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これぞ博物館級!モンスターサイズ!至極のコレクション!西アフリカ、ニジェールで発見された、巨大恐竜、スコミムス・テレネンシスの巨大なフットクロウの化石(Suchomimus tenerensis)/【di1607】
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とんでもないモンスターが登場!こちらはなんと、極めて希少なスコミムス・テレネンシスのフットクロウ(足の爪)です。これを博物館級と言わずして何を言うのか、というほど、レアで立派な標本です。恐竜化石コレクターならご存知のように、スコミムスの化石それ自体、非常に数が少なく、めったにマーケットに登場しません。歯の化石が稀に登場する程度、このようなレベルのクロウ(爪)は数えるほどしかありません。これぞヘビーコレクター、マニアが唸る化石です。
ご覧のように保存状態は非常に良好です。こちらの化石、国内外の博物館関係者からも好評価を受けていることからも分かるように、保存状態、サイズ、希少性、いずれもハイクラスに位置する、まさに一期一会のコレクションであります。スコミムスが採集されるのは西アフリカに位置するニジェールのサハラ砂漠の限定的な地域に限られます。いったん南欧に持ち込まれ、専門家による細かいクリーニングが施された後、日本国内に輸入された品で、ショーはもちろん一般マーケットにも登場したことがない希少標本で、本邦初公開です。国内でこのレベルのスコミムスのフットクロウを保有しているコレクターはほぼ皆無のはずです。
こちらの標本はアルビアン(白亜紀前期、約1億1300万年前から1億50万年前の間の期間)の地層から発見されました。スコミムスは今の所、その時期、西アフリカのみに生息していたと考えられています。スコミムスはテレネンシスの一種のみです(一属一種)。ワニに似た頭部という意味が持つ属名と最初の骨格がテレネ砂漠で発見されたことから種小名が与えられました。
この巨大な足爪を持つスコミムスは、やはりその体躯も巨大であり、成長すると体長10メートルを超え、体重は3トンから4トンにもなったとされる、まさに怪物級の獣脚類恐竜でした。発見された個体数が少ないため、今後それ以上に大きな個体が発見される可能性もあります。スピノサウルスと同様に、背には大きな帆を持ち、放熱の役割があったと考えられています。現世のワニと同様、水辺に棲み、魚やエイなどの水生生物を捕食したと考えられています。現世のワニがそうであるように、水辺近くにやってくる生物も積極的に襲ったことでしょう。
表面には爪の化石によく見られる小さな孔が多数見られます。プリパレーターからは補修は部分的で、総じてナチュラルであることを確認済みです。
地面を踏みしめる力強さ、分厚さなどいかにもフットクロウらしい形状をしています。
鋭い先端部。
根本から撮影。この分厚さこそ、フットクロウの特徴と言えます。スコミムスに限らず、フットクロウの多くはこのように幅広の形をしています。
長い方の辺にそって186ミリに達する巨大なフットクロウです。手にとると270グラムオーバーあるずっしり重い標本。巨大な恐竜のフットクロウであることが感触からも伝わってきます。オーナーしか味わえない特権です。
血抜き溝が保存された美しい標本です。
100円玉との比較。西アフリカ、ニジェールで発見された、巨大恐竜、スコミムス・テレネンシスの巨大なフットクロウの化石です。
商品スペック
商品ID | di1607 |
---|---|
年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | これぞ博物館級!モンスターサイズ!至極のコレクション!西アフリカ、ニジェールで発見された、巨大恐竜、スコミムス・テレネンシスの巨大なフットクロウの化石(Suchomimus tenerensis) |
産地 | Niger |
サイズ | カーブ計測18.6cm 278g |
商品解説 | モンスターサイズ!至極のコレクション!西アフリカ、ニジェールで発見された、巨大恐竜、スコミムス・テレネンシスの巨大なフットクロウの化石(Suchomimus tenerensis) |
スコミムスとは?
超巨大ワニの怪獣スコミムス
「ワニもどき」を意味するスコミムスは、中生代白亜紀中期(1.2~1.1億年前)にアフリカのサハラに生息していた11mの巨大な怪獣です。
スコミムスは、映画”ジュラシックパーク3”でT-rexと壮絶な戦いを演じ勝利した、あのスピノサウルスの仲間で、当時、水で溢れていたサハラの王者として君臨していました(※スピノサウルスはスコミムスが 台頭した、少し後に現れます)。
超巨大ワニ?
スコミムスは、他の巨大な獣脚類たとえばティラノサウルスなどと違い、非常に長細い頭部骨格を持っていました。歯は鋭いというよりも太く、やや後方に反り返るように伸びていました。頭部骨格が現生のワニ、特にクロコダイルをそのまま巨大化したような恐ろしい外観から、主に魚類を獲物にしていたのではないか、と考えられています。その点では、まるで、現在のインドに存在するガビアルが超巨大化化したようなクリーチャーであったといえるかもしれません。
巨大魚を食いちぎるパワー
全体的な外観の印象から、非常に厚みがある巨体をしており、大変力強く、恐ろしい恐竜であることが分かります。実際、当時世界的に反映していた巨大魚レピドテスをばりばり食べていたのでしょう。信じられないことに、このレピドテスは我々人間ほどの大きさがあるのです。2-3匹まとめて一飲みしたのでしょうか。しかも、このレピドテスは現在の魚のようなやわらかい鱗ではありません。硬骨魚と呼ばれ、全身を骨のような硬い鱗で完全防護していました。それにも関わらず・・・、まったく凄まじいアゴ力(ぢから)です。
オーバーヒートするほどの巨体
スコミムスはその巨体から体温が上昇しやすい特徴があったのでしょうか、背骨を大きく肥大させることで、体の表面積を増していました。これにより、体温を迅速に逃がすことができたと考えられています。この身体的特徴は、スピノサウルス科の恐竜に共通です。
バリオニクスとの関係
このスコミムスはたびたび、同じ時代に同じ場所で繁栄した巨大肉食獣のバリオニクスと比較されます。バリオニクスは非常に大きなカギ爪を持っていることで有名ですが、全体的な印象としては、スコミムスを一回り小さくしたような外観をしています。その為、バリオニクスはスコミムスの幼少期ではなかった、と主張する古生物学者もいます。
画像「バリオニクス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org
発見と名前の由来
スコミムスは最も著名な恐竜発掘学者の一人であるポール・セレノ博士らによって1997年にニジェールのテネレ砂漠で発見されました。博士らは、全身骨格の2/3を発掘し、ほぼ全身の外観を明らかにすることに成功しました。現生のワニによく似ていることから、「ワニもどき」の意味を持つ、スコミムスという名が付けられました。
画像「スコミムス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org