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アルバートサウルスの希少な前上顎骨歯/【di751】
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ティラノサウルス科の恐竜の一つ、アルバートサウルスの幼体の歯化石です。この形をみて、ぴんと来た方もいらっしゃるのではないでしょうか。
写真右側が平らで、左側が大きな湾曲を描いているのが分かりますでしょうか。断面で見たときにかまぼこのような形になっています。
少し分かりにくいのですが、断面がDの字(かまぼこ)を形成しているのがお分かりいただけるでしょう。
ルート部にかけてのアングルをご覧ください。
正確なD型をしているわけではありませんが、通常の歯化石と比較しますと、明らかに特殊な形をしていることが一目で分かります。これは、歯の病気や、堆積時の圧縮による歪み(ひずみ)ではなく、ティラノサウルス科の恐竜の上あごの前側の歯に見られる特徴です。
ティラノサウルス科の恐竜の?歯化石には2つの稜線があり、その稜線にはセレーションというギザギザしたのこぎりのような構造があります。この歯化石はその稜線で作られる2つの面のうち、一方は平らで、一方は大きく湾曲しています。なぜこのような構造になったのでしょうか。
平面の側が口の内側に、湾曲の側が口の外側に来るように生えていたとされています。一説によれば獲物を捕えるとき、最も早く届く上あごの先端で引っ掛けるために進化した、とか。また、片方が平面なのは、抜けやすくするため、とか。つまり、引っ掛けたとき、抜けにくいと、そのまま折れてしまう可能性があるため、それを防止する構造になっている、などという説もあります。いずれにしても、ハンティングの際に重要な役割を果たしていたのでしょう。
ロングカーブ計測で24mm。ティラノサウルス科のなかでは比較的軽量なアルバートサウルスの幼体の前上顎骨歯です。
状態は申し分ありません。エナメル質は細部にわたってパターンを確認することが出来ます。
エナメル質の状態が良いので、光沢を放ちます。
アルバートサウルスの名は、カナダのアルバータ州にて発見されたことに由来します。化石は米国でも発見されます。
アルバートサウルスの特徴はティラノサウルス科のなかでは、比較的軽い作りをしており、かなり高速で走ることが出来たという説もあります。そのため、ハドロサウルスのような軽快に移動する草食恐竜を捕まえることが出来たのではないか、という説もあります。
ぜひ実物を見ていただきたい、前上顎骨歯の不思議な歯の構造。
左右が歯の稜線です。
希少なアルバートサウルスの前上顎骨歯です。アルバートサウルスはボーンベッド(複数の骨の層)が発見されたため、単独行動ではなく、群れで行動していたという説があります。社会的生物であったとする説の根拠にもなっています。強力なハンターというと、単独行動の想像しがちですが、現在のライオンも群れを作るように、肉食恐竜も群れになって役割分担のうえ、狩りをしていたのかもしれませんね。
商品スペック
商品ID | di751 |
---|---|
年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | アルバートサウルスの希少な前上顎骨歯 |
産地 | Ramberg formation,Montana |
サイズ | カーブ計測2.4cm |
商品解説 | アルバートサウルスの希少な前上顎骨歯 |
アルバートサウルスとは?
名前の由来
カナダのアルバータ州にちなんで命名された。たまにアルベルトサウルスとも表記される
画像「アルバートサウルス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org
角竜を踏みつけるアルバートサウルス カナダ、ロイヤル・ティレル博物館
体
ティラノサウルス科に属する、約8m、2tの獣脚類。白亜紀後期の北アメリカに生息していた。同時代のゴルゴサウルスやダスプレトサウルスと同じくティラノサウルス科の人気恐竜。
画像「アルバートサウルス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org
アルバートサウルスの顎の一部 カナダ ロイヤル・オンタリオ博物館
生態
ダスプレトサウルスと角竜類、アルバートサウルスとカモノハシ恐竜類の個体数に相関があることから、それぞれがこれらを獲物としていたと考えられている。
画像「アルバートサウルス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org
アルバートサウルスのフィギュア カナダ、ロイヤル・ティレル博物館
ティラノサウルスの手はアルバートサウルス由来?
ティラノサウルスの特徴でもある短い腕、実は近年になるまで発見されておらず、近縁のアルバートサウルスからの類推で復元されていた(近年発見された実物は推定よりさらに大きいものであった)。
画像「アルバートサウルス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org
アルバートサウルスの全身骨格 モントリオール レッドパス博物館
ゴルゴサウルスとの関係
ティラノサウルス科の中にアルバートサウルス亜科があり、その中にアルバートサウルスやゴルゴサウルスがいる。アルバートサウルスがややがっしりした体格になっている。
画像「アルバートサウルス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org
アルバータ州の国立公園