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ロングカーブ計測で12センチに達する、長く美しいスピノサウルス(Spinosaurus)の歯化石/【di1384】
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こちらは1億年前の北アフリカに棲息していた巨大な獣脚類恐竜、スピノサウルスの歯根付きの長い歯化石です。
歯冠部分をアップで撮影。
歯根を合わせると、カーブ計測で12センチに達する、とても長い歯化石です。
スピノサウルスは海辺に棲息し、主に魚を補食していたと考えられています。あれ程の巨体を維持するには、どれほど魚を食べなければいけなかったのでしょうか。きっとこの歯化石でも白亜紀の巨大な魚を多数捕食したことでしょう。想像するだけでもワクワクしてきますね。
スピノサウルスは以前までは陸棲恐竜と考えられてきましたが、現世では生涯のうち少なくとも半分は水中で棲息していたのではないかと考えられるようになりました。15メートル以上にも成長する巨体を支えるには、そのように考えるのが合理的だといいます。現世最大最強のナイルワニのような存在だったのかもしれません。同時期、同地域に棲息していた、同じく巨大な獣脚類恐竜であったカルカロドントサウルスとは、棲息場所を違(たが)えていたと考えられています。恐竜ファンなら誰しも夢見る両雄の激突は実際にはほとんど見られなかったのかもしれません。
縦線の入る美しいエナメル質。
太くがっしりした歯根(歯茎の中に収まっていた部分)。
非常に上質。
根本はほぼ真円です。
長いの方の辺にそって12センチ。
100円玉との比較。1億年前の北アフリカの雄、スピノサウルスの長い歯化石です。
商品スペック
商品ID | di1384 |
---|---|
年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | ロングカーブ計測で12センチに達する、長く美しいスピノサウルス(Spinosaurus)の歯化石 |
産地 | Morocco |
サイズ | ロングカーブ計測12cm 周長7cm |
商品解説 | ロングカーブ計測で12センチに達する、長く美しいスピノサウルス(Spinosaurus)の歯化石 |
スピノサウルスとは?
スピノサウルスの歯の特徴
例えるなら、「かっちかちの石のたけのこ」です。見た目はたけのこみたいでやわらかそうですが、手にするとずっしり重くて冷たいです。こんな尖った石のような歯が古代の水辺で毎日のように魚に突き刺さりまくっていたとは・・・。魚も即死どころのさわぎではなく、一瞬でこの石のたけのこが何本もささり原型をとどめていなかったことでしょう。
スピノサウルスの名前の由来
トゲのあるトカゲの意味。1915年にエジプトで発見。ジュラシックパーク3でティラノサウルスとの一戦以来人気が爆発。
スピノサウルスのサイズ
実は肉食恐竜最大の17m(ティラノサウルスは13m)。体重は4トン。
スピノサウルスの特徴
ワニのような細長い鼻面で、背中には1.8メートルにもなる大きな帆をもつ。この帆は脊椎骨から一本一本直接延長したもので、それらを皮膚がつないでいる(うちわのような構造)。雄同士の威嚇、体温調整の役目があったとされる。
スピノサウルスの食性
口元はワニのような形状をしていることから、魚食性だったと考えられてる。歯の化石はセレーションがなく表面に溝があり魚などを串刺ししやすい構造になっている。
ちなみにかつてはセレーションがないことから肉食でもスカベンジャー(死肉食者)とされていたが、最近になって顎の先端部分が見つかり、ワニのような口をしていたことが分かった。
画像「スピノサウルス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org
スピノサウルスの化石は多くが第2次大戦で失われてしまったので、まだまだ全身の復元は進んでいない。
スピノサウルスのかぎ爪
肉食恐竜らしい獰猛なカギ爪は「つかんだ獲物は逃がさない」といわんばかりの湾曲具合。当店でも取り扱っています。
左からスピノサウルス、ギガノトサウルス、カルカロドントサウルス、ティラノサウルス、マプサウルス
画像「スピノサウルス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org