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美形!史上最大級の獣脚類の一つ、アフリカの王者、スピノサウルス(Spinosaurus)の歯化石/中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前)【di1627】
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美形!史上最大級の獣脚類の一つ、アフリカの王者、スピノサウルス(Spinosaurus)の歯化石/中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前)【di1627】
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こちらは約1億年前の北アフリカのデルタに棲息していたスピノサウルスの歯化石です。デルタとは河川と海洋の中間水域(汽水域)のことです。
スピノサウルスは一生の半分以上を、水中で棲息していたとも言われています。以前は、陸生の恐竜だと思われていましたが、そのあまりの体躯の大きさに水中で生息するほうが合理的だと考えられるようになりました。主に魚やエイなどを捕食していたと考えられています。現世のワニに近い生態だったと考えられています。
こちらの歯化石はご覧のように先端まで保存された美しい標本です。歯の形からも分かるように、得物を突き刺すために進化したと思われる、大きな釘のようなフォルムをしていました。
また、かなりの厚みがあり、白亜紀のいかなる魚であっても一突きで捕食できたに違いありません。また水辺に水分補給に訪れた恐竜をも手にかけたこともあったでしょう。何しろスピノサウルスは成長すると10メートルを超える、史上最大級の体躯を持つ恐竜だったからです。
スピノサウルスの歯にはこのように歯冠に縦の凹凸が見られることがあります。噛み付いたときに歯にかかる圧力を逃がす、いわゆる「血抜き溝」としての効果があったのかもしれません。
根本を撮影。根本周り67ミリもある非常に太い歯化石です。スピノサウルス歯化石は長いだけでなく非常に太い物が多いという傾向があります。
ロングカーブ(長辺)計測で75ミリです。
100円玉との比較。史上最大級の獣脚類の一つ、アフリカの王者、スピノサウルスの歯化石です。
商品スペック
商品ID | di1627 |
---|---|
年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | 美形!史上最大級の獣脚類の一つ、アフリカの王者、スピノサウルス(Spinosaurus)の歯化石 |
産地 | Morocco |
サイズ | ロングカーブ計測7.5cm 周長6.7cm |
商品解説 | 美形!史上最大級の獣脚類の一つ、アフリカの王者、スピノサウルス(Spinosaurus)の歯化石 |
スピノサウルスとは?
スピノサウルスの歯の特徴
例えるなら、「かっちかちの石のたけのこ」です。見た目はたけのこみたいでやわらかそうですが、手にするとずっしり重くて冷たいです。こんな尖った石のような歯が古代の水辺で毎日のように魚に突き刺さりまくっていたとは・・・。魚も即死どころのさわぎではなく、一瞬でこの石のたけのこが何本もささり原型をとどめていなかったことでしょう。
スピノサウルスの名前の由来
トゲのあるトカゲの意味。1915年にエジプトで発見。ジュラシックパーク3でティラノサウルスとの一戦以来人気が爆発。
スピノサウルスのサイズ
実は肉食恐竜最大の17m(ティラノサウルスは13m)。体重は4トン。
スピノサウルスの特徴
ワニのような細長い鼻面で、背中には1.8メートルにもなる大きな帆をもつ。この帆は脊椎骨から一本一本直接延長したもので、それらを皮膚がつないでいる(うちわのような構造)。雄同士の威嚇、体温調整の役目があったとされる。
スピノサウルスの食性
口元はワニのような形状をしていることから、魚食性だったと考えられてる。歯の化石はセレーションがなく表面に溝があり魚などを串刺ししやすい構造になっている。
ちなみにかつてはセレーションがないことから肉食でもスカベンジャー(死肉食者)とされていたが、最近になって顎の先端部分が見つかり、ワニのような口をしていたことが分かった。
画像「スピノサウルス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org
スピノサウルスの化石は多くが第2次大戦で失われてしまったので、まだまだ全身の復元は進んでいない。
スピノサウルスのかぎ爪
肉食恐竜らしい獰猛なカギ爪は「つかんだ獲物は逃がさない」といわんばかりの湾曲具合。当店でも取り扱っています。
左からスピノサウルス、ギガノトサウルス、カルカロドントサウルス、ティラノサウルス、マプサウルス
画像「スピノサウルス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org