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大きく鋭い!美しい弧を描く、恐竜、スピノサウルス(Spinosaurus)のハンドクロウと接骨の化石/【di1450】
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こちらはカーブ計測で20センチに達する非常に大きなスピノサウルスのハンドクロウ(手爪)の化石です。
クロウと接する指骨の化石もあり。
手のひらと比較するとすぐに分かるその大きさ。スピノサウルスは史上最大級の獣脚類恐竜として知られています。ティラノサウルス・レックス等と比較すると、腕はかなり立派で大きな指と爪を有していました。主に魚を捕食していましたが、この爪で水辺に現れる恐竜をも手にかけたことでしょう。
クロウの中央を走っている溝は血抜き溝と呼ばれます。突き刺した相手の肉からの圧力で折れることを予防する効果や血を流れやすくする効果があったとされています。
接骨です。
接骨の断面を撮影。
鋭い湾曲部。
ハンドクロウはご覧のように扁平です。フットクロウに比べると顕著です。
こんな爪先で引っかかれでもしたら・・・。
ミドルセクションの血抜き溝の部分を撮影。
根本のセクションです。
スピノサウルスは映画ジュラシックパークで復元され、一般にその姿が知られるようになりました。ぜひそのシーンを見ながら化石を楽しんで頂きたいと思います。
爪の部分のみでカーブ計測20センチほど。直線では17センチほどです。接骨と合わせて、直線で23センチほどあります。最大とまではいえませんが、非常に大きな個体でです。
100円玉との比較。非常に美しい弧を描く、スピノサウルスのハンドクロウです。
商品スペック
商品ID | di1450 |
---|---|
年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | 大きく鋭い!美しい弧を描く、恐竜、スピノサウルス(Spinosaurus)のハンドクロウと接骨の化石 |
産地 | Atlas Mountains, Kem Kem Basin, Morocco |
サイズ | 爪のみ、カーブ計測20.4cm 最厚部1.9cm 接骨部 幅5.6cm 2つ並べて直線距離 約23cm |
商品解説 | 大きく鋭い!美しい弧を描く、恐竜、スピノサウルス(Spinosaurus)のハンドクロウと接骨の化石 |
スピノサウルスとは?
スピノサウルスの歯の特徴
例えるなら、「かっちかちの石のたけのこ」です。見た目はたけのこみたいでやわらかそうですが、手にするとずっしり重くて冷たいです。こんな尖った石のような歯が古代の水辺で毎日のように魚に突き刺さりまくっていたとは・・・。魚も即死どころのさわぎではなく、一瞬でこの石のたけのこが何本もささり原型をとどめていなかったことでしょう。
スピノサウルスの名前の由来
トゲのあるトカゲの意味。1915年にエジプトで発見。ジュラシックパーク3でティラノサウルスとの一戦以来人気が爆発。
スピノサウルスのサイズ
実は肉食恐竜最大の17m(ティラノサウルスは13m)。体重は4トン。
スピノサウルスの特徴
ワニのような細長い鼻面で、背中には1.8メートルにもなる大きな帆をもつ。この帆は脊椎骨から一本一本直接延長したもので、それらを皮膚がつないでいる(うちわのような構造)。雄同士の威嚇、体温調整の役目があったとされる。
スピノサウルスの食性
口元はワニのような形状をしていることから、魚食性だったと考えられてる。歯の化石はセレーションがなく表面に溝があり魚などを串刺ししやすい構造になっている。
ちなみにかつてはセレーションがないことから肉食でもスカベンジャー(死肉食者)とされていたが、最近になって顎の先端部分が見つかり、ワニのような口をしていたことが分かった。
画像「スピノサウルス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org
スピノサウルスの化石は多くが第2次大戦で失われてしまったので、まだまだ全身の復元は進んでいない。
スピノサウルスのかぎ爪
肉食恐竜らしい獰猛なカギ爪は「つかんだ獲物は逃がさない」といわんばかりの湾曲具合。当店でも取り扱っています。
左からスピノサウルス、ギガノトサウルス、カルカロドントサウルス、ティラノサウルス、マプサウルス
画像「スピノサウルス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org