- 化石セブン【HOME】
- 化石販売
- 恐竜の化石販売
- 鳥脚類の化石販売
- エドモントサウルスの化石販売
- ベリーレア!白亜紀後期の巨大恐竜ハドロサウルス科エドモントサウルス(Edmontosaurus)の頚椎(首)骨の化石
ベリーレア!白亜紀後期の巨大恐竜ハドロサウルス科エドモントサウルス(Edmontosaurus)の頚椎(首)骨の化石/【di1536】
日本全国送料0円 この商品について質問する 探して欲しい商品がある
SOLD OUT 売却済み | スマホ向けサイトのトップページはこちら
こちらは、極めて希少な標本です。なんとエドモントサウルスの頚椎の化石です。一般マーケットでは販売されることが少ない希少な標本です。こちらは数年前のミネラルショーで売買されたオールドコレクションです。一般マーケットで売買される標本の多くは歯を始めとする部分化石ですが、こちらは頚椎(けいつい、首を構成する骨)の化石です。
首はこのような頚椎が靭帯を介していくつか連結し構成されています。頭部に近い頚椎と脊椎に近い頚椎とでは形状がいくらか変わりますが、どちらに近いかまでは同定されていません。写真右側に出っ張っているのが棘突起で、中央にあるのが椎体、写真上下に伸びている横突起です。
横突起をアップで撮影。ご覧のように各部位は極めてナチュラルで、露頭で採集された標本を丁寧に結び合わせたものです。通常、このような大型でかつ戦士差な化石は露頭で石膏ジャケットとして固め、ラボに戻ってから分離、結合されるのが一般的な手順です。結合したのち一定期間を経て化学反応(※)が収まったことを確認して、標本として完成させます。(※)土深くに眠っていた化石は採集され酸素に晒されることで風化が進みやすくなることがあります。それを防ぐため、結合したのち常温常湿の環境で一定期間、保管し安定させます。
今度は上から見てみましょう。左右に伸びている大きな出っ張りは横突起、上側に伸びているのが、棘突起です。
こちらはの化石はカナダ・アルバータ州ドラムヘラーのジュディシュリバー層から採集された標本です。
エドモントサウルスは吻部に特徴があり、カモノハシ恐竜と呼ばれます。ハドロサウルス科の最も有名な恐竜として知られています。ハドロサウルスの仲間の多くは頭部に大きなトサカがあり内部は空洞だったとされます。そのため鳴き声に特徴があったという説があります。一方で異性に対するビジュアル的なアピールだったという説も有力です。あるいはその両方。
椎体のセクション。
棘突起をアップで撮影。頚椎は脊椎と違い、棘突起が短い傾向があります。
ご覧のように各パーツはナチュラルで表面のシワなど、細部まで確認できます。
巨大な恐竜であるエドモントサウルスらしい、巨大な頚椎です。左右およそ20センチもあります。エドモントサウルスの大きな頭部を支持し、太い神経を保護していた骨です。
100円玉との比較。カモノハシ恐竜こと、エドモントサウルスの首を構成していた頚椎の化石です。各部位が保存されたナチュラルな標本です。一般マーケットではまず見かけない希少品です。
商品スペック
商品ID | di1536 |
---|---|
年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | ベリーレア!白亜紀後期の巨大恐竜ハドロサウルス科エドモントサウルス(Edmontosaurus)の頚椎(首)骨の化石 |
産地 | Drumheller, Alberta, Canada |
サイズ | 19.8cm×10.6cm×厚2.6cm |
商品解説 | Judith River Formation |
ハドロサウルスとは?
ウロコあり、クチバシありのユニーク恐竜、ハドロサウルス
ハドロサウルス(Hadrosaurus)は、約6500万年前の中生代白亜紀後期といわれる時代、アメリカやカナダに生息した大型草食恐竜です。
鳥脚類ハドロサウルス科に分類され、全長は7~10メートルで、非常に大きく頑丈なつくりをしていました。
名前の由来もは、見た目どおりで「がんじょうなトカゲ」。
カモのような平たいくちばしをもち、皮膚は細かいウロコで覆われている恐竜です。
ハドロサウルス科の恐竜には、パラサウロロフス、エドモントサウルス、マイアサウラなどがいます。
アメリカ、ニュージャージー州のヒーロー!?ハドロサウルス
ハドロサウルスは、そのユニークな体型が人気のカモノハシ恐竜とよばれている認知度の高い恐竜ですが、実は、恐竜の歴史的にも非常に重要な位置を占める恐竜でもあります。
それというのも、ハドロサウルスは、北アメリカで最初に学名がついた恐竜だからです。
アメリカのニュージャージー州で、恐竜の部分的な骨格が1838年に発見されます。
約20年間かけて発掘が行われた結果、1858年に古生物学者J・ライディによって「ハドロサウルス」という名前がつけられます。
多種多様な恐竜が発掘されているアメリカにおいて、最初に学名がついたのが、ハドロサウルスなのです。
1991年には、ニュージャージー州が、ハドロサウルスを公式な州の恐竜として認定しました。
謎が多かった恐竜、ハドロサウルス
ハドロサウルスは平らな角質のくちばしをもつカモノハシ竜とよばれる草食恐竜です。
19世紀中盤、北米で発見されるものの、部分的な化石しかなく、謎の多い恐竜でした。
140年後の1999年、当時17歳の高校生が一部の化石を発見し、2006年には全身化石が発掘されると次々と謎が明らかになったのです。
あのティラノサウルスから逃げ切る速さを持つ!?
ハドロサウルスは平らな角質のくちばしをもつカモノハシ竜とよばれる草食恐竜です。
ハドロサウルスは何と時速45キロで移動していたようです。当時最強といわれたティラノサウルス(時速30キロ程度)をはるかに上回る「逃げ切りタイプ」のすばしっこい恐竜でした。
体の表面にウロコがあったって本当?
本当です。ハドロサウルスの皮膚には体の表面に細かいウロコを備えています。このウロコは、敵から身を守る保護色に役立ったようです。皮膚は化石になりにくいため、恐竜皮膚化石はほとんど見つからない非常に稀少なものですが、ハドロサウルスは硬いウロコで覆われていたため、皮膚化石として発見されるものもあり、その点でも有名な恐竜です。
歯がとにかく頑丈!デンタルバッテリーで植物を噛み砕く!
デンタルバッテリーとは、束のようになってびっしりと並んだ小さな歯のことをいいます。我々ヒトの歯は、一生に一度しかはえかわりません。でも、恐竜の歯は歯の生えている骨の内部にいつくもの新しい歯を備えていて、古くなったら生え変わっていました。ハドロサウルスは植物を食べる草食恐竜ですが、その歯は1つの板状になっていて、硬い植物で歯がすり減ると、すぐに次の歯が入れ替っていたのです。デンタルバッテリーとは、歯の集まったものという意味で使われています。私たちは歯のケアを怠ると、二度と生えてこないので入れ歯をしたり、インプラントをしたり大変です。恐竜たちがうらやましい限りです。恐竜たちは歯磨きをしなくても全く問題なかったというわけです。
日本の恐竜とつながりがある!?ハドロサウルス
日本ではじめて恐竜の化石が発見されたのは1978年のことですが、正確にいうと「日本列島で初めて」という注釈がつきます。実は1934年にサハリン島とよばれる、北海道より北側の大きな島から恐竜の化石が見つかっています。その名も「ニッポノサウルス」。ニッポノサウルスは、鳥脚類ハドロサウルス科の仲間で、歯はなく、クチバシと小さなトサカが特徴の恐竜です。全長約4メートル、体重約1トンの恐竜で、約8000万年前の白亜紀後期に生息していました。現在ロシアが統治しているサハリン島は、樺太として、1905年から1946年まで日本の領地でした。この恐竜が発見されたのは1934年、つまり当時は日本領だったために、「サハリンの日本のトカゲ」という意味の「ニッポノサウルス・サハリネンシス」という名前がついたのです。ニッポノサウルスは北海道帝国大学(今の北海道大学)の教授による、初めて日本人によって研究、記載された恐竜でした。ですが、ロシアとの領土問題をめぐり、現在ではニッポノサウルスを「日本初の恐竜です!」と純粋に宣言するには至らない状況となっているようです。いずれにせよ、ユーラシア大陸の東方で約8000万年前に恐竜が存在したという事実は変わりません。