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連結すると25センチ!恐るべきサイズ、肉食恐竜スピノサウルス(Spinosaurus)のハンドクロウ(プラス接骨2つ付き)/【di1645】
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こちらは恐竜、スピノサウルスのハンドクロウ(手指の爪)の化石です。長い辺を計測して19センチという非常に立派な標本です。
手のひらと比べると、その大きさが一目瞭然です。スピノサウルスは約1億年前の北アフリカの水辺に生息していた、史上最大級の肉食恐竜です。一生の半分以上を、水中で暮らしていたと考えられています。以前の恐竜では陸棲恐竜と思われていましたが、その巨体を支えるには、水中で生息していたと考えるのが妥当と推察されています。成長すると体長は15メートルから18メートルと推定されています。まさに史上最大級の肉食恐竜と言えるでしょう。
血抜き溝と呼ばれる窪み。獲物に突き刺した後、爪にかかる圧力を抑え、抜きやすくする役割があったと考えられています。
ハンドクロウはフットクロウと比べると扁平でシャープな印象を受けます。フットクロウは獲物を仕留める機能のほかに地面を蹴る役割を兼ね備えていたのに対して、ハンドクロウは主に獲物を仕留めるために使われていたと思われます。それゆえシャープな形をしているのかもしれませんね。
非常に鋭い爪先。スピノサウルスは、北米マーストリヒチアンのティラノサウルス・レックスなどと比べると、非常に太く長い前足を備えていました。その爪もそれに見合った大きさのものが化石として見つかります。
根本のセクション。
扁平とはいえ、根本は非常に分厚くなります。
2つの接骨(指骨)も付属します。
爪と接する指の骨です。
両面ともに血抜き溝が見られます。
根本は分厚い!
爪単体でカーブ計測19センチ、全体を約25センチ。
写真では伝えきれないと思いますが、実物は驚くほど大きな標本です。さすがは史上最大級の獣脚類恐竜、スピノサウルスのハンドクロウです。
商品スペック
商品ID | di1645 |
---|---|
年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | 連結すると25センチ!恐るべきサイズ、肉食恐竜スピノサウルス(Spinosaurus)のハンドクロウ(プラス接骨2つ付き) |
産地 | Atlas Mountains, Kem Kem Basin, Morocco |
サイズ | 爪のみ、カーブ計測19cm 最厚部2.7cm 接骨部 幅5cm 4.9cm 3つ並べて直線距離 約25cm |
商品解説 | 連結すると25センチ!恐るべきサイズ、肉食恐竜スピノサウルス(Spinosaurus)のハンドクロウ(プラス接骨2つ付き) |
スピノサウルスとは?
スピノサウルスの歯の特徴
例えるなら、「かっちかちの石のたけのこ」です。見た目はたけのこみたいでやわらかそうですが、手にするとずっしり重くて冷たいです。こんな尖った石のような歯が古代の水辺で毎日のように魚に突き刺さりまくっていたとは・・・。魚も即死どころのさわぎではなく、一瞬でこの石のたけのこが何本もささり原型をとどめていなかったことでしょう。
スピノサウルスの名前の由来
トゲのあるトカゲの意味。1915年にエジプトで発見。ジュラシックパーク3でティラノサウルスとの一戦以来人気が爆発。
スピノサウルスのサイズ
実は肉食恐竜最大の17m(ティラノサウルスは13m)。体重は4トン。
スピノサウルスの特徴
ワニのような細長い鼻面で、背中には1.8メートルにもなる大きな帆をもつ。この帆は脊椎骨から一本一本直接延長したもので、それらを皮膚がつないでいる(うちわのような構造)。雄同士の威嚇、体温調整の役目があったとされる。
スピノサウルスの食性
口元はワニのような形状をしていることから、魚食性だったと考えられてる。歯の化石はセレーションがなく表面に溝があり魚などを串刺ししやすい構造になっている。
ちなみにかつてはセレーションがないことから肉食でもスカベンジャー(死肉食者)とされていたが、最近になって顎の先端部分が見つかり、ワニのような口をしていたことが分かった。
画像「スピノサウルス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org
スピノサウルスの化石は多くが第2次大戦で失われてしまったので、まだまだ全身の復元は進んでいない。
スピノサウルスのかぎ爪
肉食恐竜らしい獰猛なカギ爪は「つかんだ獲物は逃がさない」といわんばかりの湾曲具合。当店でも取り扱っています。
左からスピノサウルス、ギガノトサウルス、カルカロドントサウルス、ティラノサウルス、マプサウルス
画像「スピノサウルス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org