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獣脚類ファンの方!レアもの出ました!白亜紀アフリカのワニもどき大型恐竜!スコミムスの歯(Suchomimus tenerensis)/【di528】
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名前の由来が「ワニもどき」とは・・・。白亜紀のアフリカで大暴れしていた、大型獣脚類スコミムスの歯化石が登場です。
すばらしいエナメルの保存具合です。
スコミムスの歯は、鋭いというよりも太く、やや後方に反り返るように伸びています。他の巨大な獣脚類たとえばティラノサウルスなどと違って非常に長細い頭部骨格を有していました。スコミムスの歯は、鋭いというよりも太く、やや後方に反り返るように伸びています。他の巨大な獣脚類たとえばティラノサウルスなどと違って非常に長細い頭部骨格を有していました。
スコミムスは最も著名な恐竜発掘学者の一人であるポール・セレノ博士らによって1997年にニジェールのテネレ砂漠で発見された恐竜です。
本標本は本場も本場、ニジェールは同じテネレ砂漠で発掘されたものです。
ルート部。がっちりしています。カチカチです。
スコミムスは、同じく白亜紀初期に現在のイギリス地方に生息していたバリオニクス (Baryonyx)という恐竜の近縁種だといわれています。バリオニクスは、その消化器から魚のうろこが発見されていることから、同じくスコミムスも魚食性の恐竜であったと考えられます。
スコミムスは10m級の大型恐竜で、白亜紀初期の北アフリカの地を闊歩していました。彼らは、最も巨大な肉食恐竜とされる、スピノサウルスと同じ、スピノサウルス科に属します。
スコミムスが生きた時代のすぐのちにスピノサウルスが同じ土地で繁栄を遂げています。スコミムスの歯がスピノサウルスのそれと異なるのは、写真に見られるように、全体を包むように横に線が何本も入っています。
本標本のみどころは、やはり表面に見えるこの線模様です。縦に入る筋は、スピノサウルスにもよくみられますが、このように横にチェック模様が見られるのが面白いですね。
手のひらにのせてみました。スコミムスが大型恐竜であったことを感じさせる、風格ある歯です。5.5cmの大きさが重み与えています。
スコミムスは、非常に細長い頭部をもっていたことで有名ですが、顎に収められた歯がすごい数なんです。何と100本以上の歯がびっしりと生えそろっていたようです。どれだけ獲物に噛みつけば気が済むのでしょうか。
この上品な質感がいいですね。自然光でごらんになると、もう少しベージュ系に感じるかもしれません。
何といっても、化石が発見された場所と同じ、ニジェール産であるということ、状態のよさ、レアさがマニアにはたまらないスコミムス歯化石です。さまざまな獣脚類の歯をコレクションしている方におすすめです。
商品スペック
商品ID | di528 |
---|---|
年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | 獣脚類ファンの方!レアもの出ました!白亜紀アフリカのワニもどき大型恐竜!スコミムスの歯(Suchomimus tenerensis) |
産地 | Niger |
サイズ | 5.5cm(本体ロングカーブ最長部) |
商品解説 | レアなアフリカンワニ恐竜!スコミムスの歯化石です。 スコミムスは、白亜紀前期のアフリカ大陸に生息した10m級の大型獣脚恐竜です。 肉食恐竜で最大といわれる、あのスピノサウルスと同じ、スピノサウルス科で、スピノサウルスが台頭する少し前の時代に同じ地のアフリカ大陸に繁栄を遂げていました。 彼らの特徴は、名前の由来にもなっているワニのような頭部です。 その細長いアゴには、100本以上ものおびただしい歯がびっしり並んでいました。 本標本は、円錐状で力強いフォルムをしたスコミムスの美歯で、エナメルの状態が良いのが特徴です。 |
スコミムスとは?
超巨大ワニの怪獣スコミムス
「ワニもどき」を意味するスコミムスは、中生代白亜紀中期(1.2~1.1億年前)にアフリカのサハラに生息していた11mの巨大な怪獣です。
スコミムスは、映画”ジュラシックパーク3”でT-rexと壮絶な戦いを演じ勝利した、あのスピノサウルスの仲間で、当時、水で溢れていたサハラの王者として君臨していました(※スピノサウルスはスコミムスが 台頭した、少し後に現れます)。
超巨大ワニ?
スコミムスは、他の巨大な獣脚類たとえばティラノサウルスなどと違い、非常に長細い頭部骨格を持っていました。歯は鋭いというよりも太く、やや後方に反り返るように伸びていました。頭部骨格が現生のワニ、特にクロコダイルをそのまま巨大化したような恐ろしい外観から、主に魚類を獲物にしていたのではないか、と考えられています。その点では、まるで、現在のインドに存在するガビアルが超巨大化化したようなクリーチャーであったといえるかもしれません。
巨大魚を食いちぎるパワー
全体的な外観の印象から、非常に厚みがある巨体をしており、大変力強く、恐ろしい恐竜であることが分かります。実際、当時世界的に反映していた巨大魚レピドテスをばりばり食べていたのでしょう。信じられないことに、このレピドテスは我々人間ほどの大きさがあるのです。2-3匹まとめて一飲みしたのでしょうか。しかも、このレピドテスは現在の魚のようなやわらかい鱗ではありません。硬骨魚と呼ばれ、全身を骨のような硬い鱗で完全防護していました。それにも関わらず・・・、まったく凄まじいアゴ力(ぢから)です。
オーバーヒートするほどの巨体
スコミムスはその巨体から体温が上昇しやすい特徴があったのでしょうか、背骨を大きく肥大させることで、体の表面積を増していました。これにより、体温を迅速に逃がすことができたと考えられています。この身体的特徴は、スピノサウルス科の恐竜に共通です。
バリオニクスとの関係
このスコミムスはたびたび、同じ時代に同じ場所で繁栄した巨大肉食獣のバリオニクスと比較されます。バリオニクスは非常に大きなカギ爪を持っていることで有名ですが、全体的な印象としては、スコミムスを一回り小さくしたような外観をしています。その為、バリオニクスはスコミムスの幼少期ではなかった、と主張する古生物学者もいます。
画像「バリオニクス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org
発見と名前の由来
スコミムスは最も著名な恐竜発掘学者の一人であるポール・セレノ博士らによって1997年にニジェールのテネレ砂漠で発見されました。博士らは、全身骨格の2/3を発掘し、ほぼ全身の外観を明らかにすることに成功しました。現生のワニによく似ていることから、「ワニもどき」の意味を持つ、スコミムスという名が付けられました。
画像「スコミムス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org