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ナイスフォルム!セレーションも確認できる、カルカロドントサウルス(Carcharodontosaurus)の歯化石。/【di1343】
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ロングカーブ計測5.8センチ、十分な長さのある北アフリカ大陸肉食恐竜の王者、カルカロドントサウルスの歯化石をご紹介します。
細長く滑らかなカーブを描く形の良い歯化石です。セレーションが確認できるのも嬉しい点。
カルカロドントサウルスの学名は「サメの歯をもつトカゲ」あるいは「ギザギザのトカゲ」という意味を持っています。薄くて、ギザギザのノコギリ歯を持っているので、このような名前がつけられました。
写真上のベージュ部分は、歯根(しこん)部で、顎の中に入っていた部分。濃い茶色が、歯として見えていた部分です。
先端はまさにナイフのよう。
同時期、同地域で同じく繁栄していたスピノサウルスも巨大肉食恐竜ですが、歯の特徴が全く異なります。スピノサウルスは魚食性ですので、円錐形でワニの歯のような突き刺すタイプのフォルムですが、カルク歯は肉を切り刻むような平べったいナイフのような歯の形状をしています。スピノサウルスは水辺を餌場にしていたでしょうから、カルカロドントサウルスとは上手く棲み分けていたのでしょうね。
ロングカーブ計測5.8センチ。
カルカロドントサウルスは、北アフリカ全域で見つかっているため、白亜紀でこの地域の食物連鎖の頂点に君臨した猛者だったと考えられています。
商品スペック
商品ID | di1343 |
---|---|
年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | ナイスフォルム!セレーションも確認できる、カルカロドントサウルス(Carcharodontosaurus)の歯化石。 |
産地 | Kem Kem basin, Morocco |
サイズ | ロングカーブ計測5.8cm 周長5.2cm |
商品解説 | ナイスフォルム!セレーションも確認できる、カルカロドントサウルス(Carcharodontosaurus)の歯化石。 |
この商品を購入されたお客様のお声
初めて恐竜の化石を購入しました。植物やサメの歯等は持っていましたが化石といえば恐竜という変な思いがありまして。これでやっと化石コレクター(というほど持ってはいませんが)になった気分です。これからもよろしくお願いします。
愛知県/男性
カルカロドントサウルスとは?
ティラノの地位をおびやかす最強説
カルカロドントサウルスは古生物学者ポール・セレノにより、1996年に発見されました。カルカロドントサウルスが発見されるまでは、最強の恐竜は、T-rexで決まりでしたが、カルカロドントサウルスの発見によって、その地位が揺るぎ始めました。
事実、発見された頭部から推測されるには、カルカロドントサウルスはT-rexよりも大きく、全長15m近くまで成長し、体重は7tにも及びました。
画像「カルカロドントサウルス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org
この驚くべきサイズにより、カルカロドントサウルスはアフリカのティラノサウルスの意味で、アフリカンT-rexの別名があります。仮に、カルカロドントサウルスのほうがT-rexより先に発見されていれば、T-rexこそが、アメリカンカルカロドントとでも呼ばれていたのでしょうか。
科学者らの研究によれば、少なくとも時速30kmで走り、アフリカの大地の覇権を完全に手中に収めていたと考えられています。
名前の由来
まさにこの鋭い歯が現生のホオジロザメ(カルカロドン)に酷似していたことから、ホオジロザメのようなトカゲという意味で付けられました。
画像「カルカロドントサウルス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org
歯の特徴
カルカロドントサウルスの歯は特徴的で、断面が平面状かつ、薄めであり、逆に幅が非常に広いため、骨を砕いて捕食すると言うよりは、骨から肉をそぎとっていたとされる。日本刀の切れ味ごとく肉を切り落とし、優雅にハントしていたのかもしれません。
前肢(まえあし)
T-rexは巨大な脚に対して、ひ弱な前肢が有名ですが、カルカロドントサウルスの前肢は、それとは異なり、かなり頑丈であったとされる。前肢を使って、相手の動きを止め、鋭い歯で噛み付き、出血死させていたことでしょう。くわばらくわばら。