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スピノサウルスの尾椎の化石/【di403】
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歯は比較的よく産出しますが、尾椎化石はなかなかレアです。スピノサウルスのあの長く巨大な尾の骨化石がこれです。
頸椎、胸椎、腰椎ときて、最後の尾の骨がこの尾椎です。
二足歩行をする恐竜にとって、この尾はバランスをとる上で非常に重要です。お子さんが恐竜の絵を描くと、たいてい尾が省略されてしまったり、短く絵が描かれたりするのですが、歩行サイクルで尾の重要は測り知れません。
ご覧のとおり状態もよく、尾椎の形状をじっくりと観察することができます。
この尾椎が幾重にも連なることで、一つの尾をなします。骨盤から続く尾椎は尾の先端に続くほど、小さくなります。これが鞭がしなるような尾の動きを作り出します。
われわれ人間には恐竜のような長い尾はありませんが、尾のない恐竜もまた存在しません。
この骨はスピノサウルスの尾椎である、と高らかに宣言したところで、どれほどの人がその価値を理解できるか、分かりませんが、そのニッチ性がまた所有欲を高めてくれます。恐竜だからこそ、尾に注目する、そんなマニアックな見方ができるのも、またヘビーな化石コレクターへの道ではないでしょうか。
結構なサイズがあります。
商品スペック
商品ID | di403 |
---|---|
年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | スピノサウルスの尾椎の化石 |
産地 | Kem Kem basin, Morocco |
サイズ | 横 5cm / 縦 5.5cm / 奥行き 4.5cm / 108g |
商品解説 |
スピノサウルスとは?
スピノサウルスの歯の特徴
例えるなら、「かっちかちの石のたけのこ」です。見た目はたけのこみたいでやわらかそうですが、手にするとずっしり重くて冷たいです。こんな尖った石のような歯が古代の水辺で毎日のように魚に突き刺さりまくっていたとは・・・。魚も即死どころのさわぎではなく、一瞬でこの石のたけのこが何本もささり原型をとどめていなかったことでしょう。
スピノサウルスの名前の由来
トゲのあるトカゲの意味。1915年にエジプトで発見。ジュラシックパーク3でティラノサウルスとの一戦以来人気が爆発。
スピノサウルスのサイズ
実は肉食恐竜最大の17m(ティラノサウルスは13m)。体重は4トン。
スピノサウルスの特徴
ワニのような細長い鼻面で、背中には1.8メートルにもなる大きな帆をもつ。この帆は脊椎骨から一本一本直接延長したもので、それらを皮膚がつないでいる(うちわのような構造)。雄同士の威嚇、体温調整の役目があったとされる。
スピノサウルスの食性
口元はワニのような形状をしていることから、魚食性だったと考えられてる。歯の化石はセレーションがなく表面に溝があり魚などを串刺ししやすい構造になっている。
ちなみにかつてはセレーションがないことから肉食でもスカベンジャー(死肉食者)とされていたが、最近になって顎の先端部分が見つかり、ワニのような口をしていたことが分かった。
画像「スピノサウルス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org
スピノサウルスの化石は多くが第2次大戦で失われてしまったので、まだまだ全身の復元は進んでいない。
スピノサウルスのかぎ爪
肉食恐竜らしい獰猛なカギ爪は「つかんだ獲物は逃がさない」といわんばかりの湾曲具合。当店でも取り扱っています。
左からスピノサウルス、ギガノトサウルス、カルカロドントサウルス、ティラノサウルス、マプサウルス
画像「スピノサウルス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org