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- 希少性高い!!滅多に入手できないスコミムスの頑丈歯化石。レア産地のニジェール産です。(Suchomimus tenerensis)
希少性高い!!滅多に入手できないスコミムスの頑丈歯化石。レア産地のニジェール産です。(Suchomimus tenerensis)/【di689】
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レアなスコミムスの歯化石が化石セブンに登場。白亜紀前期、ニジェール産で、カッチカチです。縦に筋状に見られる溝が保存されている、優秀標本。
ご覧のように、幅があるぶっとい歯化石です。インナーカーブで4.5cmに対し、ルート部の周長は5cmと、厚みが魅力。
はっきりいって超レア標本です。同系恐竜のスピノサウルスとは比較にならないレア度と言って良いでしょう。またテレネンシス種という点にもご注目ください。レアな産地からの標本です。色も独特で、質感・雰囲気ともに、他にないものがあります。
ルート部。カッチカチです。
筋状の縦の溝が見られ、エナメル質も保存されています。?スコミムスは、イギリス周辺で化石が確認されているバリオニクスと近縁種で知られる獣脚類大型恐竜です。『ワニもどき』、や『クロコダイルの模倣』といった意味をあらわす名前から、バリオニクス同様魚食性が強く、強靭な体格の恐竜であったと考えられています。
バリオニクスと言えば、巨大で知名度の非常に高いスピノサウルスにとてもよく似ていることで知られていますね。スピノサウルスがもつあのような大きな背中の棘はないものの、フォルムは似ていて、全体的に二回りほど小さくしたような体型です。バリオニクスの化石はアマチュアハンターが19世紀に発見するのですが、彼が発掘した化石の腹部に魚のウロコが残っていたことから、スピノサウルス類の恐竜が魚食性である傾向が強いことを裏付けたのです。
バリオニクスはおよそ1億2,500万年前現イギリス周辺に生息していた肉食恐竜で、今回ご紹介するスコミムスと似ており、スコミムスよりさらに前の時代に繁栄した種です。一方、スピノサウルスとスコミムスの関係は、いずれも同地域の現アフリカ大陸で繁栄した恐竜という共通点があります。時代は両者とも白亜紀ですが、スコミムスが約1億1000万年から1億年前に栄え、スピノサウルスはその後の9800万年~9500万年前に栄えた恐竜です。
体長はスコミムス9m程度、最大級獣脚類スピノサウルスは17m程度と大きく異なりますが、似通った食性や頭部の形は大変興味深いものがあります。
クオリティという点でも、同種としてはトップレベルでしょう。元々数が非常に少ないので、トップクオリティのものは手に入りにくいものです。
スピノサウルスとは異なり、比較的きつめのカーブを描きます。ただし魚食性らしいノンセレーションの美しいものです。
レア度からいえば、ティラノサウルス科の歯化石とそれほど変わらないでしょう。希少性という点だけに絞ればそれ以上かもしれません。
手にすると、表面つるつる、カッチカチといった感じ。厚みがあり太いせいか、重みを感じます。この歯で一体どれだけの獲物を捕らえてきたことでしょうか・・・。
ご覧のような鋭くごつい歯が、口の中に100本以上納められたと考えられています。
この太いルート部からも、本標本の持ち主がいかに大きな肉食恐竜であったかが想像されます。
レアでなかなか出回らないスコミムスの歯化石をご紹介でき、嬉しく思います。
商品スペック
商品ID | di689 |
---|---|
年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | 希少性高い!!滅多に入手できないスコミムスの頑丈歯化石。レア産地のニジェール産です。(Suchomimus tenerensis) |
産地 | Niger |
サイズ | カーブ計測4.5cm(インナーカーブ) |
商品解説 | レア化石、およそ1億1000万年前のスコミムス歯化石をご紹介。 スコミムスは、細くて長いクロコダイルによく似た口をしていることから名づけられた恐竜です。 縦に溝が入った、素晴らしく状態の良いスコミムス歯化石。 高級ケース付でお届けいたします。 Gadafoua,Tenere,Niger |
この商品を購入されたお客様のお声
スコミムスの歯届きました。強めに入った魚食性ならではの皺に加えて、エナメルの剥離がむしろ好い景色となって、なにやら芸術品を観ているようです。コレクションに新たな種も加わり大変満足しています。ありがとうございました。
千葉県/男性
スコミムスとは?
超巨大ワニの怪獣スコミムス
「ワニもどき」を意味するスコミムスは、中生代白亜紀中期(1.2~1.1億年前)にアフリカのサハラに生息していた11mの巨大な怪獣です。
スコミムスは、映画”ジュラシックパーク3”でT-rexと壮絶な戦いを演じ勝利した、あのスピノサウルスの仲間で、当時、水で溢れていたサハラの王者として君臨していました(※スピノサウルスはスコミムスが 台頭した、少し後に現れます)。
超巨大ワニ?
スコミムスは、他の巨大な獣脚類たとえばティラノサウルスなどと違い、非常に長細い頭部骨格を持っていました。歯は鋭いというよりも太く、やや後方に反り返るように伸びていました。頭部骨格が現生のワニ、特にクロコダイルをそのまま巨大化したような恐ろしい外観から、主に魚類を獲物にしていたのではないか、と考えられています。その点では、まるで、現在のインドに存在するガビアルが超巨大化化したようなクリーチャーであったといえるかもしれません。
巨大魚を食いちぎるパワー
全体的な外観の印象から、非常に厚みがある巨体をしており、大変力強く、恐ろしい恐竜であることが分かります。実際、当時世界的に反映していた巨大魚レピドテスをばりばり食べていたのでしょう。信じられないことに、このレピドテスは我々人間ほどの大きさがあるのです。2-3匹まとめて一飲みしたのでしょうか。しかも、このレピドテスは現在の魚のようなやわらかい鱗ではありません。硬骨魚と呼ばれ、全身を骨のような硬い鱗で完全防護していました。それにも関わらず・・・、まったく凄まじいアゴ力(ぢから)です。
オーバーヒートするほどの巨体
スコミムスはその巨体から体温が上昇しやすい特徴があったのでしょうか、背骨を大きく肥大させることで、体の表面積を増していました。これにより、体温を迅速に逃がすことができたと考えられています。この身体的特徴は、スピノサウルス科の恐竜に共通です。
バリオニクスとの関係
このスコミムスはたびたび、同じ時代に同じ場所で繁栄した巨大肉食獣のバリオニクスと比較されます。バリオニクスは非常に大きなカギ爪を持っていることで有名ですが、全体的な印象としては、スコミムスを一回り小さくしたような外観をしています。その為、バリオニクスはスコミムスの幼少期ではなかった、と主張する古生物学者もいます。
画像「バリオニクス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org
発見と名前の由来
スコミムスは最も著名な恐竜発掘学者の一人であるポール・セレノ博士らによって1997年にニジェールのテネレ砂漠で発見されました。博士らは、全身骨格の2/3を発掘し、ほぼ全身の外観を明らかにすることに成功しました。現生のワニによく似ていることから、「ワニもどき」の意味を持つ、スコミムスという名が付けられました。
画像「スコミムス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org