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美しいフォルム、粒が揃ったセレーション、ナチュラルなパターンを残るエナメル質など、注目点が多数ある上質のカルカロドントサウルス(Carcharodontosaurus)の歯化石/【di1447】
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こちらは白亜紀の時代の北アフリカに棲息していた、巨大な肉食恐竜、カルカロドントサウルスの歯化石です。ご覧のように非常に美しい形をしています。
カルカロドントサウルスの歯化石はステーキナイフに例えられます。刃先は尖っていて獲物を突き刺すことができ、左右の稜線には鋭いセレーション(ギザギザの部分)がありました。こちらの歯化石はその特徴が備わったいかにも典型的な標本と言えます。
カルカロドントサウルスはその地域で食物連鎖の頂点に君臨していた恐竜で、北米のティラノサウルスに勝るとも劣らない、極めて大きな体をしていました。ただ、同時期、同地域にスピノサウルスというこれまた巨大な恐竜がいたことが分かっています。両者は狩場を分け、闘争することなく棲息していたと考えられています。スピノサウルスは主に水棲、カルカロドントサウルスは陸棲でした。
こちらの歯化石は非常に美しいフォルムをしています。シャープで扁平な点は、いかにもカルカロドントサウルスの歯化石らしいと言えます。
先端付近をアップで撮影。ナチュラルで美しいエナメル質のパターンを拝めるだけでなく、左右の稜線にはセレーション(ギザギザの部分)が残存しています。
ご覧のようにカルカロドントサウルスの歯化石は左右に稜線があり、扁平な形をしています。ナイフに例えられる理由ですね。
長いほうの辺にそって62ミリほどあります。
100円玉との比較。まさにコレクティブアイテム。美しいフォルム、粒が揃ったセレーション、ナチュラルなパターンを残るエナメル質など、注目点が多数ある上質の歯化石です。
商品スペック
商品ID | di1447 |
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年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | 美しいフォルム、粒が揃ったセレーション、ナチュラルなパターンを残るエナメル質など、注目点が多数ある上質のカルカロドントサウルス(Carcharodontosaurus)の歯化石 |
産地 | Kem Kem basin, Morocco |
サイズ | ロングカーブ計測6.2cm 周長5.9cm |
商品解説 | 美しいフォルム、粒が揃ったセレーション、ナチュラルなパターンを残るエナメル質など、注目点が多数ある上質のカルカロドントサウルス(Carcharodontosaurus)の歯化石 |
カルカロドントサウルスとは?
ティラノの地位をおびやかす最強説
カルカロドントサウルスは古生物学者ポール・セレノにより、1996年に発見されました。カルカロドントサウルスが発見されるまでは、最強の恐竜は、T-rexで決まりでしたが、カルカロドントサウルスの発見によって、その地位が揺るぎ始めました。
事実、発見された頭部から推測されるには、カルカロドントサウルスはT-rexよりも大きく、全長15m近くまで成長し、体重は7tにも及びました。
画像「カルカロドントサウルス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org
この驚くべきサイズにより、カルカロドントサウルスはアフリカのティラノサウルスの意味で、アフリカンT-rexの別名があります。仮に、カルカロドントサウルスのほうがT-rexより先に発見されていれば、T-rexこそが、アメリカンカルカロドントとでも呼ばれていたのでしょうか。
科学者らの研究によれば、少なくとも時速30kmで走り、アフリカの大地の覇権を完全に手中に収めていたと考えられています。
名前の由来
まさにこの鋭い歯が現生のホオジロザメ(カルカロドン)に酷似していたことから、ホオジロザメのようなトカゲという意味で付けられました。
画像「カルカロドントサウルス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org
歯の特徴
カルカロドントサウルスの歯は特徴的で、断面が平面状かつ、薄めであり、逆に幅が非常に広いため、骨を砕いて捕食すると言うよりは、骨から肉をそぎとっていたとされる。日本刀の切れ味ごとく肉を切り落とし、優雅にハントしていたのかもしれません。
前肢(まえあし)
T-rexは巨大な脚に対して、ひ弱な前肢が有名ですが、カルカロドントサウルスの前肢は、それとは異なり、かなり頑丈であったとされる。前肢を使って、相手の動きを止め、鋭い歯で噛み付き、出血死させていたことでしょう。くわばらくわばら。