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ナチュラル&重い!あえて再修復しないスタイル!中腹から根本にかけて大きな欠けがある、カルカロドントサウルス(Carcharodontosaurus)の巨大歯の化石/【di1580】
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こちらはカルカロドントサウルスの巨大な部分化石です。ご覧の通り、非常に特徴的な化石で、片側のミドルセクションからルートにかけて欠損が見られます。その他の部分は、ご覧の通りナチュラルな状態を保っています。通常、こうした場合、欠損部をリコンストラクション(再修復)するのが通例ですが、こちらの標本ではそのような作業は行われていません。内部の構造がどのようになっているか、一目で確認できる標本は稀少です。もちろん、ご自身で再修復を試みることも一つの楽しみかもしれませんが、このまま貴重な標本としてお楽しみいただければ幸いです。
ロングカーブ計測で10センチ近い、紛れもない巨大な歯です。カルカロドントサウルスは史上最大級の獣脚類恐竜ではありますが、ここまでの大きさを持つ歯化石は希少です。長さに加えて重みがあります。
ロングカーブサイドはほぼすべて残されていて、トップチップも保存されています。
表面の濃い茶色の部分はエナメル質で、歯冠の表面を覆う硬い組織です。エナメル質の色は堆積環境によって変化します。また、この標本ならではの利点として、エナメル質の厚みを正確に測定することができます。
内部をご覧いただきましょう。通常、扁平な形状とされるカルカロドントサウルスの歯化石としては、驚くほどの厚みがあります。
一部のセレーション(ギザギザの部分)が保存されています。カルカロドントサウルスの歯化石は一般的に扁平で、鋭いセレーションが備わっているため、しばしばステーキナイフに例えられます。これは、獲物の肉を"切り裂く"ために進化したと考えられています。
写真の上辺に沿って96ミリという、非常に立派な歯化石です。
100円玉との比較。中腹から根本にかけて大きな欠けがある、カルカロドントサウルスの巨大歯化石です。あえて再修復がなされていない特徴的な標本です。普段見ることが出来ない中身をじっくりご覧いただけます。
商品スペック
商品ID | di1580 |
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年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | ナチュラル&重い!あえて再修復しないスタイル!中腹から根本にかけて大きな欠けがある、カルカロドントサウルス(Carcharodontosaurus)の巨大歯の化石 |
産地 | Morocco |
サイズ | ロングカーブ計測9.6cm |
商品解説 | ナチュラル&重い!あえて再修復しないスタイル!中腹から根本にかけて大きな欠けがある、カルカロドントサウルス(Carcharodontosaurus)の巨大歯の化石 |
カルカロドントサウルスとは?
ティラノの地位をおびやかす最強説
カルカロドントサウルスは古生物学者ポール・セレノにより、1996年に発見されました。カルカロドントサウルスが発見されるまでは、最強の恐竜は、T-rexで決まりでしたが、カルカロドントサウルスの発見によって、その地位が揺るぎ始めました。
事実、発見された頭部から推測されるには、カルカロドントサウルスはT-rexよりも大きく、全長15m近くまで成長し、体重は7tにも及びました。
画像「カルカロドントサウルス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org
この驚くべきサイズにより、カルカロドントサウルスはアフリカのティラノサウルスの意味で、アフリカンT-rexの別名があります。仮に、カルカロドントサウルスのほうがT-rexより先に発見されていれば、T-rexこそが、アメリカンカルカロドントとでも呼ばれていたのでしょうか。
科学者らの研究によれば、少なくとも時速30kmで走り、アフリカの大地の覇権を完全に手中に収めていたと考えられています。
名前の由来
まさにこの鋭い歯が現生のホオジロザメ(カルカロドン)に酷似していたことから、ホオジロザメのようなトカゲという意味で付けられました。
画像「カルカロドントサウルス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org
歯の特徴
カルカロドントサウルスの歯は特徴的で、断面が平面状かつ、薄めであり、逆に幅が非常に広いため、骨を砕いて捕食すると言うよりは、骨から肉をそぎとっていたとされる。日本刀の切れ味ごとく肉を切り落とし、優雅にハントしていたのかもしれません。
前肢(まえあし)
T-rexは巨大な脚に対して、ひ弱な前肢が有名ですが、カルカロドントサウルスの前肢は、それとは異なり、かなり頑丈であったとされる。前肢を使って、相手の動きを止め、鋭い歯で噛み付き、出血死させていたことでしょう。くわばらくわばら。