- 化石セブン【HOME】
- 化石販売
- 恐竜の化石販売
- その他の獣脚類の化石
- カルカロドントサウルスの化石販売
- インナーカーブのギザギザが完全に保存されたカルカロドントサウルスの歯
インナーカーブのギザギザが完全に保存されたカルカロドントサウルスの歯/【di589】
日本全国送料0円 この商品について質問する 探して欲しい商品がある
SOLD OUT 売却済み | スマホ向けサイトのトップページはこちら
ロングカーブ7.7cm。ノコギリのような刃がインナーカーブに刻まれた、ギザギザのカルカロドントサウルスの歯化石が登場。
サメの歯をもつトカゲ、という意味をもつ、カルカロドントサウルス。背中のトゲが特徴の、肉食恐竜スピノサウルスと同地域、同時代に生息していた巨大獣脚類恐竜です。
ドイツの古生物学者、エルンスト・シュトローマーが発見するも、第二次世界大戦の戦禍に見舞われて化石が焼失するなど、恐竜全体像の解明に至るまで困難に遭遇してきたのがカルカロドントサウルスです。近年では、立派な頭骨標本が発見され、それとともに知名度もあがり、ファンが増えています。
カルカロドントサウルスの魅力は、あのティラノサウルスを上回るほどの頭の大きさを有していることですね。大きな頭骨と頑丈なアゴ、そして最大14mともいわれる巨体は、肉食最強といわれていた北米T-rexとくらべて互角か、もしくは勝ってしまうのではないか。。。ティラノサウルスの対抗馬として、大いにもてはやされています。
カルカロドントサウルス歯の魅力は、なんといってもこのユニークな歯の形にあります。まさしくサメの歯同様、長くとられたふちの部分に、細かいギザギザ模様が整然と並んでいます。
本標本は、ご覧のとおり、ギザギザ(セレーションといいます。)が美しく保存されていて、インナーカーブの見応えがばっちりです。
全体を見てみましょう。ティラノサウルスの歯の特徴とは全く異なる形の、カルカロドントサウルスの歯。厚みあるバナナ型がティラノサウルス歯だとしたら、カルカロドントサウルス歯は平らで三角形に近い形です。
横から見た画像。このように、平たくてうすく、ギザギザ部分が目立ちます。ノコギリ歯と呼ばれる所以です。
内側のカーブで、歯根(しこん)に近い部分。端の端までセレーションが続いていますね~。
こちらが歯根部。カルカロドントサウルスの平たい歯の特徴が、この断面で一目瞭然です。
特徴のもう1つである、表面に出る細かいシワのような溝もここまできれいに保存されています。
ロングカーブ7.7cm。モロッコ産。
これは、?まるでファスナーです。
さて、恐竜ファンが考えることの一つに、『強い恐竜同士を戦わせてみると、どうなるのか!?』というテーマがあります。ティラノVSカルカロドントサウルスの場合ですと、体格は五分、力は互いにものすごいですから、間違いなく凄まじい戦いになることでしょうね。
残念ながら、両者はモロッコと北米で生息地域が異なり、出現した時代も異なります(カルカロドントサウルスは白亜紀初期の1億年前~9700万年前、ティラノサウルスは白亜紀後期の6850万年前~6550万年前)。彼らを比べていて面白いのは、それぞれの時代の覇者であり、離れた大陸に生息しているのですが、限りなく近しいサイズに成長し、独自の進化を遂げたことにあると感じます。
大人の手の平サイズでいうと、手の平を上にしたとき、親指をのぞくひとさし指から小指までの指の幅にすっぽり収まるサイズ感です。セレーションは肉眼で見えますが、ルーペを使って見ていただくのもお勧めです。
商品スペック
商品ID | di589 |
---|---|
年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | インナーカーブのギザギザが完全に保存されたカルカロドントサウルスの歯 |
産地 | Morocco |
サイズ | ロングカーブ計測 7.7cm |
商品解説 | モロッコ産、カルカロドントサウルスの歯化石です。 インナーカーブのギザギザが完全に保存されており、カルク歯の特徴をよく表している標本です。 7.7cmの大きさも見応えあります。 |
この商品を購入されたお客様のお声
本日届きました。御社では初めてのショッピングです。セレーションの写真に一目惚れして思わず購入。実際に手に取ってみると、ワイルドなヒビやエナメル剥がれに摩耗跡、セレーションの歪み具合など、写真だけでは分からないかっこよさに大興奮です。もう、たまらないです。残業疲れが一気に吹っ飛びました。これからも御社にはお世話になると思います。ぜひ、よろしくお願いいたします。
愛知県/男性
カルカロドントサウルスとは?
ティラノの地位をおびやかす最強説
カルカロドントサウルスは古生物学者ポール・セレノにより、1996年に発見されました。カルカロドントサウルスが発見されるまでは、最強の恐竜は、T-rexで決まりでしたが、カルカロドントサウルスの発見によって、その地位が揺るぎ始めました。
事実、発見された頭部から推測されるには、カルカロドントサウルスはT-rexよりも大きく、全長15m近くまで成長し、体重は7tにも及びました。
画像「カルカロドントサウルス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org
この驚くべきサイズにより、カルカロドントサウルスはアフリカのティラノサウルスの意味で、アフリカンT-rexの別名があります。仮に、カルカロドントサウルスのほうがT-rexより先に発見されていれば、T-rexこそが、アメリカンカルカロドントとでも呼ばれていたのでしょうか。
科学者らの研究によれば、少なくとも時速30kmで走り、アフリカの大地の覇権を完全に手中に収めていたと考えられています。
名前の由来
まさにこの鋭い歯が現生のホオジロザメ(カルカロドン)に酷似していたことから、ホオジロザメのようなトカゲという意味で付けられました。
画像「カルカロドントサウルス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org
歯の特徴
カルカロドントサウルスの歯は特徴的で、断面が平面状かつ、薄めであり、逆に幅が非常に広いため、骨を砕いて捕食すると言うよりは、骨から肉をそぎとっていたとされる。日本刀の切れ味ごとく肉を切り落とし、優雅にハントしていたのかもしれません。
前肢(まえあし)
T-rexは巨大な脚に対して、ひ弱な前肢が有名ですが、カルカロドントサウルスの前肢は、それとは異なり、かなり頑丈であったとされる。前肢を使って、相手の動きを止め、鋭い歯で噛み付き、出血死させていたことでしょう。くわばらくわばら。