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美しい!白亜紀の硬い鱗をもつ魚を貫いたであろう、鋭い刃先を持つスピノサウルス(Spinosaurus)の歯化石/【di1504】
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こちらはおよそ1億年前の北アフリカに棲息していたスピノサウルスの歯化石です。
スピノサウルスは英語ではSpinosaurusと書きます。Spino(棘あるいは脊椎)とSaurus(トカゲ)を合わせて命名されたものと思われます。スピノサウルスは背中に大きな帆のような構造を持っています。脊椎骨の棘突起が巨大化したもので、その特徴を捉えて、Spinoという言葉が冠されたのでしょう。ちなみに、その帆は熱を放散する効果があったと考えられています。スピノサウルスは史上最大級の獣脚類恐竜の一つで、その巨体がゆえ熱がこもってしまうため、当該特徴を持つに至ったとの説です。また、熱を放散するため、その一生の半分あるいは大半を水中で棲息したと考えられるようになりました(以前は陸棲と思われていた)。現世のワニのような生活をしていたのかもしれませんね。
長辺にそって83ミリ。立派で美しいカーブを描く歯化石です。
周長72ミリ。太い!
色が濃い部分が歯茎より上の部分(歯冠)。根本に近い色の薄い部分は歯茎の内部にあった部分(歯根)です。
根本から撮影。分厚い根本。
ロングカーブ計測で83ミリ。スピノサウルスの歯化石のなかでも立派な部類。そして美しい。
100円玉との比較。白亜紀の硬い鱗をもつ魚を貫いたであろう、鋭い刃先を持つスピノサウルスの歯化石です。
商品スペック
商品ID | di1504 |
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年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | 美しい!白亜紀の硬い鱗をもつ魚を貫いたであろう、鋭い刃先を持つスピノサウルス(Spinosaurus)の歯化石 |
産地 | Morocco |
サイズ | ロングカーブ計測8.3cm 周長7.2cm |
商品解説 | 美しい!白亜紀の硬い鱗をもつ魚を貫いたであろう、鋭い刃先を持つスピノサウルス(Spinosaurus)の歯化石 |
スピノサウルスとは?
スピノサウルスの歯の特徴
例えるなら、「かっちかちの石のたけのこ」です。見た目はたけのこみたいでやわらかそうですが、手にするとずっしり重くて冷たいです。こんな尖った石のような歯が古代の水辺で毎日のように魚に突き刺さりまくっていたとは・・・。魚も即死どころのさわぎではなく、一瞬でこの石のたけのこが何本もささり原型をとどめていなかったことでしょう。
スピノサウルスの名前の由来
トゲのあるトカゲの意味。1915年にエジプトで発見。ジュラシックパーク3でティラノサウルスとの一戦以来人気が爆発。
スピノサウルスのサイズ
実は肉食恐竜最大の17m(ティラノサウルスは13m)。体重は4トン。
スピノサウルスの特徴
ワニのような細長い鼻面で、背中には1.8メートルにもなる大きな帆をもつ。この帆は脊椎骨から一本一本直接延長したもので、それらを皮膚がつないでいる(うちわのような構造)。雄同士の威嚇、体温調整の役目があったとされる。
スピノサウルスの食性
口元はワニのような形状をしていることから、魚食性だったと考えられてる。歯の化石はセレーションがなく表面に溝があり魚などを串刺ししやすい構造になっている。
ちなみにかつてはセレーションがないことから肉食でもスカベンジャー(死肉食者)とされていたが、最近になって顎の先端部分が見つかり、ワニのような口をしていたことが分かった。
画像「スピノサウルス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org
スピノサウルスの化石は多くが第2次大戦で失われてしまったので、まだまだ全身の復元は進んでいない。
スピノサウルスのかぎ爪
肉食恐竜らしい獰猛なカギ爪は「つかんだ獲物は逃がさない」といわんばかりの湾曲具合。当店でも取り扱っています。
左からスピノサウルス、ギガノトサウルス、カルカロドントサウルス、ティラノサウルス、マプサウルス
画像「スピノサウルス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org