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ジェムのように美しい光沢が備わった、極めて上質のカルカロドントサウルス(Carcharodontosaurus)の歯化石/【di1622】
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こちらは1億年前のアフリカの食物連鎖に頂点に君臨していた、カルカロドントサウルスの上質の歯化石です。カルカロドントサウルスはアフリカのティラノサウルス・レックスと呼ばれることから分かるように、非常に巨大な体躯を持った恐ろしい獣脚類恐竜でした。成長すると体長10メートルを優に超えたと考えられています。
一般的に、カルカロドントサウルスの歯化石は総じて保存状態が良くありません。堆積環境によるものと思われますが、エナメル質やセレーションが保存されていないケースが多々見られます。こちらの化石はどちらもしっかりと保存されている上質品です。
ご覧のように、両面ともにエナメル質の保存状態が極めて良好です。ここまで寄って撮影しても、ほとんど乱れた箇所がありません。肉眼で見ると、ジェムのように輝いて見えます。
形も均整が取れています。
カルカロドントサウルスをはじめとするモロッコ産の化石の価格がじわじわと上昇しています。10年以上前からコレクションを続けているコレクターならば、年々、インフレしていくのを実感しているのではないでしょうか。
ナチュラルで美しいエナメル質。自然な風合いや模様がそのまま保存されています。また、稜線に保存されたセレーション(ギザギザの部分)にもご注目ください。カルカロドントサウルスは獲物を噛み潰すというより、切り倒すハンティングスタイルだったと考えられています。その点では北米のティラノサウルス・レックスとは異なります。
根本からご覧いただきましょう。カルカロドントサウルスの歯化石は一般的に扁平な形をしています。よくステーキナイフに例えられますが、こちらの標本はかなり厚みのあるタイプで、頑強な印象があります。
ロングカーブ計測55ミリ。
100円玉との比較。ジェムのように美しい光沢が備わった、極めて上質のカルカロドントサウルスの歯化石です。
商品スペック
商品ID | di1622 |
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年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | ジェムのように美しい光沢が備わった、極めて上質のカルカロドントサウルス(Carcharodontosaurus)の歯化石 |
産地 | Morocco |
サイズ | ロングカーブ計測5.5cm |
商品解説 | ジェムのように美しい光沢が備わった、極めて上質のカルカロドントサウルス(Carcharodontosaurus)の歯化石 |
カルカロドントサウルスとは?
ティラノの地位をおびやかす最強説
カルカロドントサウルスは古生物学者ポール・セレノにより、1996年に発見されました。カルカロドントサウルスが発見されるまでは、最強の恐竜は、T-rexで決まりでしたが、カルカロドントサウルスの発見によって、その地位が揺るぎ始めました。
事実、発見された頭部から推測されるには、カルカロドントサウルスはT-rexよりも大きく、全長15m近くまで成長し、体重は7tにも及びました。
画像「カルカロドントサウルス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org
この驚くべきサイズにより、カルカロドントサウルスはアフリカのティラノサウルスの意味で、アフリカンT-rexの別名があります。仮に、カルカロドントサウルスのほうがT-rexより先に発見されていれば、T-rexこそが、アメリカンカルカロドントとでも呼ばれていたのでしょうか。
科学者らの研究によれば、少なくとも時速30kmで走り、アフリカの大地の覇権を完全に手中に収めていたと考えられています。
名前の由来
まさにこの鋭い歯が現生のホオジロザメ(カルカロドン)に酷似していたことから、ホオジロザメのようなトカゲという意味で付けられました。
画像「カルカロドントサウルス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org
歯の特徴
カルカロドントサウルスの歯は特徴的で、断面が平面状かつ、薄めであり、逆に幅が非常に広いため、骨を砕いて捕食すると言うよりは、骨から肉をそぎとっていたとされる。日本刀の切れ味ごとく肉を切り落とし、優雅にハントしていたのかもしれません。
前肢(まえあし)
T-rexは巨大な脚に対して、ひ弱な前肢が有名ですが、カルカロドントサウルスの前肢は、それとは異なり、かなり頑丈であったとされる。前肢を使って、相手の動きを止め、鋭い歯で噛み付き、出血死させていたことでしょう。くわばらくわばら。