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アフリカのt-rexことカルカロドントサウルスの歯化石/【di745】
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アフリカ大陸最大級の肉食恐竜として知られるカルカロドントサウルスの歯化石です。
長いほうのカーブにそって67mmという立派なサイズです。
手のひらに載せるとこんな感じ。
カルカロドントサウルスの歯化石は比較的薄いことで知られています。これは、補食方法に関係があると言われており、獲物を噛み潰すよりも、鋭く切り、出血死させる狙いがあったのではないかとのこと。ちなみに、噛み潰すタイプの歯の代表格は根元が分厚いティラノサウルス科の恐竜の歯が挙げられます。またワニの仲間の歯化石も同様に分厚い円錐形をしています。同じくアフリカ大陸を代表する肉食恐竜の一つスピノサウルスの歯化石も同様に分厚い円錐形をして言います。その意味では、カルカロドントサウルスの歯化石の形状は異質であり独特です。
インナー側にセレーションを残しています。セレーション(serration)とは、「のこぎり状のギザギザ」の意味で、必ずしも恐竜の歯だけに使用する言葉ではありません。
セレーションのアップ。
トップ側のなめらかな面はエナメル質を残しています。
根元。この写真ではやや厚みがありますが、全体としては、平べったいブレード状の印象を受けるでしょう。
カルカロドントサウルスの歯化石は、大きいモノでは歯冠部のみで15cmに迫るものも極希に存在します。67mmは同種としては平均的なサイズですが、現世の肉食動物で、これほど巨大な歯を持つものはごくわずかでしょう。カルカロドントサウルスという恐竜がいかに巨大であったか、分かります。
前述の平べったい形状について、実は名前にも反映されています。カルカロドントサウルスという名前は、カルカロドンのようなトカゲという意味になりますが、カルカロドンとは、ホオジロザメのグループを指します。歯の形がホオジロザメのそれにように扁平でよく似ていたことから、命名されたとのこと。扁平という点以外はそれほど共通点がないようにも思えますが、逆に言えば、それほど扁平であることが学名命名者にとっては特徴的に感じたのでしょう。
その巨大な体躯から?アフリカンティラノサウルスの異名をもつ、カルカロドントサウルスの歯化石です。迫力あります。
商品スペック
商品ID | di745 |
---|---|
年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | アフリカのt-rexことカルカロドントサウルスの歯化石 |
産地 | Morocco |
サイズ | カーブ計測6.7cm |
商品解説 | アフリカt-rexことカルカロドントサウルスの歯化石 |
この商品を購入されたお客様のお声
お世話になります。標本を無事に届きました。子供が大変喜びました。いろいろご丁寧にしていただいて、本当にありがとうございます。っと言いながら、内緒でやったことで家内にめちゃ怒られました(笑)またお願いするかもしれませんが、よいお年をなりますように祈ります。
兵庫県/男性
カルカロドントサウルスとは?
ティラノの地位をおびやかす最強説
カルカロドントサウルスは古生物学者ポール・セレノにより、1996年に発見されました。カルカロドントサウルスが発見されるまでは、最強の恐竜は、T-rexで決まりでしたが、カルカロドントサウルスの発見によって、その地位が揺るぎ始めました。
事実、発見された頭部から推測されるには、カルカロドントサウルスはT-rexよりも大きく、全長15m近くまで成長し、体重は7tにも及びました。
画像「カルカロドントサウルス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org
この驚くべきサイズにより、カルカロドントサウルスはアフリカのティラノサウルスの意味で、アフリカンT-rexの別名があります。仮に、カルカロドントサウルスのほうがT-rexより先に発見されていれば、T-rexこそが、アメリカンカルカロドントとでも呼ばれていたのでしょうか。
科学者らの研究によれば、少なくとも時速30kmで走り、アフリカの大地の覇権を完全に手中に収めていたと考えられています。
名前の由来
まさにこの鋭い歯が現生のホオジロザメ(カルカロドン)に酷似していたことから、ホオジロザメのようなトカゲという意味で付けられました。
画像「カルカロドントサウルス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org
歯の特徴
カルカロドントサウルスの歯は特徴的で、断面が平面状かつ、薄めであり、逆に幅が非常に広いため、骨を砕いて捕食すると言うよりは、骨から肉をそぎとっていたとされる。日本刀の切れ味ごとく肉を切り落とし、優雅にハントしていたのかもしれません。
前肢(まえあし)
T-rexは巨大な脚に対して、ひ弱な前肢が有名ですが、カルカロドントサウルスの前肢は、それとは異なり、かなり頑丈であったとされる。前肢を使って、相手の動きを止め、鋭い歯で噛み付き、出血死させていたことでしょう。くわばらくわばら。