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小型肉食恐竜ドロマエオサウルスの歯化石/【di491】
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北アメリカ大陸、カナダやアメリカで発見される、賢い小型肉食恐竜、ドロマエオサウルスの歯化石です。本標本は、モンタナ州ヘルクリーク層で発掘されたものです。
右側のつぶつぶ状にみられるものがセレーションです。かなり細やかです。2cmの長さの歯にこれだけのギザギザが刻まれています。状態いいですね。
この細やかな粒をご覧ください。2cmロングカーブの中に、これほどまで繊細なセレーションが。
鎌のようなカギ爪を携えたドロマエオサウルスは、獲物となる恐竜に素早く近づいていき、かみそりのような歯で肉を食らっていたようです。
ドロマエオサウルスのサイズは、ちょっとした大型犬くらいの大きさですが、その獰猛さといったら恐竜界でも一目おかれていたようです。
同じ時代、場所に生きていた、食物連鎖の頂点に立つティラノサウルスなどの大型肉食恐竜とは明らかにサイズが異なるドロマエオサウルス。派手で大いに目立つ大型恐竜の陰に隠れつつも、確実に種とその数を増やしていったのは、やはり狩りがうまかったからに違いありません。
小型で敏捷性に長けた恐竜。こういった生物が、実は一番厄介かもしれません。セレーションの美しさを、ぜひルーペでご確認ください。
商品スペック
商品ID | di491 |
---|---|
年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | 小型肉食恐竜ドロマエオサウルスの歯化石 |
産地 | アメリカ・ヘルクリーク累層 |
サイズ | 2cm(ロングカーブ計測) |
商品解説 | エナメル、セレーションがしっかり保存されたドロマエオサウルスの歯化石の登場です。 ドロマエオサウルスは、体長1.5m~2m、体重30㎏前後のスレンダーな小型獣脚類です。 肉食恐竜にふさわしい鋭い鉤爪が本標本で存分に鑑賞できます。 まさに、獲物を倒すために特化されたかみそり刃のような歯がみてとれます。 本標本は、エナメルの保存状態がよく、細かいギザギザ状のセレーションもしっかり確認できます。 ルーペのご用意をおすすめします。 |
ドロマエオサウルスとは?
鳥に限りなく近い恐竜
ドロマエオサウルスとは、白亜紀前期から絶滅まで北米大陸で繁栄したデイノニコサウルス類に属する恐竜のグループです。
外見は鳥に良く似ており、少しなら飛ぶことができたかもしれません。
高い知能と高い運動能力
最大の特徴は体の割合からすると相当大きかった脳の容量です。この脳の大部分が運動能力を司る小脳で構成されていたとすれば、抜群の運動神経を誇ったと考えられます。大脳であるとすれば、組織的な動きで狩を行ったのかもしれません。
ジュラシックパークで主人公らを苦しめ大活躍をしたヴェキラプトルと同じ仲間のグループにあたります。
映画で描かれたように50km/hを超える速度で移動し、その長く鋭いカギ爪で集団でいっせいに相手に飛び掛り、狩をしたと考えられています。
100%ハンター宣言
後足の人差し指が上を向いており、これは相手に飛び掛る際、しっかりホールドするのに大変役立ったのではないかと考えられています。
体の構造が100%ハンター仕様になっていることから、白亜紀のハンターなどと呼ばれることがあります。
画像『Dromaeosaurus』。URL:http://en.wikipedia.org/wiki/引用