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幅広~い!カルカロドントサウルス 美色で7cm/【di451】
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周長が最大9cmにもなる、カルカロドントサウルスの歯化石です。
本標本は「サメの歯を持つトカゲ」の由来にふさわしい、偏平な歯の特徴が特によく出た幅広歯化石です。
修復痕があるのがとてももったいないのですが、サイズはいうまでもなく大きくて素晴らしく、エナメル、セレーションなど保存状態の度合いからトータルで考えればかなりレベルの高い標本です。
ロングカーブで7cmあります。しかし、写真では5cm程度に見えませんか?これは横幅がひっじょ~に広いので、寸胴に見えるというわけです。これでロングカーブ7cmとはなかなか凄いでしょう?
セレーションはたいへん良好です。とくにインナーカーブのセレーションの状態は、表面、裏面ともに実に美しい。
エナメル質、セレーション良好
ただただ溜息です。
カルカロドントサウルスは前後方向のカーブが少なく、このように比較的直線的な形を描きます。
断面が薄く、幅が広いというカルカロドントサウルスの特徴を如実に表しています。
ほら、あんなに幅広なのに断面はこんなにスリム!
ティラノサウルスのぶ厚い歯の形状とは全く異なっていて面白いですね~。カルカロドントサウルスはティラノサウルスを大きさで凌ぐ存在だといわれ、恐竜の王者ティラノサウルスの座を揺るがせたほどの大物です。ですから何かとティラノサウルスと比較されるようです。。。
カルカロドントサウルスの新種としては2007年にカルカロドントサウルス・イグイデンシスという種が発見されています。今回の標本は、最も有名で代表種とされるサハリクスのほうの化石です。
何も?こんなに先までナイフで尖らせなくとも・・・と当時の獲物に同情してしまうほど鋭利な刃、いえ「歯」です。
白亜紀のアフリカ大陸に生息する?カルカロドントサウルスは、獣脚類の中でもテタヌラ類に分類されます。メガロサウルスやアロサウルス、フクイラプトル、タルボサウルスなどもこのテタヌラ類に分類され、歯冠部分を横に走る浅いしわはテタヌラ類に広くみられる特徴です。ルーペを使わずとも肉眼でじっくりご覧いただけます。
商品スペック
商品ID | di451 |
---|---|
年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | 幅広~い!カルカロドントサウルス 美色で7cm |
産地 | Morocco |
サイズ | 7cm(ロングカーブ) |
商品解説 | 幅広いカルカロドントサウルスの歯です。巨大歯というには少し小さいですが、じつに幅が広く美しい歯です。 写真では、ロングカーブで5cmくらいに見えるかもしれません。これはあまりにも幅が広く寸胴に見えるからなのですね。 中央のクリーンカットが目立ちますが、シンプルに接着し綺麗に補修されています。 その他の状態は大変良好です。 特に、色合いがよくあるカルクの歯と違い、赤みが抜け、落ち着いているように見えます。 |
カルカロドントサウルスとは?
ティラノの地位をおびやかす最強説
カルカロドントサウルスは古生物学者ポール・セレノにより、1996年に発見されました。カルカロドントサウルスが発見されるまでは、最強の恐竜は、T-rexで決まりでしたが、カルカロドントサウルスの発見によって、その地位が揺るぎ始めました。
事実、発見された頭部から推測されるには、カルカロドントサウルスはT-rexよりも大きく、全長15m近くまで成長し、体重は7tにも及びました。
画像「カルカロドントサウルス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org
この驚くべきサイズにより、カルカロドントサウルスはアフリカのティラノサウルスの意味で、アフリカンT-rexの別名があります。仮に、カルカロドントサウルスのほうがT-rexより先に発見されていれば、T-rexこそが、アメリカンカルカロドントとでも呼ばれていたのでしょうか。
科学者らの研究によれば、少なくとも時速30kmで走り、アフリカの大地の覇権を完全に手中に収めていたと考えられています。
名前の由来
まさにこの鋭い歯が現生のホオジロザメ(カルカロドン)に酷似していたことから、ホオジロザメのようなトカゲという意味で付けられました。
画像「カルカロドントサウルス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org
歯の特徴
カルカロドントサウルスの歯は特徴的で、断面が平面状かつ、薄めであり、逆に幅が非常に広いため、骨を砕いて捕食すると言うよりは、骨から肉をそぎとっていたとされる。日本刀の切れ味ごとく肉を切り落とし、優雅にハントしていたのかもしれません。
前肢(まえあし)
T-rexは巨大な脚に対して、ひ弱な前肢が有名ですが、カルカロドントサウルスの前肢は、それとは異なり、かなり頑丈であったとされる。前肢を使って、相手の動きを止め、鋭い歯で噛み付き、出血死させていたことでしょう。くわばらくわばら。