ならではの演出ということでしょう。最強対最強がタッグを組んだらどうなるのか、これは恐竜ファンなら一度は見てみたいというものです。
スピノサウルスは昨年新たな研究報告がなされたことでも話題を呼んでいる恐竜です。陸上では2足歩行でなく4足歩行で歩いていたという説、また陸上よりも水中での生活に適応していたとする研究結果もでています。
表面の溝模様は一部保存。にょきと突き出た、円錐形の特徴的な形をしています。
太く、がっしりした印象の歯化石です。
商品スペック
商品ID | di772 |
---|---|
年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | スピノサウルスの太い歯化石(Spinosaurus) |
産地 | Morocco |
サイズ | カーブ計測4.2cm |
商品解説 | スピノサウルスの太い歯化石(Spinosaurus) がっしりした印象の太い歯化石です。 |
この商品を購入されたお客様のお声
とても丁寧に対応していただき、感謝致します。商品も手頃な値段だったにも関わらず、非常に素晴らしいもので、とても嬉しかったです。本当にありがとうございました。
神奈川県/女性
スピノサウルスとは?
スピノサウルスの歯の特徴
例えるなら、「かっちかちの石のたけのこ」です。見た目はたけのこみたいでやわらかそうですが、手にするとずっしり重くて冷たいです。こんな尖った石のような歯が古代の水辺で毎日のように魚に突き刺さりまくっていたとは・・・。魚も即死どころのさわぎではなく、一瞬でこの石のたけのこが何本もささり原型をとどめていなかったことでしょう。
スピノサウルスの名前の由来
トゲのあるトカゲの意味。1915年にエジプトで発見。ジュラシックパーク3でティラノサウルスとの一戦以来人気が爆発。
スピノサウルスのサイズ
実は肉食恐竜最大の17m(ティラノサウルスは13m)。体重は4トン。
スピノサウルスの特徴
ワニのような細長い鼻面で、背中には1.8メートルにもなる大きな帆をもつ。この帆は脊椎骨から一本一本直接延長したもので、それらを皮膚がつないでいる(うちわのような構造)。雄同士の威嚇、体温調整の役目があったとされる。
スピノサウルスの食性
口元はワニのような形状をしていることから、魚食性だったと考えられてる。歯の化石はセレーションがなく表面に溝があり魚などを串刺ししやすい構造になっている。
ちなみにかつてはセレーションがないことから肉食でもスカベンジャー(死肉食者)とされていたが、最近になって顎の先端部分が見つかり、ワニのような口をしていたことが分かった。
画像「スピノサウルス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org
スピノサウルスの化石は多くが第2次大戦で失われてしまったので、まだまだ全身の復元は進んでいない。
スピノサウルスのかぎ爪
肉食恐竜らしい獰猛なカギ爪は「つかんだ獲物は逃がさない」といわんばかりの湾曲具合。当店でも取り扱っています。
左からスピノサウルス、ギガノトサウルス、カルカロドントサウルス、ティラノサウルス、マプサウルス
画像「スピノサウルス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org