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クロウ部分だけで215ミリという最大級のサイズ!!あのスピノサウルス(Spinosaurus)のハンドクロウ化石。特大、幅広、厚みあり!接骨2つ付き。/【di1449】
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こちらはおよそ1億年前の北アフリカの水辺の食物連鎖の頂点に君臨したスピノサウルスのハンドクロウ(手爪)の化石です。ご覧のように非常に大きな標本で、カーブ計測で215ミリもあります。弊社で取り扱った中でも最大級の標本です。スピノサウルスは史上最大級の獣脚類恐竜の一つで、成長すると15メートルにも達したとされます。映画ジュラシックパーク3で登場し、またたく間に世界中にその名を知られるようになりました。
クロウの中央を走るくぼみは血抜き溝などと呼ばれます。爪を獲物の肉から抜けやすくするためとか、折れにくくするためとか、様々な効果があるとされています。
幸運なことは2つの指骨があること。我々ヒトのツメとは違い、スピノサウルスの爪は骨でできていました(ヒトのツメはケラチンというタンパク質)。
ただ、表面は普通の骨とは少し異なり、細かな空隙があります。これはトリケラトプスのフリルやホーン、骨の接合部でもよく見られる構造です。
何しろ大きい。まさに最大級のハンドクロウです。
スピノサウルスは近年研究が進み、以前は陸棲生物だと思われていたのが、現在では水陸両生だったと考えられています。そのあまりの巨体を陸上で支えるのは骨格的に難しかったのではないかというのです。現世の巨大なワニと似たような棲息様式だったのかもしれませんね。
普段は魚食性だったと考えられています。この巨大なクロウで水辺に水を飲みに来た恐竜らを手に掛けたのかもしれません。
2つの指の骨。
こちらは根本から撮影。ハンドクロウは薄く、フットクロウとは全く形が異なります。
独特の鋭いカーブを描きます。
3つ合わせると、およそ26センチもある、非常に大きなハンドクロウです。
100円玉との比較。ハンドクロウ部分だけでもこの大きさ。まさに最大級、非常に立派なメガサイズのハンドクロウの化石です。史上最大級の肉食恐竜、スピノサウルスの名にふさわしい標本です。
商品スペック
商品ID | di1449 |
---|---|
年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | クロウ部分だけで215ミリという最大級のサイズ!!あのスピノサウルス(Spinosaurus)のハンドクロウ化石。特大、幅広、厚みあり!接骨2つ付き。 |
産地 | Atlas Mountains, Kem Kem Basin, Morocco |
サイズ | ハンドクロウカーブ計測21.5cm 接骨部 幅4.7cm 4.6cm 3つ並べて直線距離 約26cm |
商品解説 | クロウ部分だけで215ミリという最大級のサイズ!!あのスピノサウルス(Spinosaurus)のハンドクロウ化石。特大、幅広、厚みあり!接骨2つ付き。 |
この商品を購入されたお客様のお声
大変貴重なスピノサイルスのハンドクロウ有難うございました。最近、近辺の子供たちが恐竜に興味あり、この化石にも興奮するものと思います。毎々、提供有難うございます。今後ともよろしくお願い致します。
埼玉県/男性
スピノサウルスとは?
スピノサウルスの歯の特徴
例えるなら、「かっちかちの石のたけのこ」です。見た目はたけのこみたいでやわらかそうですが、手にするとずっしり重くて冷たいです。こんな尖った石のような歯が古代の水辺で毎日のように魚に突き刺さりまくっていたとは・・・。魚も即死どころのさわぎではなく、一瞬でこの石のたけのこが何本もささり原型をとどめていなかったことでしょう。
スピノサウルスの名前の由来
トゲのあるトカゲの意味。1915年にエジプトで発見。ジュラシックパーク3でティラノサウルスとの一戦以来人気が爆発。
スピノサウルスのサイズ
実は肉食恐竜最大の17m(ティラノサウルスは13m)。体重は4トン。
スピノサウルスの特徴
ワニのような細長い鼻面で、背中には1.8メートルにもなる大きな帆をもつ。この帆は脊椎骨から一本一本直接延長したもので、それらを皮膚がつないでいる(うちわのような構造)。雄同士の威嚇、体温調整の役目があったとされる。
スピノサウルスの食性
口元はワニのような形状をしていることから、魚食性だったと考えられてる。歯の化石はセレーションがなく表面に溝があり魚などを串刺ししやすい構造になっている。
ちなみにかつてはセレーションがないことから肉食でもスカベンジャー(死肉食者)とされていたが、最近になって顎の先端部分が見つかり、ワニのような口をしていたことが分かった。
画像「スピノサウルス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org
スピノサウルスの化石は多くが第2次大戦で失われてしまったので、まだまだ全身の復元は進んでいない。
スピノサウルスのかぎ爪
肉食恐竜らしい獰猛なカギ爪は「つかんだ獲物は逃がさない」といわんばかりの湾曲具合。当店でも取り扱っています。
左からスピノサウルス、ギガノトサウルス、カルカロドントサウルス、ティラノサウルス、マプサウルス
画像「スピノサウルス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org